8時間労働なんておかしい理由とそれに対する意見

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理不尽から抜け出す方法(旧 脱古い体質キャリア論)
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 会社員になると、多くの会社では1日最低でも8時間働かなければなりません。

 「8時間?そんなの当り前だ!」と思いつつ内心は、

・「定時まだかよ・・・」

・「時間を操って早送りしたい・・・!」

とお考えではないでしょうか。そこから残業とか通勤の分だけ拘束時間が加算されます。

 私もこれまで昭和体質の企業に勤めてきましたが、まるで学校みたいですし、そこに職場の周りの騒音がプラスされると拷問です。

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 今回は、1日8時間も捧げたくない方に向けて、

・8時間も働きたくない理由

・8時間労働に対する改善策

について書いていきたいと思います。

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8時間労働なんか誰が決めた!8時間なんて長すぎる理由3選

成果に関わらず、必ず8時間会社に居なればならないから

 よく「会社で働く以上、成果を出さなければならない。」と主張している割には、会社に居る時間で評価されていると感じています。

 多くの会社では、最低でも午後5~6時まで居なければならない定時制度が設けられているため、例えば成果をめちゃくちゃ上げることで早く帰れる、といったインセンティブが働かないからです

 そうなると、定時までダラダラ作業せざるを得なくなるでしょう。その結果、会社全体の生産性が落ちますし、現在話題になっている日本経済の不調にまで関わっていると思います。

 補足ですが、私が働いている職場も1日8時間制ですが、まず仕事をしに来たはずなのに学校同然でしたし、加えて職場の外からの騒音がひどい+にもかかわらず窓を開けてくる人間もいるため、この状態で8時間も過ごしているのがマジで拷問です。

 騒音の件については一例ですが、よく「仕事をしている人は、ストレスがすごい」と耳にしてきましたが、こういう自分の人生が強制的に誰かに奪われている状態が根本原因だと思います。

8時間とは別に、通勤時間まで加わるから

 次に、通勤も含めると、実質的にもっと拘束されることになるからです。

 そもそも8時間労働制は、1日8時間を“超えないこと”が意図されているはずですし、労働基準法でも(36協定を除き)原則8時間を超えないよう規制されております。

 ところがご存知の通り、あくまで“会社に居る時間が”8時間であり(就業規則でそう決まっているでしょう)、それとは別の拘束時間も発生しています。

 例えば通勤で、私の場合ですと渋滞が酷かったです。

 車で通勤してきましたが、まず他の車がビクとも動かなかったうえ、前の信号が赤くなるのを2回繰り返したこともあります。

 渋滞を避けるために早朝に起きると確かに道は多少空きますが、今度は早く自宅を出るのでもっと時間ロスが発生してしまいます。

 合計すると、通勤+定時+帰宅まで1日最低10時間も費やしていました。

8時間も働いたら心身がきついから

 最後に、1日8時間も働くと身体・精神的にきつくなるからです。

 学生時代でも経験されたと思いますが、1日6コマなどと授業を受けるだけで、帰宅すると疲れがどっと寄せてきた記憶があるのではないでしょうか。

 私の場合も、8時間同じ姿勢でパソコン作業をしなければならないため、まず背中の筋肉に疲れがたまるうえ、周りの目も気になるため、常に緊張状態でした。

 帰宅すると眠気がドカッと押し寄せてくるうえ、レストランのそこそこ高くて美味しい料理を食べなければ、心理的にやってられない状態となりました。

 そのせいか、健康診断でも「高血圧」などと判定が出たり、食費も月に5万円ほど使っていました・・・

 一方周りの人の話ですが、家族が最近午後のみパートで働くようになりました。彼らは「体が軽くなった」「体調も良くなってる」と言っていました。

 この話を聞く限り、やはり8時間も働くと、かなり心身に負担がかかるだろうなと感じました。

8時間労働に対する解決策:成果主義がよいと思う

 8時間労働制(に限らず長時間労働)の根本的な解決策は、成果主義がよいと考えます。

 ここでいう成果主義とはミッション制で、例えば一日に○件の仕事をこなすよう命じ、裁量労働制のように実質的に労働時間が決まっていないルールのことです。(イメージ的には、外回り営業

 外回り営業というとサボり・直行直帰というイメージがありますが、そのイメージと同じで成果さえ上げればあとは自由、といったルールが必要だと思います。

 何よりも、8時間労働制に限らず仕事のストレスを減らすための根本的な方法だと思います。学校のような1日のうち一定の自由時間が必ず奪われるような働き方ではなくなるからです。

 この成果主義のメリットとして、従業員にとっては、仕事を早くこなせば“時給”が挙げられますし、経営者にとっても、従業員がより積極的に効率よく成果を上げてくれるようになるため、長時間働かせることなく残業代を削減できると思います。

 なお、「定時なんかなくしたら、無制限に働かせられるだろ!!」という意見もあると思いますが、では定時さえ設定すれば、ブラック企業はなくなるのか、という話になるでしょう。

 ところがご存じの通り、ブラック企業ですと定時制だろうと、ほとんどは長時間労働なのが現状ですし、ノルマも過剰に設定してくるから、定時制を撤廃してもあまり変わらないと考えます。

 一方、定時制の撤廃はホワイト企業の方が特に効くと思いまして、法律をきちんと守っている企業はそもそも長時間労働を強要してこないので、定時制を撤廃することができれば、一定の成果さえ出せばより早く帰らせてくれるようになり、その“一定の成果”についても過剰に求めることはないでしょう。

 ですから、例えばコールセンターなど、定時をなくすのにはなじまない職種もあると思いますが、営業や客先からの案件をこなす仕事(ITエンジニア等)のように、会社の売上に直接関わる職種であれば、できるだけ成果主義が普及してほしい限りです。

最後に

 以上、8時間労働制がおかしいと感じる理由と、私が考える対策法についての解説でした。

 なお補足ですが、よくネットで「長時間労働」などと議論するところを見かけますが、個人的には、長時間働くことでのみインセンティブ(=割増賃金)が働く仕組みが広まってしまっている以上、こういう議論はなくならないと思います。

 過去には働き方改革で有給取得義務化など、労働時間の上限を設けようとしてきていましたが、私としてはそれだけだと限界があると考えます。

 長時間労働の中には、残業強要のほか、残業代稼ぎを目的とした残業(いわゆる「生活残業」)も関わっているからだと思います。

 ですから労働時間の上限とは別に、成果を出せば出すほどインセンティブが働く仕組みも導入することでも、長時間労働が解決できるでしょう。(イメージ的には、歩合制のような感じ)

 従業員にとっては、今度はできるだけ効率よく成果を上げることで稼げるようになり、会社にとっても、ダラダラ残業した場合ではなく、成果を上げた場合のみ多く給料を払えばよくなるからです。

 それでは、今回は以上となります。

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