就活で憧れだけではNGな理由

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 こんにちは、えぃです!

 キャリア系サイト等でよく、「やりがい」「自己実現」で仕事を選べと推奨されてこなかったでしょうか。こういうのをきっかけに、たとえば「じゃあクリエイティブで楽しそうなアニメ業界にでも行ってみようかな?」と思ったこともあるかもしれません。

 ところが、結論から言うと、入社しなくても分かる要因(働き方や業界)にも目を向けなければならないと感じました。
 というのもそういう「やりがい」というのは、入社してみない限りあまりにも漠然としていますし、場合によっては憧れ・イメージのみで臨んでしまう原因になるのではとすら思っているからです。

 後述でもお伝えしますが、現在私は技術職として働いていますが、就活当時の「技術職=科学者の延長線上」というイメージとはあまりにも違いすぎて、予想外な思いをしたことがあります。

 そこで今回は、合計2社での勤務経験をもとに、なぜ憧れのみで入社してはならないかについて解説していきたいと思います。

 なお、「就活」と書いてありますが、転職しようとしている方にとっても参考になるかもしれませんので、ぜひ読んでいただければと思います。

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憧れのみではNGな理由

イメージと実際の仕事内容は違うから

 何よりも、イメージと実際に行う作業では違いがあるからです。消費者目線とサービス提供者目線とで実情は違っており、アニメ業界にしても、テレビやネットで見る分にはワクワクするかもしれませんが、アニメを作る側になるとワクワクするとは限りません。

 私の例ですと、現在は建設コンサルで技術職として働いていますが、就活当時に想像していた「技術職」とは大きく違っていました。就活当時「技術職」というと、「研究室で何かを調べている頭がよさそうな人かな?、だとしたらなんてかっこいいんだろう!」と想像していました。また、大学で学んだ知識が面接でアピールできるという理由もあり、建設コンサル業界を選びました。
 ところが実際に働いてみると、研究室で何かを調べているわけではなく、簡単にはフリーランスのように誰かから仕事をもらってそれをこなす、というような感じであり、イメージとのギャップの大きさにビックリしました。なお、現在建設コンサルについてはこれで2社目ですが、やはり同様です。

 仕事自体は面白いですが、想定していたものとはあまりにも違っていましたので、もし実はバックレたくなる仕事内容だったら・・・と思うとゾッとしました。

イメージとのギャップにより、仕事が続けられなくなる恐れがあるから

 イメージとのギャップがあまりにも大きいことによって、結局すぐ仕事を辞めることもあります。すぐに仕事を辞めてしまうと、また「転職」というリスクを背負った行動をする必要性が出てしまう上、「すぐ辞めてしまった」という事実も残る分、入社試験で不利になりやすいです。

 私も前の会社を2年たたずして辞めたことがあり、面接に落ちるたびに「一生フリーターになるのでは」「ニートになって堕落してしまうのでは」と気に病んだこともあります。そういう精神衛生面でも、できるだけ仕事を長く続けられた方がよいです。

面接でも表面的なイメージにつられたと伝わってしまう恐れがあるから

 最後は、面接で表面的なイメージで応募したと伝わる恐れがあるからです。
 冷静に考えてみますと、もし自分が採用する側だった場合、例えばある応募者が「御社で作っているキーホルダーが格好良くて面白いから」という理由だけで自社に入ろうとしたらどう思うか、という話になります。
 (もちろん、「だったら別に入社しなくたって、買えばいいじゃない?」と感じるでしょう)

 過去に、就活初期で「研究者・技術者って、この世の謎を解き明かしているみたいでかっこいい・・・!」という気持ちで入社試験に臨んだことがあります。そして、自動車業界にもバイオ業界にも手を出し、その中でも研究・開発の職種に就こうとしていました。
 また、妥協して大学の知識がアピールできそうな環境業界の研究開発職(あるいは関連する職種)にまで応募してみました。ところが、面接はほとんど全落ちで、面接官の反応も芳しくありませんでした。
 大学院まで進学しなかったのもありますが、振り返ってみると「御社の利益に貢献したい」とアピールできていなかったことからも、人事に「表面的なイメージで来たんだな・・・」と思われていたでしょう。

どのような応募がいい?

 それではどのような感じで入社試験に臨んだらよいでしょうか。

 キャリア系サイト等で「消費者目線ではなく提供者目線でどう感じるか」という意見がよく見られますが、それとは別に入社しなくても確実に分かる事項をも重視した方がよいと思います。

 ここでいう「入社しなくても確実に分かる事項」とは、

・働き方(例えば、怪しい求人の排除、年間休日などの待遇)

・行こうとしている業界・ビジネスモデル(特に労働集約型か資本集約型かを把握、目安ながら「ブラック労働」かどうか分かる)

です。

 よくいう「やりがい」に関しては、実際に入社してみなければ分かりませんが、上記2つであれば入社せずにより予想しやすくなります。

 特に休みに関しては妥協できないと感じており、最低でも年間120日は欲しいです。120日を下回ると、完全週休二日制だったとしても土曜出勤まで発生する恐れがあります。しかも、普通の土日休みとは違って、今日が日曜かと思いきやすぐ明日が出勤日、というのがかなり苦痛です。

 この休日関連については話が長くなってしまいますので、詳しくは下記記事ご覧いただければと思います。
 【転職・就活】年間休日120日未満は少なすぎ・・・1日でも下回るとこうなる

最後に

 それでは、まとめに入りますと、

・「憧れ」のみで入社しようとすると、ミスマッチが起きる恐れあり

・ミスマッチを防ぐためには、「働き方」「行こうとしている業界の理解」にも目を向ける

というのが、本記事での主張となります。

 なお、ミスマッチ防止にはOB訪問が理想なのですが、ハードルが高いと感じることもあるでしょうし、最低でもやはり求人の待遇はできるだけ妥協せず、業界研究についても特に労働集約型かどうか(=人手に依存するかどうか)は把握したほうがよいです。

 それでは以上となります。本記事が就活あるいは転職活動の際に参考となれば幸いです。

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