私はこれまで自転車通勤も車通勤も共に経験したことがあるのですが、車通勤の方がストレスとデメリットが多かったですね。
過去に私は、山の中で周りにアパートがない職場で働いていたため、車通勤をせざるを得ない状態でしたが、何より渋滞でしんどい思いをしてきました。
そして、通勤以外には買い物や外食程度しか車を使わないため、なおさら無駄が大きかったです。
ただ場合によっては、住む場所に縛られたくないという理由で「車通勤でもいいや」と考えてしまいがちです。
ところが結論からですが、最低でも自転車通勤で済む職場、できればリモートワークを導入している職場を選ぶべきだと言えます。
というのも、私が「車通勤でもいいや」と妥協してしまった結果として、思っている以上にストレスを抱えてきているからですね。
ちなみにリモートワークを手に入れたいのであれば、私としてはIT・WEBなどのデジタル業界をお勧めします。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
という事で今回は、転職活動で会社探しをされている方に向けて、なぜ車通勤が必要な職場は避けるべきかについて解説したいと思います。
特に目立ったデメリット3点と、ありそうな突っ込みについても詳しく紹介していきます。
車通勤が必要な職場はダメな理由【3点】
月の手取りが万単位で減るのと同じだから
車の必要な職場を選んではいけない理由の1つ目は、月の手取りが減るのと同じようなものだからです。
それも、数千円とかそういう次元ではなくて、数“万”円単位です。
もちろん、ガソリン代や車検代、自動車税など固定の維持費のせいでこれだけかかるわけでして、私が乗っている軽自動車でさえ、全部で年間10万円程度もかかります。
それも、ローンではない状態でこれだけかかります。
仮に、私の軽自動車の例の年間10万円程度だとしますと、単純計算で月々1万円弱かかることになります。
もし、この月々一万円の予算をアパートの家賃に充てたとしたら、住む場所をかなりグレードアップできます。ところが、通勤のためだけに車を持ってしまうと、生活費ばかりかかるのに、へっぽこ物件で暮らさなければなりません。
しかも、軽自動車ではなくて普通車であればそれこそ月々何万円もかかるでしょうし、なおさら家計が圧迫されます。
あと個人的に腹立つのは、
ある日「タイヤ交換をして下さい。」という表示が車のメーターに現れる
→その後タイヤ交換が終わって「よし、タイヤ交換が終わった!」
→かと思いきや、直後に今度は「エンジンオイルを交換してください。」という表示が出る
→この繰り返し
といったことですね。
タイヤ交換もエンジンオイル交換も、1回だけで数千円とそこそこかかりますし、次から次へと「~~(メンテナンス)して下さい」と表示が出てくるのって、車のメーターに悪魔か何かがくっ付いているのかとすら妄想してしまいます。
要するに、それだけ車というのは金食い虫だという事が言えます。
特に、毎日カツカツは嫌だ、将来は何百万円も何千万円も資産形成したい、という方であれば、下記でも解説しているように、まずは固定費削減を徹底していただきたいです。
あわせて読みたい:「新卒の一人暮らしでお金ない」、貯金のコツを社会人3年目で400万円超貯めた人が解説
家賃と並んで車も毎月の固定費が割と大きいですし、私の軽自動車でさえ毎月1万円もかかる計算ですので、普通車やローンを組んでいる場合だと、さらにかかるでしょう。
ですから、まずは固定費削減のために、車の必要な職場は避けるべきだと言えますね。
車通勤で渋滞はめちゃくちゃストレスだから
車の必要な職場を選んではいけない理由の2つ目は、渋滞の時に結構苦労するからです。
何よりも腹立つのが、他の車が動かなくなることです。
マジでビクとも動きませんし、信号がいつまでも赤のままです。そしてようやく青になったと思いきや、前の車が動かないせいでまた信号が赤になります。
私の場合だと、渋滞で朝の通勤だけで1時間近くかかっていました。
そしてどういうデメリットがあるかと言いますと、まず渋滞に遭っても間に合うよう朝早く起きなければならなくなります。
すると私の場合、朝6時すぎには起きなければならなくなるので、その分寝不足で怠く、朝食も少ししか取れないので空腹になります。(それも当時の朝食はほぼインスタントラーメン)
毎朝、怠さと空腹感のダブルパンチで、空腹感を通り越して全身に謎の違和感を感じるようになっていましたね。
後は、純粋にイライラすることです。私の場合だと、他の車達がまるで嫌がらせで道路中を埋め尽くしているかのように思えます。(もちろん他の車は悪くないですが)
また、渋滞で通行が妨げられても始業時間はそのままなので、毎朝「そもそも出社させること自体、どうかしている」と思っていましたし、そのままバックレたくもなりました。
よく満員電車はストレスが溜まるという意見を聞きますが、私でいう渋滞がイライラするのと同じだと思いますね。
ちなみにそういう渋滞から解放されるには、できればIT・WEBなどのデジタル業界をお勧めします。
デジタル業界であれば、リモートワークを積極的に取り入れるなど結構進んだ働き方の場合が多いです。
過去に転職活動で見てきた限りですが、中には完全リモートワークで会社のオフィスが倉庫になっているところもありましたからね。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
事故のリスクが高くなるから
そして最後は、事故のリスクが高くなることです。
ご存じのように、車というのは自転車に比べて、車体が重いですしスピードも最大で100km/hを超えます。
何百kgも何tもある鉄の塊に乗って高速で移動するのですから、万が一事故になってしまった場合、被害者へのダメージは計り知れません。死亡事故の可能性も、自転車に比べて跳ね上がります。
しかも、自転車に比べて死角(目視できない範囲)も広いですから、その死角に歩行者が入りこんでくることも理論上あり得ます。
ですから、まず加害者になるリスクが大きくなります。
特に、死亡事故になろうものなら損害賠償が億単位かかるようです。億となると我々会社員の生涯賃金ですから、基本的に一生遺族に償わなければならなくなるでしょう。
それから、他のドライバーすべてがマナーがよいとは限りませんし、最近はあおり運転が問題になっています。車を運転するようになると、他のドライバーによる交通ルール違反やあおり運転で、今度は自分自身が甚大な被害を被る可能性もあります。
ですから、常にそういった事故のリスクに怯えながら通勤をしないといけないため、ストレスでエネルギーが少なくなった状態で毎日朝を迎えなければなりません。
ありそうな突っ込み
Q:住む場所には縛られないんじゃないの?
まずは、「車を持てば、住む場所には縛られないんじゃないの?」という意見がありそうですが、結論から言うと、それでも車通勤は避けたほうがよいでしょう。
その勤務地が渋滞のない地域である場合はよいですが、運よく渋滞のない地域の職場に巡り会えるとは限りませんし、むしろ平日の朝の時間帯になると、どの地域でも道路が混雑する場合の方が多いでしょう。
そうなると、マップ検索等で想定される移動時間をはるかに上回るように通勤時間が膨れ上がりますし、その通勤時間を削減するために、結局会社に近い場所を探さなければなりません。
ところが、自転車の場合は当然ながら車体が狭い上、車のように車道の真ん中を常に走ることは基本的に考えられませんので、渋滞していようと関係ありません。
しかも、車の渋滞のように自転車がずらりと並んだ渋滞は基本的にあり得ませんから、それらの要因を考慮すると、自転車の方がかえって早く通勤しやすいと言えます。
ですから、住む場所に縛られたように見えても、車ではなく自転車通勤を選ぶべきだと考えます。
Q:車じゃなくて原付はどうなの?
もう一つは、「車ではなくて原付でもよくない?」という意見ですが、これも結論から申し上げますと、自転車通勤でもよいと考えます。
原付の場合、確かに車よりは税金や保険料などのコストも安くなりますし、車体が小さいので保管スペースもそこまで取りませんし、体力によっては移動も楽です。
ただ私としては、通勤のためだけに原付やバイクを持つと言うのは、意外と中途半端な移動手段だと考えています。
特に50cc以下だと、法定速度として30km/hまでしか出せず、遅くしか移動できませんし、もっと排気量の高い乗り物にすると、それこそ維持費や保管スペースを増やすことになります。
また、自分自身がむき出しのため、より事故のリスクが高くなります。他の車がぶつかってくるときの速度にもよりますが、事故になると一発で死亡することもあり得ます。
さらに、運べる荷物も車よりかなり限られますし、車体が小さいとはいえ自転車のように人力で持ち上げることは厳しいでしょう。
それでしたら、原付やバイクよりは維持費にも持ち運びにも特化した自転車の方がよいと言えますね。
「でも自転車だと脚が疲れない?」という意見もありそうですが、それなら電動アシスト自転車でも良いですね。
最後に:通勤のためだけに車が必要な職場は避けるべき
ということで、通勤のためだけに車を買ってしまうのは、想像以上にデメリットが大きいです。
ただでさえ1日8時間も拘束されて、場合によっては残業や休日出勤も強要されて、ようやく得られるのが月額20万円台です(新人~20代後半の場合)。
しかも、この月額20万円台というのは額面でして、そこから税金とやらが引かれて、手残りは16~20万円でしょう。
その手残りから、車の維持費が毎月数万円飛ぶわけです。もう何のために稼いでいるのでしょうね。
その上、渋滞があると自転車よりもかえって通勤時間が伸びるでしょうし、何より事故ったら加害者になる可能性も大きいです。
ですから、妥協することなく自転車通勤で間に合う会社を選ぶことを強くお勧めします。
あるいは、できればリモートワークの職場をお勧めします。
ちなみにリモートワークができる職場は、ITやWEBなどデジタル業界に多いですから、「車通勤したくない」という人にはぜひ検討して欲しいです。
デジタル業界だと、会社の文化とか働き方が進んでいる場合が多くて、それこそリモートワークに積極的なところもよく見かけます。
私の場合だと、転職活動で見てきた限りですが、中には会社のオフィスが倉庫になっていて、業務はフルリモートという会社もありましたからね。
ちなみに、「ウズカレIT」という転職エージェントであればデジタル業界に特化していますので、そこから仕事を探してみるのをお勧めします。(後述)
この辺については詳しくは下記にて、私がWEB業界に行ってみた体験談について紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ。
ということで、今回は以上となります。