建設コンサルタントはこんな業界【就活・転職】

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業界・職種の実態
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 こんにちは、えぃです!

 今回は、建設コンサル会社2社経験した私が、ビジネスモデルそして気になる労働環境について、リアルな体験談について紹介していきたいと思います。

 就職か転職で業界を選ぶための参考となれば幸いです。それでは見ていきましょう。

 なお補足ですが、建設コンサルタント業界に応募するうえで気を付けていただきたい点について、下記にて詳しく解説しておりますので、よろしければご覧ください。

 【就活・転職】建設コンサルで応募する際の注意点、ミスマッチを防ごう

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建設コンサルタントのビジネスモデル

 まず、会社にもよりますが、私の場合ですと役所が顧客でした。役所は、公共工事(イメージ的には、時々見かける道路工事のようなもの)を始める際、構造物の設計→工事の着手というフローで進めていきます。そして、設計を担当する役建設コンサルタントです。

 設計をする上では建設するための基準など専門知識が必要なうえ、公共工事は常時発生するものではありません。そこで、必要な時のみ設計を依頼でき、なおかつ深い知識を持つ建設コンサルタントが請け負うのです。

入ってみて感じたメリット

閑散期であれば結構帰りやすい

 まず、多くの方々が気になる「帰りやすさ」ですが、幸い「帰りやすい」です!

 特に閑散期が帰りやすいです。

 他の社員も言っていましたが、たいてい年度末に納期(請け負った案件の期限)が集中します。ただ逆に、そのほかの時期はそこまで納期が集中しないようです。残業も1日1時間程度でしたし、時には定時で帰宅出来たり、中堅社員の方が早く帰宅したりしていました。

すんなり有休がとれる

 上司に有給休暇を取っていいか聞いても、割とあっさり「いいよ。」と許可していました。それもその上司だけでなく違う人でも同様の反応でしたし、なんと休暇申請の理由欄「私的事由」のみで通りました!

 ただ、どの会社でもそうだと思いますが、事前に直属の上司にスケジュール的に問題ないかと聞かなければいけない上、そのように口酸っぱく言われてきました。

 また、繁忙期は納期が迫る場合が多いので、できるだけ繁忙期での有休取得は避けてほしそうでしたが、それでもどうしてもであれば休める雰囲気でした。

そこそこ高給

 年収がちょっと高くボーナスが年収を押し上げていました。具体的には、月給は普通の大卒くらいでしたが、ボーナスが5~6か月分出ていましたので、入社2年目から総支給額ですが年収がいきなり400万円超えていました。

 また貯金についても、私の場合ですと月に10万円貯めたことがありますし、年間だと100万円超貯蓄できました。

BtoBで、取引先の接し方が丁寧

 「BtoBはホワイト業界」とはよく言えたもので、どこがホワイトだったかと言いますと、顧客の話し方とか接し方が丁寧でした。言い方が悪いですが、「しつけ」がありました。

 対面や電話でやり取りすることがよくありますが、顧客なのにまるで「お問い合わせ窓口」のようで、もちろん怒鳴られたり執拗にクレームを入れられたりしたことがありません。

 それに対し、BtoCの場合、アルバイトでの経験談となってしまいますが、当たり前ですが利用者からタメ口やラフな話し方をされることもよくありましたし、勧誘業務もやったことがありますが「今忙しいんだよ!」などと冷たい回答をされることもありました。

 以上を振り返ってみると、BtoCとBtoBとの差が結構あると感じました。

建設コンサルタントのデメリットも

年度末の繁忙期が忙しい

 逆にデメリットですが、年度末が長時間労働だったことです。特に役所相手ですと、年度末が納期の案件が多く、しかもその時期に案件が集中して忙しくなりやすいようです。他の社員にも聞きましたが、繁忙期だと日付が変わることもあるそうです。

 実際に私も、毎日8~10時くらいまで残業しましたし、納期直前ですと三連休すべて休みませんでした(それも3日とも12時間くらい労働)。

 その分、新年度を迎えると、納品も終わり全てがリセットされるような感覚で、一気に労働時間が減ったときの解放感もすごいです。

 なお、長時間労働で残業時間が40時間を超えた時の実態については、下記記事にて詳しく解説しております。↓

【きつい】残業が月40時間を超えたときの生活が地獄だった件!

昭和な面もあり、上下関係もそこそこ顕著

 また飲み会についてですが、皆様が思い浮かべるような飲み会で、例えば、

・飲み会が始まる前に役職者に酒を注がなければならない

・上司のグラスが空になったら酒を注がなければならない

というマナーがありました。

 また説教もありましたし、「若者は車買って自分の世界を広げないといけないんだよ」などと執拗に精神論も主張していました。もちろん、カラオケの二次会も行かされました。
 ただ頻度は少なく、新入社員歓迎会と夏、冬で年に3回くらいでした。

 次に経費精算ですが、これも紙申請+スタンプラリーであり、紙で提出のため内容に誤りが見つかるといちいち印刷しなおさなければならない上、ハンコ自分と役職者そして総務部の分まで押してもらわないといけないため、経費請求のためだけに30分くらい手間取ったことがあります。

 最後に業務IT化ですが、2021年1~3月現在では、前の会社ではようやくリモートワークが普及してきたのに対し、いまの会社ではいまだに導入されていません。

 素人の意見ですが、成果品の印刷はともかく、図面設計に関してはリモートとは相性がよくわざわざ出社させなくてもいいのに、今の会社でリモートワークが導入されていないのに疑問を感じます。

最後に

 今回は、建設コンサルタントの実態についてお話しし、ビジネスモデルについても少し紹介させていただきました。建設関連の業界に就こうとしている方には参考になったのではないでしょうか。

 なお、本記事の内容は実体験に基づいた個人の意見であり、同業界の会社であれば必ず同じ労働環境であることを示すものではありません。

 それでは以上、建設コンサルタント業界についての解説でした。

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