「そんなんじゃどこ行っても同じだぞ」は気にしなくて良い理由!

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理不尽から抜け出す方法(旧 脱古い体質キャリア論)
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 社内へのパワハラ相談あるいは退職しようとしている時、

「そんなんじゃどこ行っても同じだぞ?」

「会社(上司)はそんなもんだ」

「仕事はどこ行っても一緒だ」

というような言葉を上司から耳にすることもあると思います。

 まず結論からですが、そういう「どこでも同じだぞ」系の言動は信用してはいけないです。

 確かに100%の完璧な職場というのはないのですが、内容をよく振り返ってみると、単に相手を支配しようとしているだけのことが多いです。

 例えば、私もパワハラ相談したことがありますが、「組織で働く以上は~~だから」「それが我慢できないとやっていけないぞ」など、明らかに被害者への責任丸投げされたことがありますからね。

 それから今まで5回転職を繰り返してきており、その中でデジタル業界のベンチャー企業にいたことがあるのですが、上記のように理不尽な上司を見たことがなかったので、この経験からしてもどこでも同じとは限らないんですよね。

 ですから今回は、なぜ「どこでも同じだぞ」シリーズの言葉は信じてはいけないのかについて具体的に解説していきたいと思います。

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「どこの会社も同じ」は気にしなくて良い理由

本当は「どこの会社も同じ」ではない

 一回転職してみると分かると思いますが、実はどこに行っても同じではないですね。

 少なくとも、私の場合は違っていましたから。

 もちろん業界そのものがブラックかホワイトかという要素もありますが、それ以外にも個別の会社ごとでもやはりブラックかどうかが違うこともあります

 私の場合だと、今まで4回転職してきておりそのうち建設コンサルタント2社にいましたが、同業界ですら「どこ行っても同じ」ではありませんでしたからね。

 確かに業界全体では昭和で古い体質の傾向はあります。

【就活】建設コンサルタントはこんな業界(体験談)

の後半でも解説していますが、業界全体であれば

・紙ハンコ文化

・飲み会の上司のグラス注ぎなど、謎のしきたりばかり

と、まるで体育会系かつ昭和体質の傾向はありました。

 ところが同じ建設コンサルタントでも、個別の会社ごとであればやはりホワイト度は違っていました。

 まず1社目は、ほとんどデスクワークで心身ともに楽でしたし、休みも125日以上はありましたし、年収も新卒2年目なのに400万円を超えていました。

 一方2社目だと、現場仕事が多く、その現場仕事は身体が疲れるだけでなく人前で大声で罵倒されたりと心身ともに負担が大きかったですし、休みも年間120日未満で土曜出勤まで発生していましたね。

 上記の建設コンサルタント以外だと、例えばIT・WEB業界で具体的にはマッチングサービスをやっているベンチャー企業にもいたことがあるのですが、上記の建設コンサルタントのような体育会系の雰囲気とはまるで違っていました。

 一番目立ったのが、「上司(先輩)は絶対で尊敬すべき」というような強い上下関係がなかったことで、上司が部下に敬語を使うことすらあり正直びっくりしましたね。

 という感じで、上記の話からしてもこの時点で「どこ行っても同じ」という話は実は違うと言えます。

転職をしたことがない人の意見であり、信憑性が低い

 転職経験者が「どこ行ったって同じだよ?」と言って来るのであれば理解できなくはないですが、全く転職していない人が言ってくると信憑性は低いです。

 しかも、「どこだって同じ」シリーズの主張をする人間に限って、転職未経験者かつ昭和世代のおじさんの場合が多いですし、少なくとも私はそうでした。

 はっきり言うと、「知らんくせにお前が言うなよ」という話ですね。

 私も転職経験者の話を聞いてみたことがありますが、個別の会社ごとの話を聞く限り、給料といい労働環境といい休みといい、色々違っていましたからね。

 一方、転職せずに何十年も同じ職場にいる上司から「そんなのだと、どこだって同じだぞ?」的な主張をされたことがありまして、当時はまともに信じてしまったのですが、今振り返ってみると「他の会社行ったことないのに何言ってんのwww」と感じました。

 ですから、「どこ行っても~~」ということを言われた時、言ってきた相手が転職経験があるかどうかを振り返ってみるとよいです。

 大抵は何十年も会社を変えなかった昭和おじさんの場合が多いでしょうし、恐らくエアプの意見ですから、言われたからといって落ち込む必要はないでしょう。

特に、社会人経験が浅いと騙されやすい

 新卒や新卒数年目など、社会人経験がまだ浅いうちだと騙されやすいわけですね。

 社会人経験が浅い=無能という意味ではありませんが、要するに知らないことがまだ多いから、「どこ行っても~~」というのも間違いかどうかも分かりにくいわけです。

 しかも、年次が高いおじさん達から言われてしまうので、余計に信じてしまいがちです。「社会人経験が多い人」ですからね。

 ですので、万が一「どこ行っても~~」と言われてしまうと、本当にどこ行ってもやっていけないと思い込んでしまい、例えば次の職場を見つけようにもブロックとなる原因にすらなるわけです。

 私も似たような経験がありましたが、当時は新卒2年目でしたし転職自体の経験が無かったのですから、退職時に言われた「どこ行ったって同じだよ」という言葉を信じてしまい、転職活動初期では会社探しに熱が入らなかったこともありました。

 ところが、何とか内定を得て入社にまで至ったのですが、やっていた業務が前の会社では毎日説教されながらやっていたものの、次の会社だとほぼ同じ業務にもかかわらずスタスタこなせていましたから、ようやく「どこ行ったって~~」というのがでたらめだと分かりました。

 ですから、知らないことが多いうち、かつ「どこ行っても~~」と言ってくる人間の年次が高いと、本当のように見えて実は騙されていたということも多いです。

 しかも、言われている本人にとって、一見正論にも見えますから厄介です。

実は単に相手を支配しようとしているだけでもあるから

 最後に、実は支配しようとしているだけでもあります。

 特に、上司と部下、職場・その関係者と従業員と言ったように、事実的に上下関係が生まれてしまう場合だと起きやすいです。

 ですから、本題の「どこ行っても同じ」シリーズの主張も、実は部下側に「そうか、世の中ってこんなもんだな・・・」と思い込ませるためにやっていると言えます。

 例えば、私は産業医にハラスメント相談をしたことがありますが、当然ながら職場と繋がりはある上、今回はさらに上の上司が同席していたのもあるせいか、

「組織の中で働く以上、怒鳴られたり揚げ足を取られても我慢しないと、どこでもやっていけないよ?」

というような、あたかも被害者側が悪いような主張をしていましたから。

 面談直後はまるっきり信じてしまいましたが、後日振り返ってみると、受けた主張が所々おかしいと気が付きましたし、上記の事例から、「どこ行っても」シリーズというのは、実は脅したり無知に付け込んだりして相手を支配しようとする手段でもあると言えます。

 ちなみに、上記のように理不尽に支配しようとしてくる人のいない環境に移るには、私としてはITやWEBなどのデジタル業界をお勧めします。

 前述のように、過去にマッチングサービスをやっているベンチャー企業にもいたことがあるのですが、上記のように「そんなんじゃどこ行っても・・・」と言ってくるなど理不尽なことを言ってくる人なんていなかったですし、「上司(先輩)=絶対」という雰囲気とは程遠かったですからね。

 こんな感じで、デジタル業界だと(絶対とは言えませんが)フラットな人間関係になりやすくて、特に今の若者にはよく合うと思いますので、ぜひ入るべき業界だと思います。

 ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。

仕事はどこ行っても一緒?→実際に環境を変えてみると違うからね

 という事で以上、「どこに行っても同じだよ?」という主張は実は間違いである理由について解説していきました。

 転職経験者だからこそ言えることですが、実際に違う会社に行ってみると結構違うと分かります。

 まず、同じ業界だろうと待遇の良さも色々違うという時点で「どこでも同じ」とは言えませんし、さらに、同じ仕事をしているのに転職先だと問題なくできたこともありますから、なおさら間違いだという事が分かります。

 しかも、主張してくる本人は大体は転職したことがない人が大半ですし、主張をよく振り返ってみると、一見正しく見えて実はただ相手を支配しようとしているだけのことも多いです。

 ですから、もし今の職場環境から逃げたいと思っているのであれば、そういうエアプ意見に惑わされずに逃げる準備をするべきだと言えます。

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 それでは、今回は以上です。

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