働いている会社によっては、社員を使い捨てにしてくる場合もそこそこ多いかもしれません。
私の家族にも、例えば派遣で働いていた人や零細で人員もギリギリな会社で働いていた人がいますが、本人たち曰く「ロボット」だったとのことです。
私自身も、家族の場合ほど顕著ではなかったのですが、当時の会社ではやはり社員を備品扱いするような発言がありまして、「お前は死んでもいい」と言われたこともありますね。
そして結論からですが、社員を使い捨てのパーツにするような会社からは逃げるべきだと言えます。
何より社員を搾取する気満々である証拠ですので、まず豊かな生活を送ることはできないでしょうし、おまけに社員にとっては人間としての尊厳が傷つけられているようなものであり、精神的な実害も大きいです。
今回は、社員を使い潰す会社は辞めるべき理由、そして社員を使い潰さない会社を探すためのポイントについて具体的にお話していきたいと思います。
社員を使い捨てにしてくる会社からは逃げるべき理由
労働者を搾取しようとしている
まず何より、労働者を搾取している証拠であるからですね。
搾取する前提ですからまず割に合うはずがないですし、業績が傾こうものなら真っ先にリストラの対象にもなるでしょう。
具体的にどんな感じかですが、冒頭でお話しした通り、私の身の回りにも派遣社員だった家族や過去に零細の運送会社で働いていた家族がいましたが、どちらも本人ら曰く「ロボット扱い」だったそうです。
まず前者の派遣社員の場合、給料が上がることはない上、常にリストラ(正確には契約更新をしない)リスクがあったわけですね。
そのくせ責任と仕事だけが正社員並みに重かったですから、いかに買い叩かれていたことやら。
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あとは後者の運送会社の場合も、やはり給料が何十年も同じままだった上、裁量労働制だったのか毎日10~12時間働いても残業代が支給されなかったそうです。
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正確には、会社経営がギリギリ過ぎて社員に還元しようがなかったのですが、それでも結果的には「ロボット」扱いしていたことには変わりありません。
ちなみに、当時は私は学生だったので前述の家族と同居していたのですが、「うちは貧乏だよ」と耳にタコができるくらい自称していましたし、実際に何に対しても「貧乏」を理由にしてなかなかお金を出そうとしていませんでしたね。
要は、労働者を搾取する会社というのは、それくらい働いても豊かな生活が送れないということが伺えます。
人を「備品」扱いしている
あとは当然ながら、社員を「備品」扱いしている証拠でもありますね。
備品扱いの何が問題かですが、前述の「搾取」もありますが、一つは人間としての尊厳が傷つけられているようなものですから、金銭面だけでなく精神面でも実害があるわけですね。
もう一つとして、現場作業などケガのリスクがある仕事だと本当に危なく、ケガをしたとしても揉み消される恐れもあるわけですね。
例えば私自身も備品扱いされたことがありまして、当時は河川の観測所点検をやったことがあるのですが、メンバーである再雇用社員から
「お前は崖から落ちて死んでもいいけど、持ってる道具は落とすなよ」
と言われたことがありますね。
言われた事があるなら分かるかもですが、例え冗談だったとしても忘れない言葉ですし、それどころか逆に運んでいた道具を崖から落としてやろうとも思いました。(もちろん実行はしませんでしたが)
しかも、「実際に事故っても揉み消すよ」と暗に言っているようなものでもありますから、別の意味でも大きなマイナスです。
「お前はどうでもいい」と明言されると赤信号
社員を使い捨ててくる会社によっては、上記のように「お前はどうでもいい、道具が心配だ」などと明言されることもあるかもですが、もはや赤信号ですね。
思いっきり「社員を備品扱いする」と表明しているわけですし、それ以外にも、言う本人にとって都合が悪いことを言っていることをあえて口にするということは、それだけ舐められている可能性があります。
要はいじめと同じで、パワハラする側にからすれば「いじめても何も文句を言ってこない」と判断されてしまいます。
ちなみに私も同じような事に遭ってきたことがありまして、職場自体にもパワハラが蔓延していたというのもありますが、当時の私は言い返せない性格だったわけですね
以上の要因があるのか、上記のように現場作業中に「お前は死んでもいい」と言われるに至りましたし、それ以外にも下記記事のように
毎日何やっても怒られる仕事とか、自分が悪いという範囲を超えてるからね
何かするとほぼ必ず上司に揚げ足を取られてもきましたから、こういう過去の体験からしても、「お前はどうでもいい」と明言されるということは、相手に付け込まれているということだって伺えます。
最後に:社員を使い潰さない会社を探すためのポイント
以上のことから、社員を使い潰す会社というのからは転職すべきだということが言えます。
ではどういう会社を選べば使い潰されないかですが、結論としてポイントは二つありまして、
・会社そのものに関しては、儲かっている会社且つ体質が古くない会社
・雇用形態に関しては、死んでも正社員を選ぶべき
ですね。
前者の「会社そのもの」に関してですが、経営に関しては大前提として会社が傾いていないのが大切ですが、まず利益率が高くなりやすい業種(IT、コンサル等)且つある程度は規模がある会社を選び、体質に関しては昔ながらの業界(建設、金融等)を避けて探すとよいでしょう。
まずそもそも会社自体が儲かっていないと労働者に還元しようがないので、結果的に「搾取」するしかなくなりますが、例え儲かっていたとしても体質が古いと文化が体育会系になりやすいです。
それこそ、「役職か年次が上なだけで絶対」な風潮がある上、上記のように「お前はどうでもいい」と暴言を吐かれることも。
また後者の「雇用形態」ですが、特に長期目線で見た場合、派遣とか非正規は論外です。例え会社自体が良かったとしても、全て台無しになるでしょう。
私の身の回りの経験からしても、言い方が悪いですが会社にとって「使い捨てのロボット」のような扱いなのが実情で、昇給はおろか会社が傾こうものなら真っ先にリストラの対象になります。
そのくせ、責任と仕事だけが正社員並みに押し付けられるわけですから、全然割に合いません。
という感じで以上をまとめると、
・会社が儲かっていて、なおかつ体質が古くない
・雇用形態は正社員
を重視した方が良いと言えますね。
それでは、今回は以上です。