こんにちは、えぃです。
物件探しをしていると風呂・トイレが一緒の物件をちらほら見かけないでしょうか。
「引っ越そうとしているけど、バス・トイレが一緒なのが初めて」
「見るからに不便そうだけど?」
という疑問もあるかもしれません。
私の感想ですが、結論としては風呂とトイレが別々のものにすれば良かったと後悔しています。ただ正確には、ダメというより別々の方がなおよいという感じです。というのも、「バストイレ 一緒 後悔」といった検索結果も見かけますが、特に掃除のしやすさがバカにできないのが「悪くはない」要因の一つです。
今回は、4回引っ越した経験を通し、風呂・トイレが一緒の物件にも別々の物件にも住んでみた私が、感想および向いていそうな方の条件について解説していきます。
風呂トイレ一緒のここが後悔!
カーテンを付けなければならない
まずは、カーテンを付けなければならないのが面倒でした。何よりも苦労したのがそのカーテンが汚れることで、例えば石鹸が付いてしまったり、カビが生えたりすることも多いため、その都度掃除しなければなりませんでした。
また、狭苦しくて動きが制限されるうえ、カーテンが張り付いてきてかなり邪魔ため、身体を洗う際は不便に感じました。
さらに、一歩間違えるとシャワーの水がトイレにかかって水浸しになる恐れもあります。水がかかった場合は、いちいち拭かなければならない上、特に温水洗浄便座があると漏電する可能性もあるため、風呂とトイレが別のものよりも気を遣わなければなりませんでした。
湿度が上がり、トイレにカビが生えやすい
次は、トイレにカビが生えやすくなることです。風呂上がりの湿気が多く高温である部屋の中にトイレがあるので、理論的にもカビにとって好都合の環境です。
特にひどかったのが、便器の内側の黒いカビで、入り口の内側をよく見るとびっちりと(真っ黒ではないですが)生えていますし、便器の水が溜まる箇所の周囲も黒くなります。また、そのカビをきれいに掃除しても(もちろん塩素系のカビ取り剤を使っています)、おおよそ数週間後に黒さが戻ってきます。
なお、バスとトイレが別々のものでもトイレにカビが見られますが、やはり一緒のものの方が酷く、便座表側のちょうつがい付近やトイレの蓋の裏まで、少しですが黒くなっていました。
風呂とトイレが一緒である以上カビの生えやすさには直結しますが、ドアを開けて換気扇を回す、使用時以外は便座を常に上にあげる、といった対策をして少しでも湿度を下げたほうがよいと思います。
風呂やトイレが窮屈
最後は風呂とトイレが狭いことです。単純計算でそれぞれが使える面積が半分になるため、動きも大きく制限されます。
前述と重複しますが、風呂で身体を洗うのに動きにくいですし、トイレにしても出入り口のドアが至近距離にあるため、座るときにゆっくりと身体を伸ばせないのが不便でした。
風呂トイレ一緒のここは便利!メリットは?
風呂のカビ掃除がしやすい
何よりも便利だったのは、掃除がしやすいことです。前述のデメリットの反転ですが、単純計算で掃除する面積が半分で済みます。
風呂が独立していると、バスタブだけでなくその隣の床スペースまで掃除しなければならず、掃除してみると割と広く感じます。さらに、カビ取り剤が流れないようラップまで被せますので、どんどん作業量がかさばってしまいます。そのため、掃除するのが面倒すぎて放置して気づいたらカビだらけ、という事もよくありました。
その点で、風呂とトイレが一緒であれば、通常はバスタブでしかシャワーを浴びないので、そこだけカビ取り掃除をすればよく、一気に気持ちが楽になりました。
トイレの掃除がしやすい
次は、トイレが掃除しやすいことです。トイレが風呂と別だと、便器に水をかけて掃除、という事もできませんし、カビ取り剤を使うにしても誤って別のところにこぼしてしまえば、拭き取る手間も凄いです。
しかし、トイレが風呂と一緒であれば、シャワーヘッドをそのまま使うことができますので、便器全体をより素早くかつ綺麗に掃除がしやすかったです。ただ注意点として、温水洗浄便座の場合、機械に水がかかると漏電する可能性がありますので、座る部分を上にあげて極力下の便器のみに水がかかるようにしたほうがよいです。
他にも、床の汚れも掃除しやすく、シャワーで流すだけで一気に洗浄できます。トイレが風呂と別だと、当たり前ですが水をかけるわけにはいきませんので、その点掃除する気持ち的な負担も減りました。
トイレがない分、リビング等の広さが確保できる
最後は、トイレがない分だけ、リビング等が広くとれることです。
私の場合、22㎡とそもそも専有面積が狭いですが、個別のトイレがない分バス・トイレがコンパクトにまとまっているので、そこまでリビングが狭く感じませんでした。
またトイレの分だけ部屋の広さを削減できると、(地域・築年数にもよりますが)理論的には家賃が削減できます。今私が住んでいる物件も、(築年数が古いのもありますが)家賃が月額2万円台で抑えられています。
こういう人は向いていそう
以上のメリット・デメリットを踏まえると、風呂・トイレが一緒の物件が向いていそうな方の条件は
・風呂の掃除が面倒
・一人暮らしで、家族や友人もあまり招かない
・トイレや風呂の分だけ部屋の広さを削減したい
となるでしょう。
特に、掃除のしやすさに関しては楽すぎて少しびっくりしたこともあります。ですから、バストイレが一緒というのは必ずしもダメではなく、ご自身の生活によってはかなり便利になるでしょう。
しかし、個人的にやっぱりバスとトイレが別がいい
ただ、風呂とトイレが別々の部屋にも住んできて思う事は、風呂とトイレが一緒の物件を選んで後悔したということです。厳密に言うと、別々のほうが“なおよい”、といった感じです。
確かに掃除する手間は増えますが、使い勝手に関しては
・別々の方が窮屈ではなく、身体が動かしやすい
・トイレが水浸しにならない
・シャワーカーテンが必要ない
という面で便利だと感じています。
また、風呂・トイレが一緒の物件だと、家賃が安い物件も確かに良く見つかりますが、別々であっても3~4万円の物件が普通に見つかった経験もあり、別々の方が私にとってはお得だと感じました。
最後に
まとめに入りますが、バス・トイレが一緒よりも別々の方がより良かったというのが感想です。
なぜ“ より良かった ”かといいますと、メリットも割と無視できなかったからです。
そのため、どちらかが悪いと言うわけではなく、何を重視するかによって左右されます。掃除のしやすさであれば風呂・トイレが一緒の物件、使いやすさであれば別々の物件といった具合です。
補足ですが、避けた方がいい物件のその他の条件についても下記で紹介しています。↓
それでは以上となります。本記事がお部屋探しをする際の参考となれば幸いです。