私の職場にいた同僚ですが、なんと片道だけで通勤に3時間位かかると言っていましたね。
にもかかわらず、「家賃が高い」などと何か理由をつけて引っ越そうとしていませんでしたが。
まず結論ですが、通勤距離が長い場合は問答無用で会社の近くに引っ越すべきですね。
職場が遠いというのは、先ほどの家賃とか目先のデメリットを上回るようにして色々割に合いませんから、余計なことは考えずにすぐに会社の近くに引っ越すべきです。
そもそも先ほどの家賃にしても、会社の近くに安い物件がないと言ったって、よほど田舎でなければ車で20分の範囲まで見渡せばポツポツ見つかりますし、少なくとも片道3時間に比べればはるかにマシです。
それどころか、少なくとも私の場合、素直に会社の近くに住んだ方が、時給換算して割が良くなるなどトータルの利益効率が高い場合が多かったですね。
ですから今回は、なぜ素直に会社の近くに引っ越すべきかについて具体的に解説していきたいと思います。
ちなみに究極の方法ですが、リモートワークの仕事に転職するのが一番良くて、具体的にはITやWEBなどのデジタル業界だとリモートワークになりやすいです。
家で仕事をすることができれば、そもそも通勤自体が要りませんし、どこに住むかについて悩む必要もありません。
通勤距離が遠いのはしんどいだけ、素直に会社の近くに引っ越すべき理由
通勤時間を残業に置き換えた方が割に合う(「時給」が増える)
場合にもよりますが、通勤手当となるとせいぜい月額3万円程度ですよね?
しかもこの3万円というのは家が職場から何十kmも離れていて、それこそ片道だけで数時間かかる場合ですよ。
確かに目先の金額としてはなかなか良さそうですが、実はこの通勤時間を全て残業に置き換えた方が遥かに割に合います。要は時間単価(「時給」)が増やせます。
もしかしたら「当たり前じゃん」と思われるでしょうけれど、それ故に見逃しがちなポイントです。
今回のように通勤で片道例えば3時間で月に3万円だとすると、一見お得に見えます。残業とは違って、嫌々長時間働いてようやくもらっているような感じではありませんから。
ところが、通勤時間は自由行動できませんから、見方を変えると一日3時間、月に60時間も余分に「労働」しているようなものです。
しかも、役職手当や資格手当のように実労しなくても受け取れるわけではありませんから、こんなので月3万円というと割が悪すぎるのではないでしょうか?
逆に、この月60時間を残業に充てれば、新卒2〜3年目でも残業代が時給1500円でしょうから、その月の残業代は60時間×1,500円/時=90,000円で、なんと先ほどの通勤手当の3倍です。
この理屈で考えると、会社の近くに住むだけで、「時給」が増えているようなものですよ。
まぁ、ご存じのように現在は残業規制で月に60時間も働けないでしょうが、要は時間単価で考えれば、会社の近くに引っ越して、浮いた通勤時間を残業に充てた方がよいでしょ?という話です。
ちなみに究極の方法ですが、できればリモートワークの仕事に就くのがお勧めです。
例え会社の近くに住むとしても、場合によりますがそれでも徒歩10分はかかると思いますし、身支度の時間も考慮するともっとロスが発生しますからね。
では具体的にどんな仕事を選べばいいかですが、ITやWEBなどのデジタル業界をお勧めします。
というのも、リモートワークなど働き方が進んでいる場合が多いからです。
合計3回の転職活動をしてきた経験からすると、デジタル業界でリモートワークを全くやっていない会社の方が見つけ難かったです。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
寝る時間が減るので不健康
通勤距離が長すぎると、純粋に睡眠時間を削らなければなりませんから、不健康になりやすいです。
先ほどのように片道だけで3時間だとすると、始業時間を9時だとして、全く残業しなかったとしても朝の6時までには家を出なければならないうえ、家に帰れる時間は夜9時です。
となると、定時帰りをしても会社のために丸12時間も使うことになるわけですね。
そして就寝時間を夜の12時とすると、寝る時間は6時間しかありません。
しかも、何度もお伝えしますがこれは残業を全くやらずに定時帰りをした場合でして、通常は1日に1~2時間残業することもあるでしょうから、そう考えると睡眠時間は4~5時間しかない計算です。
まだ若いうち、かつ1か月とかなら何とか耐えられるかもしれませんが、何年も続けると間違いなく不健康になるでしょう。
実際に、冒頭のように私の同僚が通勤片道3時間程度でしたが、年齢が40代だったのもありますが、引き締まりがなく見るからに不健康そうでしたから。
ちなみに、睡眠時間が短い事自体が不健康のもとというイメージもありますし実際にもそうなのですが、私の場合だと、睡眠時間の短さに付随して、他の行動も不健康さが強いられるような感じでしたね。
言葉がやや分かりにくいですが、寝る時間が数時間しかないと、次の日のことが頭から離れずに寝ること自体ができなくなったり、より簡単な食事にしようとするからジャンクフードに手を出してしまう、といった感じです。
数日だけこの生活を続けたことがありますが、それだけで全身がだるかったですし、胃に不快感もありましたね。
こういう不健康そうな生活を何年もしている人をポツポツ見聞きしたことがありますが、よくやるなと思います。
渋滞に嵌ると通勤時間が倍増
通勤距離と並んで侮れないのが交通渋滞です。
ただでさえ何時間も奪ってくる通勤距離ですが、これに渋滞が合わさると最強(最恐)最悪でして、体感的には、通勤距離が延びると、渋滞による被害は足し算というより掛け算のような感じで増大していきます。
通勤時間そのものによる影響もありますが、それ以外にも家から会社までが遠くなる分だけ渋滞が多い道路や箇所の数が増えるわけですね。
私は過去に支店勤務をしたことがありますが、本社勤務の頃に比べて通勤距離が何倍も伸びてしまいました。
具体的には、本社勤務の頃は渋滞していた箇所が1か所程度で済んだのが、支店勤務になった途端5か所くらいにまで激増してしまいましたし、一か所当たりの渋滞の長さも2倍くらいになっていました。
あとは、
【車通勤はしんどいだけ】車が必要な職場は絶対に避けるべき理由
でもありますが、他の車がビクとも動かなくなることも日常茶飯事でした。
本当に1mも動かず、その間に信号が赤くなったり青くなったりするのを2~3回繰り返すことも良くありました。
ですから、マップで出たシミュレーション結果では20分程度で済むはずのところ、実際は1時間近くかかっていましたから、毎日6:30には起きなければなりませんでしたね。
隙間時間活用?ムズくね?
あと、通勤時間が長い時の対処法で、よくネットで
「隙間時間を活用しましょう」
「通勤時間も無駄なく利用しましょう」
なんて意見が転がっていますが、そういう隙間時間の活用って正直「ムズくね?」という話です。
特に、満員電車とか車通勤だと、物理的に「隙間時間活用」しようがありません。
中には、電車が空いている、あるいは家族に職場まで連れていってもらう、という方もいらっしゃるかもしれませんが、通勤距離がある程度長い場合、大体は満員電車か車通勤の方が多いでしょう。
まず満員電車の場合、四方八方に他の乗客でふさがれている状態ですからそもそも両手を使うのが物理的に困難ですし、両手が使えたとしても、今度は自己研鑽などで使っている自分のスマホとか参考書が他人に見られる恐れがあります。
あと車の通勤の場合、そもそもスマホ等を覗き込みながら運転するだなんて論外です。
まず法律違反ですし、目隠ししながら高速で重たい鉄の塊を動かしているようなものですから、人身事故の危険性が大幅にアップします。
最後に
ということで、通勤時間が長すぎる場合は素直に職場の近くに引っ越すべき理由について解説していきました。
冒頭のように、周りの人と話していると「家が遠いんだよねぇ」と愚痴っているにもかかわらず、色々理由を付けて引っ越そうとしない場合が多いですよね。
確かに、引っ越しの手間が増えたり通勤手当が減ったりするなど、目先の不利益は被りますが、それ以上に通勤で浮いた時間を(残業規制の範囲で)残業に充てるもよし、自由時間に使うもよしと、メリットが上回ります。
逆に、「代わりに通勤手当は増える」と言ったって、時給換算すれば大嫌いな残業よりも自由時間が安く買い叩かれている計算です。
それより何より、自由時間が増えるということはその分健康になりやすくなるという事でもありますし、身体が資本ですから長期的に働くためにも通勤時間を削減することは優先事項です。
ITやWEBなどリモートワークの業界に就くと、通勤自体が不要に
もっと言うとですが、できればITやWEBなどのリモートワークになりやすい業界に就くのをお勧めします。
リモートワークになる事で通勤自体が不要になりますので、さらに通勤によるロスが低減できます。
会社の近くに住むといっても、(場合によりますが)徒歩10分はかかるでしょうし、朝の身支度も考えるともっとロスが大きくなりますからね。
その点、家で仕事をすることができれば想像以上に変わります。
私自身も一時期だけリモートワークを経験したところ、「何か異様に楽なだぁ」と思っていましたが、振り返ってみると通勤はもちろん着替えとか身支度が要らなかったですし、始業時間ギリギリまでゆっくりできましたからね。
そして、リモートワークになりやすい仕事というのがITやWEBなどのデジタル業界です。
私は合計3回転職活動をしてきましたが、デジタル業界でリモートワークをしていない会社の方が見つけ難かったですからね。
この辺については詳しくは下記にて、私がWEB業界に行ってみた体験談について紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ。
それでは、今回は以上となります。