周りに他の社員がいる状態、あるいは現場仕事など周りに一般人がいる状態などで、
・人前で罵倒
・わざと人前で怒る
で消耗していることも多いと思います。
まず結論からですが、わざと人前で怒る職場からは逃げるのが根本的です。
そもそも大抵は指導ではなく単なる揚げ足取りですし、社内相談をしても適当にもみ消されたり、相手を逆上させて逆効果だったりすることもありますからね。
それから、自分が努力すればいいという範囲を超えていますので、その職場に居続けても仕事ができるようになるどころか逆にマイナスになると思います。
ですから今回は、人前で怒る人がいる職場にいるデメリットについて解説していきたいと思います。
※この記事を読むメリット
・人前で怒鳴られる職場から解放される方法が分かる
・人前で怒鳴られるのは自分のせいではないと分かる
人前で怒鳴る職場にいてもデメリットしかない理由
指導ではなく揚げ足取りされる
そもそもですが、指導というよりは揚げ足取りされてしまっていると言えます。
少なくとも第三者目線だと、揚げ足取りを目的としているように見受けられますね。
典型例としては、ダブルバインドか粗探しがあるでしょう。(ちなみに、私は二つとも受けてきました)
まず前者のダブルバインドですが、要は相手に矛盾する指示を出すことで混乱させる行為のことで、例えば私の場合ですと、施設点検を手伝ったことがありますが、パートナーの再雇用おじさんが
「ボケっとしてんじゃねぇよ!先読みしろよ!」
と怒鳴ってくるくせに、先読みしようとすると
「言われた事だけやれ!」
と怒鳴ってくるわけですね。
また後者の粗探しの場合だと、例えば少しでもやり方が非効率なところが見つかろうものなら大声で罵倒し、そのやり方を直してもまた別の欠点を無理やり見つけては怒鳴ってくる、といった具合ですね。
そして両者に共通することは、怒鳴ってくる側が単に相手を罵倒していびることが目的となっていることです。
ちなみに、怒鳴ってこない人の下で仕事を手伝ったことがありますが、あら不思議なことに、まず心への負担が一気になくなって楽になった上、仕事の進み具合も少なくとも変わらずでした。
それどころか、仕事がスルスル覚えられた上、予定よりも早く終わったことすらありました。
一方、罵倒されながら仕事をしていた時の方が所々手が止まったり、ミスも多かったですからね。
という事からも、そもそも罵倒したり怒鳴ったりするのは、指導の範囲を超えている事が伺えます。
人前で怒る人は、特に社外だと会社のイメージまで崩しかねない
人前で怒鳴るのが仮に社外で一般人にも見える状態で行われた場合、会社のイメージまで損ねる恐れがあります。
もっと言うと、業界レベルでイメージを損ねる可能性すらあります。
何しろ、一般人の目に触れる部分ですし、通常はその目に触れる部分で仕事のイメージが出来上がるからですね。
スーパーに行く時でも、店員が商品カウントしたり商品棚の品出しをしたりしている光景を見ると、「スーパーって、そういう仕事をするんだな」とイメージするのと同じです。(もっとも、実際はそれ以外の種類の仕事もありますが)
ところが、もしそのスーパーが、一般客にとって見える状態で上司と思われる人物が他の店員に怒鳴ったり暴力を振るったりしている店だったらどう思う?という話です。
例え加害者がその人個人だけだったとしても、一般客からすれば、(言い方は悪いですが)ここの店員は頭がおかしいように見えるでしょうし、もちろん二度と店には足を運ぼうとしないでしょう。
下手すれば、(あくまで例えばですが)小売業界全体がブラック業界のように見えることすらありますからね。
実際に、SNSでも上司が部下にパワハラしている動画がばらまかれていることも多いですから、尚更イメージダウンにつながります。
というような感じで、その会社自身のブランドを傷つけかねなく、ブランドが傷つくと経営にまで悪影響ですから、リストラ・経済面でも逃げたほうがよい職場と言えます。
純粋に公開処刑
被害者本人からすれば単純に公開処刑のようなものですから、ダメージは非常に大きいです。
怒鳴られること自体によるストレスとは別に、他人に知れ渡ることによる恥ずかしさまで加わりますから、まずストレスは増加しますね。
恥ずかしいだけならともかく、本人のイメージ悪化まで生じると実害以外の何物でもありません。
例えば私の場合、かつて毎日説教ばかりしてくる上司の下で働いたことがあるのですが、常に他の社員にとって見える状態で行われていたので、段々とその他の社員たちが距離を取るようになってきましたから。
あとは、前述の現場仕事をやっていた時だと、一般市民の目の前で、再雇用おじさんが(ヘルメット越しでしたが)頭を画板で突いてきたこともありますが、当時の一般市民自身の心情は本人にしか分かからないものの、少なくとも私たちに対しては「ん??」と思っていたでしょう。
と言うような感じで、人前で怒鳴るというのは、心理的なストレスだけでなく場合によってはメンツにまで悪影響しかないと言えます。
社内に相談しても意味がない
となると、解決法としては社内に相談するというのが頭に浮かぶと思いますが、結論から言いますと、社内相談をしても意味がないか逆効果です。
社内相談窓口とはいえ、所詮は加害者と利害関係があるのですから、(例外はありますが)大抵は適当にもみ消されたり表面的な対応をされるだけです。
私も、人事や上の上司に相談したことがありますが、根本的な解決どころではありませんでした。
まず前者の人事の場合、正確には親身になって話を受け止めてもらいましたが、当然加害者の上司が変わったわけではありませんでしたし、「もっと上の上司に相談してみたら?」とたらい回しにされたこともあります。
たらい回しをされ、仕方なくさらに上の上司に相談するに至ったのですが、
でも解説しているように、親身になるどころか被害者のせいにするような発言をするばかりで、
例えば、
「自分だって怒鳴られたから、君も我慢しろ」
「我慢すればそのうち怒鳴られなくなるから」
「組織で働く以上、多少怒鳴られようが仕方ない」
なんて感じの主張をしていましたね。
ということから、社内相談窓口にパワハラの相談をしても意味がないという事が分かります。
しかも、加害者も相談相手も同じ「職場の人」で、まず物理的に漏洩しようと思えばできる状態ですし、特に加害者と相談先が癒着していた場合、漏洩の可能性はより高くなりますので、場合によっては加害者を
「チクったな!!」
と逆上させかねず、かえって逆効果の恐れもあります。
人前で怒る上司で疲れている人へ:一番は転職すること
ということで、一番根本的と思われる解決策としては、やはりその環境から逃れることだと言えます。
その職場を辞めない限り、何年も何十年もその人前罵倒マンと強制的に付き合わされますし、社内相談するにしても無意味あるいは逆効果で、相談したからと言ってその加害者がいなくなるわけではありません。
ですから、自分たちができることとしては環境を変えることだと言えます。
ただ、せっかく転職して環境を変えても似たような環境に入ってしまえば意味がありませんので、人前で怒る人がいない会社の探し方も解説したいと思います。
結論からですが、
①古い業界(建設、メーカー等)やいわゆるJTCを避ける
②現場を扱っている会社は避ける
ですね。
まず1つ目ですが、古い業界(建設、メーカー等)やいわゆるJTCを避けることです。
私の経験上でも、JTCや昔からある業界だとどの会社でも体育会系の傾向がありまして、それこそ人前で怒鳴るといったことも普通にあり得ますね。
ですから逆に言えば、ITとかWEBのような新進気鋭の業界が選択肢の一つですが、私としては最初は営業職から探し、同時にポートフォリオ(実力や実績を示すための制作物)を作成するのをお勧めします。
詳しくは下記記事の途中でも解説していますが、未経験で転職する場合、営業であれば(いきなりエンジニア等になるよりは)未経験でもOKだったりしますからね。
あともう一つですが、現場仕事を扱っている会社を避けることですね。
例えば測量や施設点検といったものです。
というのも、下記リンクでも解説していますが、現場に出た途端に雰囲気がピリピリするのか、現場仕事となった途端に上司やメンバーが本性を出して大声で罵倒するようになることもよくあるからですね。
特に、現場作業だと一般の人も普通に近くにいますし結果的に「人前で怒鳴られる」ことにもなりますので、そういう意味でも現場作業を扱っている会社は避けた方が良いです。
もちろん今回紹介した方法は万能とは言えませんが、少なくとも可能性なら大きく減らすことができると思いますので、ぜひともご検討いただければと。
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といった場合のために、個別でのキャリア相談に乗ることにしました。
些細な事でも構いませんので、どしどしお申し込みください。
ちなみに本来は2,500円/30分ですが、なんと初回に限り無料相談を受けることができます。
もちろんこの記事を書いている私自身が相談に乗りますし、個別でその人に合ったアドバイスが受けられますので、単にこの記事を読むよりもJTCで消耗しない人生に近づくでしょう。
ということで今回は以上です。ぜひとも人前で罵倒されない環境に移ることができればと思います。