転職か就職で面接と受けていると、会社によってはアドバイスとかダメ出ししてくることもあり、果たして不合格かどうか気になると思います。
例えば私の場合だと、
「あなたは接客に向いてなさそうだね。」(大学のアルバイトの面接時)
「他人を部屋に入れるときは、普通は椅子から立って迎えるけどね。」
「○○の資格があれば一発で採用だったけどなぁ」
と指摘されたことも。
そうすると、一見面接官によるアドバイスは問答無用で不合格フラグっぽく見えますが、実はそうとは限らなかったりします。
特に、面接官側が自社に入社するメリットも提示すれば、例えその時はアドバイスとかダメ出しされたとしても不合格フラグとはならないですから。(後述)
少なくとも私がそうでして、その面接日はダメ出しされても、同時に
「うちの会社は休みやすいよ」
とメリットを提示していましたし、後日内定通知が来ましたから。
ですから今回は、採用担当側によるアドバイスやダメ出しがどうして不合格フラグとは限らないかについて詳しく解説していきたいと思います。
面接でダメ出しされたら本当に不合格フラグ?
マナー等について指摘されると本当に怪しい
まず、面接でのマナー等について指摘される場合だと本当に怪しいです。
「第一印象的に○○がおかしい」
「面接だと○○がマナーだけど、それができてないね」
といったものがそうですね。
よく考えると、相手に求職者自身の面接マナーのことそのものについて指摘されているわけですから、当然ながら怪しいです。
言い方が悪いですが、まさに求職者側の第一印象等に問題がある証拠ですし、問題があるまま面接を受けている証拠ですから、減点されないはずがありません。
と偉そうにお話ししましたが、恥ずかしながら実は私もマナーについての指摘を受けたことがありまして、例えば過去に
「あくまで第一印象だけど、接客に向いてなさそうだねぇ」(大学の頃のアルバイト応募時)
「面接官側が部屋に入る時、立って迎えるけどなぁ」
なんて言われましたから(反省)。
もちろん後日お祈り(不合格通知)されましたし、当時の面接官の表情も「ん??」と微妙そうな感じでしたから。
ですから、面接でのマナー等について指摘された場合だと本当に怪しいと考えてよいでしょう。
欲を言われた場合、不合格フラグとは限らない
ただ、欲を言われて「ダメ出し」であれば、不合格とは限りません。
「欲を言われて『ダメ出し』」ってどういうこと?ですが、例えば
「大学で○○の経験があればねぇ・・・」
「前の会社で○○の経験が欲しいな」
といったように、要は「・・・があれば」系の主張だと、即座には不合格とは言えません。
その「・・・があれば」に相当するものがなくても、それ以上に他の要素が上回っていれば採用される可能性があるからですね。
それこそ、若さや入社する際の熱意、資格はなくてもその経験ならある、といった要素が上回っていると、可能性も十分あるでしょう。
私も面接で、
「水道系の資格があれば、即採用だったのに」
「プラントの仕事の経験があればいいですけどねぇ・・・」
と言われたことがありますが、それでも内定が出たところもありますし、少なくともそれまでの書類選考はスルスル通ったこともありますから。
といったように考える限り、「・・・があれば」と欲を言われたからといって、即座に不合格フラグとは言えません。
面接での本当の受かるフラグはこれ
「じゃあ本当の合格フラグは?」ですが、これは企業側が自社に入社するメリットを教えると本当に合格フラグだと言えます。
「うちは休みやすいよ」
「残業がほとんどないからね」
といったものですね。
もちろん、他にも合格フラグはあると思いますし、入社するメリットを話されたからといって100%内定とは言えませんが、可能性はかなり高いです。
そしてどうして合格フラグかですが、実は面接というのは、求職者だけでなく会社にとっても自分をアピールする場だからであり、もし入社して欲しい求職者が来た場合、自社の魅力をアピールすることで誘い込むからですね。
恋愛で、好きな人がいたら(他の方法もあるかもですが)「家が金持ち」などとアピールして何としてでも付き合おうとするのと同じようなものです。
実際に私も、面接官からしきりに
「うちはプロジェクトが終わるまでは忙しくても、終わったら有給が取りやすくなるよ」
「定時帰りもしやすいからね」
とアピールされたことがありますが、その後内定通知が来ましたから、この経験を振り返る限りでも、入社するメリットを語ってきたら、その面接は合格の可能性が高いです。
一応、すぐにできる対処法も解説
「ご指摘ありがとうございます」+具体的な改善策
一応、ダメ出しを食らった時の対処法についても解説しますと、まずは「ご指摘ありがとうございます。」+具体的な改善方法を伝えます。
ここでいう具体的な改善方法というのは、
「自分でも○○の点で至らなかったことがあると思います」
「XXをすることで直していこうと思います」
といった内容の回答ですね。
何しろ、素直に認めている印象が与えられる上、改善する意思まで伝えられるからです。
ですから、単に「はい・・・」や「失礼しました」というような回答だけだと意味がありません。
実際に私も、「はい・・・」とか「失礼しました」と答えるよりも、
「ご指摘ありがとうございました。」
→「○○をすることで改善します。」
というように答えた場合の方が面接官の反応も良かったのですから。
ですからまずは、「ご指摘ありがとうございます」+解決方法がよいですね。
積極的にダメ出しを受け入れる
あとは、受けたダメ出しを積極的に受け入れることですね。
「ダメ出しを受け入れろだと!?」「赤の他人のダメ出しなんか聞くもんか!」と思えるかもしれませんが、よく考えると面接に受かる方法を教えてもらっているようなものですから。
少なくとも結果的には攻略法を教えられているようなものです。
別の見方をすれば、企業側があえて合格する方法を伝えてくれることなんてそうそうないですから、チャンスとも言えます。
というわけで、面接官から受けた指摘というのは、突き跳ねたくなるようで実は積極的に受け入れて今後に生かした方がよいと言えます。
最後に
ということで、面接でアドバイスされたからといって、それが不合格フラグになるかどうかは分からないというのが結論です。
ただもう少し言いますと、面接マナー面の問題点といった類について指摘される場合だと怪しくて、言い方が悪いですが、まさに応募者側が会社側の心証を下げるような行動をしている証拠ですから。
ただ、「○○の経験(あるいは資格か学歴)があればなぁ・・・」というように欲を言われる場合だと、即座には不合格フラグとは言えません。
特に、会社側が入社するメリットも語っていると、仮に面接当時はダメ出しを受けていたとしても、尚更不合格の可能性は薄れます。
恋愛と同じで、求職者に自分たちを選んでほしいから誘っている証拠ですので、逆に合格の可能性が高いですし、そういう意味でもダメ出しされたからといって何でも不合格として受け止める必要はないです。
それでは、今回は以上です。