就活や転職活動で面接を受けていくと、受ける会社によっては
・言動がそっけない
・見るからに自分(応募者)と合わなそうな感じ
といった人が出てくるでしょう。
ところが結論として、面接で見るからにそっけない人がいたら要注意です。特に、人事や上層部(取締役、部長等)でそっけない人がいたら撤退案件です。
というのも私の経験上、まず見るからにそっけない人=合わなそうな人であり、本当に相性が悪いですし、それが上層部だとパワハラに加担してくるなど散々な目に遭わせられる恐れがあるからです。
そこで今回は、面接官でそっけない上層部がいるとなぜ撤退案件と言えるのかについて、具体的に解説していきたいと思います。
入社しても本当に相性が悪い
冒頭でお伝えした通り、私の経験上本当に相性が悪いことが多いです。
要は、お互いにとって嫌いになることが多いです。
まず、そもそも「見るからにそっけない」=「何となく相性が悪そう」と言えます。
もし相性が良いのであれば、そもそも初対面の段階でそっけないような振る舞いを見せませんし、少なくとも私の場合はそうでした。
一方、面接の段階で見るからにそっけなくて合わなそうな人の場合、入社後も同じような振る舞いでしたし、会話もしてみると、私が言っている話を一方的に批判したり、無理やり粗探しをしてきたりすることもあります。
私の家族にも、面接の時点でそっけない人に出会ったという経験もありますが、私と同様に入社後もそっけないような感じだったとのことです。
そして酷い場合だと、パワハラが起きても加害者を擁護したり加担したりしたことまであります(後述)。
以上を振り返る限り、面接など初対面の段階での「何かこの人と合わないなぁ」という勘は、割と正確です。
相性の悪さはもっと悪化する
そして、入社してから時間が経つほど、相性の悪さはもっと悪化します。
少なくとも、仲良くなることはないでしょう。
同じ会社というコミュニティにいることになるため、強制的に同じ人と関わることになるからですね。
一般社員であれば、部署さえ違えばともかく、特に人事か上層部に相性が悪い人がいると、嫌でも我々部下と繋がりが生まれます。
まず人事の場合だと、その人を昇進させるかどうか決めたり勤務態度を査定したりしないといけませんし、上層部だと部下の監督をしたり指導をしたりしなければなりませんから、例え物理的に一緒ではなくても、強制的にその人とつながることになります。
そして、会社勤めをされている方ならお分かりかも知れませんが、同じ部署に嫌いな人がいると、時間が経つにつれて、気にならなくなるどころかさらにムカついて来ないでしょうか?
まず、その嫌いな人の言動も何となくさらに嫌味が増えたように感じたり、「なんだこの髪形、ムカつくなぁ・・・!」といった感じで、細かいところまで嫌いになったりすることもあるでしょう。
おそらく相手方も同じような心情になると思います。
ところが、その嫌いな人が部署異動か退職でいなくなった途端、一気にどうでもよくなったこともあるでしょう。
これと同じで、強制的に同じコミュニティに押し込められた状態になるため、お互いに分断されない限り、時間とともにどんどん仲は悪化していきます。
もし上層部か人事がそっけない面接官だと厄介
もし面接官でそっけなくて合わなそうな人が上層部か人事だと、入社後はさらに厄介になるでしょう。
上記でお伝えした仲の悪化もそうですが、その会社の中での権力があるからです。
特定の社員を僻地に飛ばそう(転勤させる)と思えば可能ですし、昇給だって雀の涙にしようと思えばできます。
そんな権力を持った状態で、もし自分と合わない人だったら最悪です。本当に何をしてくるか分からないですし、少なくとも良い方向に持ってくることはほぼないでしょう。
私の場合だと、とある取締役が私と合わない人で面接の段階でもそっけない人でしたが、追い出し部屋に飛ばされたことがあります。
追い出し“部屋”というより正確には支店でしたが、そこにいた社員が嫌われ社員だったようで、そのことから追い出し部屋だと分かりました。
どんな感じだったかと言いますと、まず支店がアパートの一室で、社員は前述の「嫌われ社員」と私の2名しかいませんでした。
そして、仕事も他の支店・本社に比べて少ししか受注しない状態でしたし、私に回された作業も備品・荷物運びくらいだったほか、作業自体が任されなかったこともありました。
しかも通勤時間も大幅に増えてしまって、他の車がビクとも動かないくらい渋滞が酷く、片道だけで1時間近くかかっていました。
こんな感じで、もし合わない人が上についてしまった場合、会社員人生まで狂わされる可能性が高いです。
なお、「飛ばされる前の勤務態度が悪かったんじゃないの?」という意見もありそうですが、直属だった上司も「一番手を動かすところがよく出来ていた」などと言っていましたし、予定より早く業務が片付いたこともあったので、勤務態度だけが原因で飛ばされたようには見受けられません。
パワハラに加担してくる恐れ
極め付きはパワハラへの加担で、まず何を相談しても無駄になります。
特に上層部が合わない人の場合、直属の上司が罵倒してきたと相談しても、
「我慢しないお前が悪い」
というような言葉を吐き捨てられて終わりです。
それどころか、直属の上司と組んでパワハラをする恐れすらあります。学校のいじめでいう、トップリーダーのいじめっ子と、はやしたて役との関係を想像していただければと思います。
上層部にとってはパワハラ直属上司は自分の部下の場合が多いので、上層部自身が監督責任を果たしているように見せかけてパワハラ問題を隠したり、パワハラ直属上司と癒着する恐れがあるからです。
「上層部」と書きましたが、もちろん自分よりも上の立場で管理の立場の人間(人事等)であれば誰でも当てはまります。
私も、前項の取締役と1対1で面談をしたことがあります。
正解には相談ではなかったのですが、面談の中で現場作業で受けたパワハラの話が出てきましたが、なんと
「現場作業は罵声が飛んで当然、耐えられないとやっていけない」
というように、暗に被害者である私を責めるような発言をされたことがありますね。
しかも、別の話ですが、その取締役のすぐ傘下の直属上司による嫌がらせを受けたことがありまして、2〜3時間くらい延々と説教してきたり、わざと受動喫煙をさせてきたりしたこともあります。
しかも、様子からしてこの直属の上司は取締役とそこそこ仲が良かったようですから、第三者目線で見る限り、取締役自身が直属上司経由でハラスメントをしてきたような感じでした。
以上のような感じで、合わない人が上層部に当たってしまった場合、パワハラに加担してくる可能性が高いので、面接段階で合わなそうな人がいたら撤退すべきです。
最後に
という事で、面接官の中にそっけない人で上層部がいたらその会社を避けるべき理由についてでした。
そっけないというのは、多分何となく合わなそうな人だと認識している証拠ですし、実際に入社してみると本当に合わないことが多いですから、この「何となく」という感覚は割と精度が高いといえます。
しかも、そういう相性の悪い人間が上層部か人事についてしまうと厄介で、何より権力がありますから、下手すると人生まで狂わされる恐れがあります。
独り身である私でさえ苦労しましたから。変なオフィスには飛ばされるわ、通勤時間は家から1時間近くかかるようになるわと、色々しんどかったです。
これがもし結婚して子供までいたら、住宅ローンだけ抱えて買った家には住めなくなって、家族崩壊まで起きてしまってどうなることでしょうね。
以上のような感じで、こういう「何となく合わない」というのは、ないがしろにすると意外と痛いので、もしそういう感覚があれば撤退すべき案件だと言えます。
今回は以上となります。