大半の場合は、会社の仕事を楽しいとは答えないかと思います。むしろ、毎日仕事がバカバカしくてしょうがないことの方が多いと思いますね。
しかし同時に、「給料ばかり追い求めている自分がおかしいかな?」「自分が怠惰だからかな?」と罪悪感を持つこともあるでしょう。
ところが実は、努力とかの問題ではなくて、「自分にとって」嫌な仕事に就いてしまっている以上はやる気がなくなるのは当たり前だと言えますね。
私が前に働いていた会社の話ですが、まさに働くのがバカバカしいなと感じながら毎日を過ごしていましたし、それでも「仕事に慣れて能力も身につければ楽になるかな?」と思ったものの、結局長続きしませんでした。
ただよく振り返ってみると、一番の要因が企業体質が自分に合っていないことだと分かりましたからね。
ですから、根性でどうにかすればいいという話ではなく、自分にとって嫌な仕事に就いている限りはどうしようもないと言えます。
そこで今回は、仕事のやる気がでない本当の理由、および私たち個人ができる対策について具体的に解説していきたいと思います。
【仕事でやる気がないのは何が悪い!】やる気が出ない本当の原因
仕事自体が本人にとって合っていない
一番の理由ですが、仕事自体が本人に合っていない事ですね。
どういうことかと言いますと、ほとんどの場合人それぞれ性格あるいは考え方的な適正のようなものがあるわけですし、それは向いていてもそれは徹底的にダメというのがあるはずです。
ですから、万が一徹底的に向いていないものに当たってしまった場合、努力してもある程度のレベルは行ってもそれ以上はほぼ無理ですし、それどころかストレスにすらなり得ます。
例えば私の場合だと、冒頭のように今まで勤めていた職場が本当に合わなかったことがありますね。
もちろん給料は高くて世間一般では安泰な業界でしたし、当初は「仕事に慣れていないからかな?」「能力付ければ楽になるかな?」と思っていたのですが、結局1年程度で辞めるに至りました。
しかし、よく振り返ってみると一番の原因が体育会系だと分かりましたし、私の場合だとそういう上下関係が激しい文化が嫌いで向いていなかったので、結局短期で辞めてしまいました。
逆に、私以外の話ですが、家族が働いていた職場では毎日仕事を楽しんでいる70代の社員がいました。
その職場は設備もボロボロな上正社員だろうと低賃金でコキ使う職場で、私と家族共に「よくやるなぁ・・・」と思っていましたが、その70代の社員本人からすれば、なんと有給を捨ててまで出勤していましたから、その職場の仕事は趣味みたいなものでしょう。
要は、仕事でやる気が出るかどうかは、自分が怠惰かどうかよりも自分にとって苦痛でないかどうかで決まると言えますね。
学校のような職場である
ついでに解説しますと、やる気が出ない職場の大半が学校のような職場であることだと思います。
何をもって学校みたいかですが、一つは無駄な仕事あるいは不合理なしきたりのようなものがあることですね。
本当に色々ありますが、例えば最近の話だとリモートワークではなく未だに出社を強いることで、私がいた会社だと、コンサルの仕事でリモートでも物理的に問題ないにも関わらず、特に平社員は全員出社でした。
あと社員研修で、まず研修に出るたびに感想を書かされましたし、感想の文量にもやたらこだわっていましたので、結局回りくどく無理やり文量を増やされたこともありますね。
もう一つは同調圧力、あるいは出る釘が打たれることですね。
私の場合だとまずは飲み会がありまして、社内に参加の可否を入力する票が回されますが、ほぼ全員の名簿に〇が付いていますし、2次会についても車を運転することになっているなど余程の理由がない限り参加必須でした。
他にも、昼休みだろうと他の社員と雑談しないといけない雰囲気もありまして、他の社員がみんな雑談している時に自分だけ皆から離れた席で休憩しているとかなり目立ちます。
共通するのは、表向きは自由参加でも実際に参加しないとめちゃくちゃ浮いてしまい、下手すると仲間外れになってしまうので、付き合いでやってでも参加しないといけないことですね。
以上の話からすると、そりゃ仕事へのやる気がなくなるよね?という話です。
体育会系である
あるいは、その職場が体育会系であることですね。
中には体育会系の方が合う場合もあるかもしれませんが、これも大半の場合は仕事へのやる気をなくす原因になるでしょう。
体育会系であることの何がやる気をそぐかですが、個人的には大きく分けで2つに分けられまして、一つはいわゆる「精神論」、もう一つは上下関係の激しさですね。
まず一つ目の精神論についてですが、例えば苦労を美徳とする文化かと思います。
例えば長時間労働する方が偉いという文化で、表向きでは「売上を出せ」と言われるものの、実際は成果を出していようが定時で帰ると白い目で見られ、逆にダラダラだろうと会社に長く居れば褒められるというのが多いのではないでしょうか。
私の場合だと、「会社に居るだけでもいいから残業しろ」と言われたこともありますね・・・
あともう一つの上下関係の激しさですが、ここでは役職か勤続年数が上なだけで相手を下に見る文化のことですね。
私の場合だと、上司あるいは再雇用で何十年も年上の社員から平気で「お前」と呼ばれましたし、「はい」と返事しようものなら「声が小さい!」と言われてやり直しさせられたこともあります。
酷い場合だと、上司が蹴ってくることもありましたね。
以上のような感じで、職場が体育会系であるのも仕事へのやる気をなくす原因とも言えますね。
最後に:私たち個人ができる対策
ということで、仕事へのやる気がなくなってしまう本当の理由について解説しました。
色々お話してきましたが、何より自分にとって嫌な仕事であるのが一番の要因ですね。
極論、学校のような雰囲気だろうと体育会系だろうと、その人にとっては苦痛でなければ何の問題もないはずですから。
それでは、万が一今の仕事が合わなくて辞めたい場合の私たち個人ができる対策ですが、結論として働き方に目を向けて次の仕事を検討した方が良いです。
なぜ働き方かですが、入社することなく自分に合っているかどうかが検討できるからですね。
働き方といっても幅が広いですが、例えば
・文化が古くないかどうか
・リモートワークができるかどうか
を重視した方が良いですね。
まず文化が古くないかどうかですが、私としてはこの文化というのが一番大きいと思っておりまして、上司との人間関係どころか紙ハンコや会議など無駄な仕事がないかどうかにまで影響するからですね。
それからリモートワークができるかどうかについてですが、理由は単純で出社という無駄な作業をしなくてもいいですし、基本は在宅でありある程度は自分の好きな環境で仕事が出来るからですね。
ちなみに、リモートワークだと上記の理由で精神的な負担も少なくて、私の場合だと半分休日のようなものでしたからね。
そして文化もリモートワークかどうかも共に、新しい業界(IT・WEB)かどうかでも見分けることが出来まして、私も建設系で昔ながらの業界(それも複数の職場)にいましたが、やはり文化も古臭くてまさに体育会系でしたしリモートワークにも消極的でした。
したがって、もし会社の文化が古臭い、あるいはリモートワークさせてくれないとお悩みの場合であれば、ぜひともITとかWEBのような新しい業界を視野に入れてみてはいかがかと思います。
下記記事でも、デジタル業界に特化した転職サービスを紹介していますので、あわせて見てみて下さい。
ということで、今回は以上です。