しばらく一人暮らしをしていると、
・「部屋の中がごちゃごちゃしてて目障り」
・「足の踏み場がない」
という感じでイライラしてはいないでしょうか。
私も、夜中に明かりを消したとき、足元に注意して歩いたにもかかわらず、急に足元を家具に激突させてウザかったことがあります。
しかし、そこそこ使う、あるいはまだ使える家具・家電は多いと思いますし、処分しようにもなかなかできないかもしれません。
対策としては、結論から言いますと、借りるというのも視野に入れてもよいと思います。
もちろん固定費がかかりますので、なんでも借りるわけではなく、特に必要だと思う家具や家電のみを、少数に絞って借りるとよいです。
他にも、○○をやって片付ける、整っているように見せる整頓、といった方法も考えられます。
ただ今回は、より根本であるそもそも物自体をなくす、あるいはなくせる状態にするという観点で、
・対策法
・家具が多くてイライラする点
・まとめ
という構成で解説していきます。
一応、私は一人暮らし歴6年、5回引っ越したことがありますので、少しは参考となるかもしれません。
関連記事:一人暮らしで意外といらない家電・家具の見分け方、一人暮らし歴6年以上の人が解説
結論:対策法として、道具を借りるのもあり
まずは、対策法から解説していきます。
レンタルサービスを視野に入れる
まず、レンタルサービスを使ってみる、というのを検討してみたいです。
メリットとしては何よりも、
・必要なくなったらいつでも返せるし、邪魔になりにくい
・壊れてもレンタル業者が修理・交換してくれる(ただし、故意・過失であれば有料)
・引っ越しの際、事前に返却して運ぶ荷物を削減できる
のがデカいです。
私も、以前は“借りる”という選択肢がなく、いちいちジムに行くのが面倒だったので筋トレの道具が欲しかったのですが、ダンベルやベンチなどの器具が大きくて重いため、買おうかどうか悩んできました。
しかし、買うのではなくレンタルはどうかとひらめき、実際にレンタルサービスを使ってみたところ、まずいつでも返せるので軽い気持ちで用意することができましたし、ダンベルもより重いものにしようと思えば、元のダンベルを返却して、もっと重いダンベルにも交換できます。
関連記事:筋トレに行きたくない!筋トレの器具はレンタルがおすすめな理由4点と注意点
以降は、ロボットの掃除機やシュレッダーなど、家電もレンタルしてきています。
ただし、やはり固定費がかかるのがデメリットです。
レンタルに限らず、こういう使い放題・サブスクリプションサービスの宿命なのですが、毎月その額がかかります。
先ほどの筋トレ器具の例でも、数千円ですが毎月固定でかかる生活費が増えたせいで、その分貯金がしにくくなっています。
ですから、消耗品だろうと何でもレンタルするのではなく、掃除機などの高価な家電かつ特に無くて不便している家電に、できるだけ少数に絞るという方法でレンタルすると、固定費も最低限に抑えられるでしょう。
実家から借りてみる
次は、実家から家具・家電を借りてみる、という方法です。
メリットとしては、
・固定費がかからない
・レンタル同様、要らなくなったら返せる
・新しく家具を買わなくてよい分だけ、金銭的な無駄が省ける
・捨てなくてよく、無駄なく使える
が目立ちます。
私も、夏用の布団や衣服収納ケース等を、必要に応じて実家に持ち帰る・実家から持ちだす、ということをしてきていますが、個人的に一番大きかったのが、捨てなくてよいことです。
まだまだ機能が発揮できる状態なのに、捨てるというのが心理的に抵抗があるので、その面で実家から借りる、というのが助かっています。
反面、主にデメリットだと感じているのが、
・レンタルに比べて、持ち出せる家具が限られる
・実家住まいだと、そもそも家具を借りる必要がない(もともと手元に家具があるから)
・心理的に、家族に申し訳ない
です。
特に最後に関しては、なんだか家族を利用しているような感じで、家具や家電を持ち出す・持ち帰るたびに恐縮に感じています。
心理的に恐縮であること以外も含めて対策法としては、まず家族との合意があるのが大前提として、足りない分は、
・レンタルサービスも組み合わせ、家族の負担を減らす
・新しく買い、それを実家に持ち帰ったり持ち出したりする
・新しく買い、(必要に応じて)実家に持ち帰らず、ずっと使う
という方法がよいでしょう。
中古品買取はどうなの?
「じゃあ、中古品の買取でもいいんじゃないの?」という意見もあるかもしれません。
もちろん、これも手段の一つです。
しかし、私個人としては、買取というのは選択肢に入れていません。
というのも主に、
・特に、高額な家電の場合、買っては売っての頻度によっては、レンタルよりも費用がかかりすぎる
・自分の所有物なので、原則レンタルのように無料での修理が受けられない
だからです。
中古であれば頻繁に買っては売ってを繰り返しても、そこまで費用はかさまないでしょうが、そこまで頻繁にやるのであれば、レンタルでもあまり変わりません。
むしろ、(故意・過失ではなく)通常の利用の過程で故障したのであれば、レンタル業者が無料で修理してくれる場合が多いので、その分レンタルのほうがお得な感じがします。
したがって、個人的には中古品の買取業者を使うという方法は、視野に入れていません。
ただ、これはあくまで個人の感想で、買取業者の利用が必ずしも悪いという意味ではありませんので、結局はご自身の事情に合わせての検討となると思います。
家具や家電があまりにも多いと、ここがイライラする・・・
それでは家具や家電が多いと、どこがイライラするのでしょうか。
下記にて、かつて一人暮らしをしてきて私が苦労してきた点について解説します。
純粋に場所を取る
まず、単純に場所を取るし邪魔です。
特に、部屋が狭いとかなり邪魔くさいです・・・
過去に、1Kの22㎡程度の部屋に住んだことがありますが、私が経験する限り、1Kの22㎡くらいでは、一通りの家具(机、寝具、冷蔵庫など)を揃えるだけでギュウギュウ詰めになります。
しかも、深夜で部屋のランプを消した状態で歩くと、注意してゆっくり歩いても、突然つまさきに何かが激突して鋭い痛みが走ることも多々あります。
後は、特にペン立てや置くタイプの消臭剤など、小物が多い場合、不注意で落としやすくいちいち拾うのがめんどくさくてウザいです。特に、ケースの中身を床にばらまいてしまう、なんてことがあると少し地獄です・・・
道具は大き目のケースに入れるか、できるだけ小物自体をなくすなどの対策をすれば良かったなと感じました。
以上のことから、家具・家電が多すぎてイライラした点の一つ目は、純粋に場所を取る、となります。
掃除をしにくい
次は、掃除がしにくいことです。
家具が多いと部屋の面積に対する“密集度”が増えてしまい、掃除機でほこりを取ろうにも、家具で隠れていないむき出しの部分が少なくなってしまいます。
ですから、まんべんなく掃除しようとするとなると、家具が多い分それだけ頻繁にどかさなければなりません。
特に、冷蔵庫のように大きくて重い家電ですと、どかすたびにタイムロスしますし、場合によっては筋肉痛にまでなります・・・
また、家具は家具でも棚に置く小物が多いと、楽なようでかなり大変で一個ずつどかさなければならないので、どかすたびに全身を上下に動かすこともあり、全身を動かす時間をすべて合計するとそれだけで何十分も削られたこともありました。
後は、掃除を楽にしたくてロボットの掃除機を使ったことがありますが、当時はそもそも家具がギュウギュウ詰めでしたので、狭すぎてロボットが立ち入れない箇所が多くなり、掃除できる箇所がかなり限られてしまいました。
そうなると、楽になるはずなのに結局自分で家具をどかさなければならず、思ったよりも楽にはなりませんでした。
ちなみに面倒すぎて、気づいたら何か月も放置してしまい、ほこりまみれにまでなったことがあります・・・
以上のことから、家具・家電があまりにも多かったデメリットの二つ目は、掃除がしにくい、がありました。
引っ越しするのにきつい
最後は、引っ越しがきついです。
引っ越しというと、頻繁にはやらないし、あまり関係ないのでは?と考えがちですが、特に私のように転勤族や個人的な好みでよく引っ越す場合、特に苦労します。
何よりも地獄なのが暑さで、夏はおろか秋の初めで少し涼しくなりかけた時期でさえ、玄関と車を数回往復するだけで汗だくになります・・・
しかも家具が多いほど、この地獄のような暑さが終わりがないように見えます。
また梱包する際も、ダンボール消費量が少なそうで意外と多く、例えば、
・運ぶ荷物のサイズが中途半端にダンボール箱に合わず、ギリギリ箱に入りきらないこと
・ペン立ての様な小物だと、ダンボールの高さ方向に荷物が詰めないこと
もあり、そのたびに新しくダンボール箱を用意しなければなりませんでした。
最後は筋肉痛です。
家具があまりにも多いと、車と玄関を往復する回数が増えるので、机や金属の棚はおろか、小物でさえ、しばらく荷物を運ぶと腕が痛くなって動きにくくなります。
そして、次の日になると腕や太ももが筋肉痛になりますので、ある意味で筋トレになります・・・
以上のことから、家具や家電が多すぎて苦労した点の3つ目は、引っ越しがきついこと、となります。
最後に
それではまとめに入りますと、まず家具が多い時の対処法は、
・家具は借りてみる(レンタルか実家から)
・レンタルの場合、固定費対策で、できるだけ借りる家具を少数に絞る
というのがおすすめで、家具が多すぎてイライラする点は主に、
・物理的に場所をとって邪魔
・掃除がしにくい
・引っ越しがやや地獄
というのが、一人暮らしをしてきて感じたことでした。
なお補足ですが、いつか使うかもという物は、大体は結局使わないです。
少なくとも私は一人暮らしをしてきて、いつかは使おうと思っていた道具もまさにほぼ使いませんでしたし、何か月もほったらかしていたこともありました。
逆に、例えばゲーム機をあまり使わなかったので、実家に持ち帰ったことがあり、最初こそもう遊べない状態で気持ち的に不便でした。
しかし、今はほとんど不便ではなくなりましたし、部屋のスペースがボコッと空きましたので、むしろ楽な思いをしています。
仮にこういう「いつか使うかも」という家具を置くことになったとしても、やはり借りることによって、所有とは違っていつでも気軽に用意したりなくしたりできる、というのが割と大きいと感じています。
それでは今回は以上となります。