ストレスが溜まる会社というと、
・長時間労働
・パワハラ上司
・買い叩きレベルの給料
など、よく言う「ブラック企業」が頭に浮かぶでしょう。
ところが、私は他にも目を向けなければならないと感じておりまして、特に重要だと感じたのが、とにかく音がうるさくないことです。
何年もうるさい環境に縛り付けられて分かってきたことですが、仮にその職場がまったりホワイトだったとしても、仕事場の生活音がうるさいだけで全部ぶち壊しとなります。
なお、「騒音が酷い?そんなの実際に働かないと分からないじゃん?」という声もありそうですが、説明会や面接などである程度見分けることができます。
その説明会や面接などの段階で少しでも音が気になるようであれば、即座に別の会社を検討することをお勧めします。
あるいは、ITやWEB業界などリモートワークになりやすい業界を選ぶのが一番ですね。
今回は、現在会社探しをされている方に向けて、「騒音が酷い会社を避けるべき理由」について解説していきたいと思います。
職場がうるさいのはストレスなだけであり、そういう環境に行ってはならない理由
強制的に最低8時間もそこに縛り付けられるから
まずは何といっても、最低8時間、強制的にその場所に縛り付けられるからです。
それがもし自分の家であれば、多少騒音があったとしても場所を移動すればある程度はマシになりますが、職場で仕事するわけですから無理やり嫌な音を聞かされるわけです。
そして中には騒音なんて大したことがない、あるいは関心がないという方もいるかもしれませんが、実際に晒られると、言葉で言うのとは本当に比べ物にならないほど苦痛になります。
例えば私個人の事例ですが、常に心臓バクバクで、全身の筋肉がずっとこわばったままでした。
また、仕事に頭のエネルギーを使おうにも、どうしても騒音に気持ちが分散してしまいますので、上手く集中できません。(一応、後述のように耳栓を使うと緩和されますが、それでも酷いです)
そんなので一日最低8時間もその場所に拘束されているわけですから、常に(イライラのせいで)緊張しているわけです。私の場合ですと、業務中は全身の筋肉に疲労感があったり、のどに違和感があったりしました。
酷い場合は、倦怠感がすごかったですし、頭が働かなくなったり振る舞いが少しラフになったりしたこともありました。
ところが、終業後になると一気に身体が軽くなります。もうそういう騒音地獄に縛り付けられる必要がなくなるわけですから。今まであった身体のだるさやのどの違和感が一気に消し飛びます。
他に例えると、物に圧力を加えていたのが一気に解放されたような感じです。
以上のことを毎日繰り返してきていましたね。
ちなみに最後でも解説しますが、ITやWEBのようにリモートワークができる業界だと、そもそも職場自体に行かなくて済むので、職場がうるさいとかは関係なくなります。
私自身も、先ほどの職場で一時期リモートワークになったことがありますが、嘘みたいに精神的に楽になりましたからね。
対症療法をしてもガタが来るから
次は、騒音を気にならないよう「対症療法」をしても、その分ガタが来てしまうからです。
周りの人から「耳栓をやればいいじゃん?」「その音を意識するからうるさく感じるんだよ」などとアドバイスされたこともありますが、少なくとも私の場合、根本的な解決にはなりませんでした。
耳栓を使う、意識しないなどの方法だと確かに少しは緩和しましたが、それでも慣れか何かで効果がどんどん薄れていきますし、意識しないようにすると、イコール感情を抑え込むという事になるため、別の方向でストレスが溜まります。
それだけではなくガタまで来てしまいまして、私の場合、出勤中は常に胃腸に違和感を感じていました。
ところが、転勤の関係で騒音が少ない職場に行ったところ、一気に胃腸の違和感がなくなりました。
ですから、風邪薬と同じで症状だけなくしても、後回しになるばかりかさらに悪化することもあるので、元を絶たなければなりません。
音源が近くにあるだけでイラっとするから
3つ目は、騒音を出す物が近くにあるだけでストレスになる事です。
特に走行車両や工事現場のような外部からの騒音に言える話ですが、たとえ音を出していなかろうと、「音源」が存在するだけで騒音が聞こえるのと同じくらいのストレスを感じるようになります。
私の経験ですが、まるで嫌がらせでそこにある(いる)ような感じがするようになります。
例えば私の場合ですが、至近距離でダンプカーが行き来している職場で働いています。
そして、(聞いてみると分かりますが)特に大型車の警音器は耳をつんざくような甲高い音を出すわけでして、サンキューホーンか何かでたまに鳴らすことがあります。
しかも、不意にサンキューホーン等が鳴るわけですから、最終的には窓からダンプカーの姿が目に入ったり、職場近くの交差点でウィンカー音が鳴っているだけで、イラっとするようになりました。
アパートでの騒音被害でも感じたと思いますが、もはや音源の存在自体が「騒音被害」となるのではないでしょうか。
耳栓を使っている場合、話しかけられるとウザいから
最後は、耳栓を使っている場合、他の社員に話しかけられるとウザいことです。
応答するためにいちいち耳栓を着脱しなければならないのですが、耳栓を取る段階よりも再び着ける段階の方がかなりタイムロスが大きいです。
スポンジタイプの耳栓を使っているのですが、他の社員による話が終わるたびに、手を洗って清潔にしたりスポンジ耳栓を潰したりするので、それだけで数分もかかったりするわけです。
しかも、その数分の間に手が止まるわけなので、頻繁に話しかけられるほど時間ロスが積み重なっていきます。
ですから、上司や同僚から呼び出されると非常に鬱陶しくなるわけです。
あと、メガネや補聴器と同じで、日常生活で着用する必要のある道具があるほど、それを着脱したりメンテナンスしたりする手間が増えるので、やはり最初から耳栓の必要のない環境に行った方が不便な思いをせずに済むと感じています。
最後に
以上、音がうるさい職場を選んではいけない理由について解説してきました。
騒音というと大したことがなさそうにも感じると思いますが、想像している以上にストレスを与えますからね。
まず面接の段階で怪しいのであればすぐ撤退を
では具体的にどう対策すればいいかですが、うるささについては入社前でもある程度見分けることができまして、例えば面接や会社見学の段階でも見分けることができます。
例えば、窓がすべて閉まっていても車の走行音や救急車のサイレンが気になる場合や、前述のようにトラックなどの大型車が頻繁に走っている場合だと、その会社は怪しいです。
実際に入社すると、もっと気になるようになりますから。
ですから、入社前の時点で少しでも怪しいと感じたら、その会社は避けるべきです。
私の経験上、入社前の段階で「ん?」と思う時点で、たいていその感覚は合っています。
一番は、ITやWEBなどのリモートワークのできる業界に身を置く事
一番の方法ですが、できればITやWEBなどのリモートワークを導入している業界に行くべきです。
そもそも職場ではなく家で仕事しますから、職場がうるさいかどうかは関係なくなります。
なぜITやWEBなどの業界が良いかですが、働き方が進んでいる場合が多いので、例えばリモートワークが普及しやすいです。
私自身も今まで4回くらい転職活動をしてきていますが、IT・WEB業界でリモートワークを導入していない会社の方が見つけにくかったですからね。
それから、正確には一時期だけリモートワークになったことがありますが、出社していたときとは比べ物にならないほど精神的に楽になりました。
ということから、ITやWEBなどの業界がお勧めなわけですね。なお詳しくは、下記の記事を読んでみて下さい。
という事で今回は以上となります。