私のようなゆとり世代の場合、飲み会が好きな人なんてほとんどいないでしょう。
私も飲み会は苦痛だと感じていまして、特に嫌いなのが金の浪費になることですね。
金額が大きいのもそうですが、半ば強制的に連れていかれる上に他人への機嫌取り(お酌、武勇伝+説教等)になぜ金を出さないといけないかが分かりません。
もちろん、自分の時間も無駄に圧迫されますし。
こんな感じで、会社の飲み会を鬱陶しいと感じている場合がほとんどかと思います。
もちろん、行きたくて自ら行っているのであれば別ですが、わざわざお金を払って苦痛な目に遭うほど無駄なことはありません。
ですから今回は、会社の飲み会はなぜお金の無駄になるだけかについて、私自身の体験も踏まえて解説したいと思います。
しかしながら、金の無駄な理由だけだと単なる飲み会ディスになるだけですから、この記事の最後でじゃあ私たちはどうすればいいかについても解説したいと思います。
会社の飲み会はお金がもったいないだけの理由3選
1.自分にとって楽しくないことに金を使う
今までの経験を振り返ってみて一番大きかった事ですが、自分にとって楽しくないことにお金も時間も使う時ほど無駄なことはありません。
よくソシャゲへの課金は無駄だとか言いますし、確かに節度は守るべきですが、それでも自分自身が楽しめる分まだマシです。
しかしながら、わざわざ金を払ってまで苦痛を受けるのは、別の見方からすれば対価だけ払って価値は何も受け取っていない状態ですね。
あと、私自身が飲み会も含めて色んな社内イベントに連れていかれる過程で、なぜ苦痛なのかを分析してみたところ、一番大きいのは行きたくて行っているのではないからだと分かりました。
要するに、他人から強いられている状態なので、もはや“作業”になっているわけです。
会社の飲み会に誘われるときをよく観察してみると分かると思いますが、飲み会に参加しない奴=悪者という雰囲気があったのではないでしょうか。
私の場合だとまさにありまして、例えば前に居た会社は表向きは自由参加だったものの、参加者名簿をみるとほとんど全員「参加」に〇が付いていましたからね。
しかも、欠席する人も少しは居ましたが、その理由はほぼ全て「用事がある」「調子が悪い」でしたから。
それも後述のように、自分が楽しむというより上司への雑用など相手を楽しませるための会でしたし、事実上「仕事」でした。(それもサービス残業)
そして、この行きたくもないことにお金を使う事こそが無駄な浪費と言えるわけですね。
2.自分ではなく他人(上司等)を楽しませているだけ
今までの体験を振り返ってみて二番目に大きかった事ですが、自分ではなく一方的に他人(上司等)を楽しませるためのイベントになってしまっていることですね。
冷静に考えてみて、本来は価値を受ける(=自分が楽しむ)ためにお金を出しているはずなのに、なぜお金を払って自分ではなく他人を楽しませないといけないかという話ですよね。
具体的にどういうのがあるかですが、まずは上司へのお酌など雑用を押し付けてくることですね。
私の場合だと、上司のグラスが空になったら注がないといけませんでしたし、飲み会の始まりの時に支店長のグラスに注がないといけないというのもありました。
あとお酌以外にも、鍋料理が出てきたら部下が調理して上司に取り分けるといった雑用もさせられました。
それから雑用以外だと、上司の武勇伝を聞かされることですね。それも一方的に聞かされますから、興味がある振りをするだけで精一杯です。
私の場合だと、武勇伝とは別に説教までされまして、「俺が若い頃は○○だったから、お前もやれ」と言った感じで過去の苦労を押し付けられたこともあります。
そのくせ、若手自身にとっては参加費だけ払っていてイベントを楽しませてもらうことはないですから、結果的に飲み会への参加は金の無駄になってしまいます。
3.金額がバカにならない
あとは金額そのものの話ですが、これも意外とバカになりません。私の場合だと1回3,000円くらいしました。(ちなみに、相場的には4,000円くらいです)
前述のように、会社の飲み会の大半はわざわざお金を払って自分にとって苦痛な体験をすることになりますし、ハッキリ言って金をドブに捨てているようなものですが、そのドブに捨てる金額自体が結構大きいです。
私の場合だと幸い(?)忘年会+納涼会と年数回でしたが、毎週飲み会がある会社も普通にあるそうです。
この見出しの冒頭のように1回4,000円、開催頻度を週2回だとすると、飲み会だけで月3万円飛ばすことになりますね。
ビジネス系のユーチューバーとか情報発信者が「サラリーマンは貧乏」と言っているのをよく見かけますが、(他の要因もありますが)月3万円も使っていればそりゃあ貧乏になります。
しかも、自分が楽しくないことにそこそこの大金をつぎ込んでいるわけですから、尚更ただの浪費です。
最後に:根本は、そもそも飲み会を断りにくい環境から移るべき
ということで、会社の飲み会はどうして金の無駄になるだけかについて解説しました。
ただ、お金の無駄になる理由だけを解説してもただのディスになるだけですので、最後に私たちはどうすればいいかについて解説したいと思います。
私が考える根本的な解決策ですが、そもそも飲み会を断りにくい環境から脱出することだと言えます。
よくネット上で飲み会を断る方法が公開されていたりしますが、そもそも会社全体の文化として飲み会への参加を推奨(というより半ば強要)しているのが大半ですから、個人的には断るだけでは対症療法的です。
それから「飲み会を断りにくい環境」といっても、それだけだと漠然としていますから具体的にどうすればいいかについて解説したいと思います。
結論からですが、古い業界(建設、メーカー等)は避けた方が良いです。
というのも、古い業界だと体質が古くなりやすく、その特徴の一つとして飲み会に参加しないといけないという雰囲気があるからですね。
私自身も過去に建設コンサルタントで働いたことがありますが、まず俗に言う「同調圧力」がありまして、表向きは社内イベントは自由参加だったものの、実際はほとんど全員参加していました。
それ以外だと、私がいた会社の場合は若手は上司への雑用をしないといけない雰囲気もありまして、それこそ上司へのお酌とか料理の取り分けをさせられました。
という感じで、まさに「今の若者が考える苦痛な飲み会」をさせられますし、そのくせ参加しない奴はダメだという雰囲気もあります。
ですから、逆に言えばITやWEBのような新進気鋭の業界に絞るのも一つの手です。
もちろん、新進気鋭の業界でももしかしたら体質が古くて社内イベントに参加しないといけない雰囲気の会社もあるかもしれませんが、それでも業界を絞るだけでもかなり効率良く仕事を探せます。
ちなみに、下記記事でもITやWEBのような新進気鋭の業界に特化している転職媒体を紹介していますので、今の会社があまりにも昭和過ぎて飲み会が断りにくいというのであればぜひとも読んでみてはいかがでしょうか。
ということで、今回は以上です。