こんにちは、えぃです。
今回は、
・新卒で就職活動をされている
・これから転職しようとされている
方に向けて、私が今までやってきた企業研究のやり方について紹介したいと思います。
キャリアサイト等で、「面接対策は企業研究をよくやれ」等と推奨しているのをよく見かけると思いますが、
・「企業研究企業研究って言うけど、結局どうすればいい?」
・「漠然としていてわからない」
と感じたことはないでしょうか。
確かに、企業研究をしなければ志望動機も上手く書けません。
しかし、過去を振り返る限り、企業研究自体について詳しく書かれている記事がいまいち見当たりませんでしたので、今回は研究方法自体に着目したいと思います。
結論から言いますと、
・「目的を決める」
・「そのうえでHPを読み込む」
です。
読者の方によっては「またそれかよ・・・」と思われるかもしれませんが、本当に一番効率的だと感じましたし、特に「なぜその会社?」の部分もアピールすることができました。
正確には、できればOB訪問までやれば理想ですが、時間や手間の問題もあるでしょうし、ここでは最低でもしていただきたい対策について解説していきたいと思います。
企業研究で最低限やっておいた方がよいこと
自分の目的を決める(ただし、憧れだけではNG)
大前提として、自分はどう働きたいかを決めます。それも、言語化レベルまで把握します。
例えば、
・とにかく能力を付けたい
・人の役に立ちたい
・成果を出せば出すほど評価されたい
といった感じですね。
就職する目的を決めないと、
・そもそも行きたい会社が見つからず、就職活動をしようがなくなるから
・なんとなく憧れで会社選びをしてしまうから
です。
私の場合は、
・地元で働きたかった
・それも前の会社での経験が活かせる仕事がしたかった
という観点で、地元での事業活動に注力している同業界の会社を転職先として志望しました。
なお、単に憧れだけだとNGです。
面接でのアピール内容も表面的になりやすく、面接に受かりにくいからです。
私の場合、大学の就活当初は「研究者は、世界の謎を解く仕事でかっこいい」という漠然としたイメージでメーカーなどの研究職の入社試験を受けられるだけ受けてきました。
ところが、就活を進めていく過程で、そもそも民間は公的機関とは違って、世界の謎を解くのではなく「売れる商品を作るための研究」が目的だと分かった上、面接でも「お客様の役に立つ商品開発に携わりたい」など当たり障りのない回答しかできず、ことごとく落ちてしまいました・・・
もちろん、研究職なので院卒でなかったのも不利な条件でしたが、仮に大学院に行ったとしても上記のような表面的イメージだけだと上手くいかなかったでしょう。
なお、この憧れのみでは臨んではいけない理由の詳細については、下記記事にて解説しております。
関連記事:就活で憧れだけではNGな理由
以上の点から、単なる表面的イメージではなく、自分がどう働きたいかを明確にすることが大前提として必要だと考えます。
会社HPの事業内容の項目を読み込む
次は、就職する目的を決めた後、会社HPを読み込みます。特に、事業内容の項目を読み込んだ方がよいでしょう。
その会社の特徴を詳しく把握することで、自分が目指す働き方に合う会社が見つかりやすいからです。
例えば、
・「地元で働きたい」→地元に特化して事業活動をしているかどうかを把握
・「屋外で働きたい」→測量や施設の定期点検など、現場作業がメインかどうかを把握
といった具合です。
あとは、競合調査もやっておいた方がよく、そもそも違いが分かるので、志望しようとしている会社の特徴もより明確に把握しやすいです。
何より面接でも「なぜその会社?」が説明できるし、自分の就職の軸に合っているかも分かりやすいです。
私の場合ですが、過去に建設コンサルへ転職しようとしたことがありますが、同じ建設コンサルでも例えば大手と中小とでは違っていました。
特に活動地域が違うと感じておりまして、
・大手の場合、本当に日本全国
・中小は、地方あるいはほとんどその地域でのみ活動
といった感じです。
面接でも、「地元で働きたい」という思いと、後者のように地元に特化して活動しているのが自分の就職する目的や軸に合っているとアピールしたのが相手の心に刺さったようで、内定まで得ることができました。
以上のように、応募しようとしている会社が何に特化しているか、あるいは色々手を出しているかを詳しく把握するのが大事であり、同じ業界の他社も調べてみるのも効率的だと考えます。
会社HPの「理想の人物」の項目と口コミを確認
最後は、会社HPの「理想の人物」の項目と口コミです。
口コミであれば、残業時間などの労働環境についてもリアルに調べることができますが、それだけでなく会社の価値観まで何となく予想することができます。
・昭和気質なのか
あるいは
・新しい社風で、ハンコや紙とは無縁なのか
といった感じでリアルに把握することができます。
あとは会社HPでも、理想の人物の項目を読み込むことも重要です。
私は両方やってきたことで、例えばこの会社は、
・先輩の言う事を忠実に聞けるかどうかが問われる
・資格取得ばかり推奨される
・成果よりも作業量・過程が重視される
会社なんだなぁという結論に至り、そこから私の性格のうち「素直であること」を探し出して面接でアピールしました。
そういう会社が求める人物像を推定し、それにピッタリの自分の特性の一つをアピールできたようで、実際に内定を得ることができました。
就活でも転職でも、人物面は割と見られますので、最低でも口コミと会社HPを通して、会社にとって来てほしそうな人物を推定することが大切です。
最後に+あと怪しい求人は面接で逆質問
少なくとも私にとって王道だったのは、やはり
・「どう働きたいかを決める」
・「会社HPや口コミを調査」
です。
この記事を読んでいる方の中には、耳にタコができているかもしれません。
ただ、本当に役に立ったと感じており、特に「なぜその会社?」を答えられるようになりましたし、それも自転車と同じで、身体が覚えているような感じでした。
逆に過去の新卒就活時代(特に序盤)を振り返ってみると、表面的にしかできていなくて少しびっくりしました。
なお補足ですが、求人を見てみて怪しいと感じたところは、面接やハローワークで質問をしてみてもよいでしょう
特にボーナスが異常に高すぎるなど、待遇がよく見えすぎる場合がそうでして、実際に面接で聞いてみましたが、嫌な顔はされませんでした。
ですから、ブラック企業を避けるためにも、求人で不審な点を聞いてみるのも、企業研究の手段としてはいかがでしょうか。
ちなみに、怪しい求人の見分け方等については、下記で詳しく解説しております。
それでは以上、過去に私がやってきた企業研究の方法でした。ぜひとも面接官の心に刺さるようなアピールができればと思います。