私もかつてJTCや古い体質の会社にいた時、特に上の世代とか上司からよく
「愛社精神を持て」
「会社のために~~」
というようなことを言われたことがあります。
正確には遠回しでそう言われたのですが、特にプライベートに口出する時に言われましたね。
という感じで本音的には「会社に貢献したくない」「愛社精神なんかない」と感じている思いますが、それでも「愛社精神を持たないのは甘え」「表面上だけでも持たないといけない」と感じると思います。
しかしながら今まで3社を転々としてきた身からすると、会社自体の文化が原因ですので、私としては転職して環境を変えるのが一番です。
今回は、なぜ転職して環境を変えるのが一番と言えるのかについて具体的に解説したいと思います。
会社に貢献したくない点でその会社は合っていない理由
本来は「愛社精神」「忠誠心」は自然発生するもの
これまで会社への忠誠を強いられたことが多いと思いますし私自身もそうでしたが、そもそも本来は「忠誠心」とか「愛社精神」というのは自然発生するものですね。
要は、価値観が合っているとか会社に貢献するメリットがある(後述)から自然についていきたくなるわけで、他人から押し付けられるとなると別です。
特に、よく「仕事のストレス」と言いますが、これも愛社精神の押し付けが根本の一つだと思いまして、実際に私自身もおじさん世代の上司の下で働いたことがありますが、とにかく精神的に苦労しました。
まず価値観が合いませんでしたし、何より「お前は下だ」「俺の言うことは絶対」という態度を取られてきたからですね。
しかしながら、20代や30代の人とも仕事をしたことがありますが、まず価値観も近かったですし、「俺の言うことは絶対」というより「一緒に頑張ろう」というような雰囲気でしたから、精神的に楽すぎてびっくりしたこともあります。
ここで「でも仕事だし、他人から忠誠心を押し付けられようと我慢すべきじゃないか」という意見もありますが、何より外部から強いられたものですから、無理に繕ってもストレスで長続きしません。
ですからそもそも環境自体を変えた方が良いです。
じゃあ逆にどんな環境にであれば転職すべきかですが、ITやWEBなどのデジタル業界をお勧めします。
私自身も、正確にはITサービスを展開しようとしているベンチャー企業にいたことがありますが(入社ではなく研修段階)、上記の30代以下の社員のように「一緒に頑張ろう」という価値観の人ばかりでした。
というより30代よりも上の世代の人がいなかったので、いわゆる「昭和世代」で「俺の言う事は絶対」という人がいなかったですね。
ですから、私としてはITやWEBなどのデジタル業界に身を置くことをお勧めします。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
自分にとって会社に貢献するメリットがない
あとは、会社に貢献したいと思っていない時点で、それは自分にとっては貢献するメリットがない証拠とも言えます。
もしメリットがあるなら、今頃は「仕事嫌だなぁ」とは思っていないはずですし、どんどん成績を出して昇給したりしているはずです。
しかしながらメリットがないということは、大体はその仕事でキャリアを積んでも見返りが無かったり、後述のように単に上層部からの理不尽を受け入れなかったりするわけです。
これは私の実体験上でもそうでして、私自身も会社に貢献したくないと思ったことがあるのですが、よく振り返ってみると、上司や先輩の姿を見て自分の未来の姿まで予想してしまったからですね。
特に目立ったことですが、まず管理職になっても役職手当が月数万円、部長でさえやっと10万円超えるかどうかでしたし、それ以上に課長以上の管理職は毎日夜中まで残業、週末でさえ普通に休日出勤していました。
それ以外にも、仕事はできるのに役職者になっていない先輩もいまして、例えば勤続年数5年の先輩がいましたが、案件は一人で何件もこなしている上、指示する立場にまでなったにもかかわらず、会社が年功序列だったせいか主任にすらなっていませんでした。
本人はどう思っているかは分かりませんが、こんな感じで会社に貢献するメリットを感じたことがありませんでしたし、自分にメリットのない事に手間暇を割きたくなくなるのは冷静に考えて当然です。
「忠誠心」「会社のため」は実は理不尽だろうと受け入れろということ
最後に、「忠誠」「会社のため」と強いてくる意図をよく考えてみると、大体は理不尽を押し付けるためだったりします。
ここでいう理不尽ですが、部下に負担を押し付けて上層部に一方的に有利になることですね。先ほどは「会社に貢献するメリットがない」と書きましたが、これと似ています。
例えば私の場合だと、例えば残業と電話応対を「新人だから」という理由で押し付けられたことがありました。
あとは、飲み会で偉い人のグラスが空になったら注がないといけない、というのがありましたね。
本当は他にも色々あるのですが、どちらも共通していたのが、部下にばかり負担を押し付けているということですね。
もちろん直接「部下なんだから負担を全て引き受けろ」と言うと反感を買ってしまうので、「忠誠」という言葉に置き換えていたりします。
最後に:愛社精神を強いる会社から抜け出すには、IT・WEB業界一択だ!
ということで、会社に貢献したいとは思えない場合は転職して環境を変えるのが一番な理由について解説しました。
では最後に、環境を変えるためのポイントも解説しますと、建設、メーカーなどの昔からある業界は避け、ITやWEBなどのデジタル業界をお勧めします。
ITやWEBなどのデジタル業界であれば、(例外はありますが)人間関係がフラットになりやすいので、例えば無理やり忠誠心を持たせてくる、といったこともなくなりやすいです。
というか私自身がそうでして、正確にはITサービスを展開しようとしているベンチャー企業にもいたことがありますが(入社ではなく研修)、「会社や上司は絶対的な存在」という雰囲気がなかったですからね。
それどころか「仲間として一緒に頑張って行こう」という感じでしたので、後述の昔からある業界の仕事とはあまりにも違いすぎてビックリしましたからね。
逆に建設などの昔からある業界だと、いわゆる「昭和体質」あるいは「体育会系」の会社が集まりやすいので、今回のように部下に対して無理やり忠誠を誓わせるというが起きやすいです。
私自身も、今回のように会社に貢献したいとは思えない職場に3社勤めてきましたが、建設系・商社とみんな昔からある業界でしたし、みんな昭和体質でしたからね。
ですから上記の経験からしても、私はITやWEB業界がお勧めです。
この辺については詳しくは下記にて、私がWEB業界に行ってみた体験談について紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ。
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もちろんこの記事を書いている私自身が相談に乗りますし、個別でその人に合ったアドバイスが受けられますので、単にこの記事を読むよりもJTCで消耗しない人生に近づくでしょう。
ということで、今回は以上です。