上司に
「いちいち聞くな!」
みたいな感じで分からないことを聞くと怒られる経験も多くあったと思います。
私の場合も、自分で少し考えるとか何回も聞くというのではなくて、本当に直接確認しないとダメなのに怒鳴られましたからね。
しかも、まだ一度も教えられていないのに聞くと「それ前にも言っただろ?」的なことまで言ってくることもありましたからね。
そしてネット上だと、「聞き方を変えろ」「聞き方がおかしい」的な話が載っていますが、その「聞き方」を改善しているのに怒鳴られるから悩んでいる人が多いでしょう。
結論ですが、確認すると怒られる、質問したら怒られる職場はそもそも辞めた方が良いですね。
もちろん変な質問の仕方は良くないですが、聞き方に気を付けているにも関わらず怒られるということは、大抵は職場自体に問題があるからですね。
逆に、どんな会社なら良いかですが、ITやWEBなどデジタル業界であれば、上記のように理不尽な環境にはなりにくいです。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
という事で今回は、分からないことを聞くと怒られる職場はどうして辞めるべきかについて解説していきたいと思います。
質問したら怒られる職場からは転職すべき理由3選
聞かなければトラブルになることも多い
まず、直接本人に聞くしかないことも多く、それも聞かないとトラブルになることも多いからです。
にもかかわらず確認しにくい雰囲気を出しているのですから、ミスが誘発されているようなものです。
百歩譲って、調べてすぐ分かること・何度も同じことを聞くのは抜きですが、聞かないとどうしようもないことすら対応しようとしないわけですからね。
思い出すだけで疲れますが、例えば施設点検の現場作業をやっていましたが、再雇用社員の先輩にどのカギを使うかを確認しようとしたところ
「『どれですか?』じゃねぇんだよ!」
と怒鳴って返されましたね。
「は?大事なことだろ??」
と思いましたがね。
幸い、最終的に使うカギを教えてもらいましたし、仮にミスっても多少時間ロスするだけでしたが、もし事故と隣り合わせにもかかわらず、それすら教えようとしないとなると、重大なトラブルになってどうなっていたでしょうね。
あと「質問は相手の時間を奪う」とか言いますし事実ではありますが、(もちろん変な質問はダメですが)聞きづらい雰囲気を出されても、後々トラブルになった時の方がかえって時間ロスになりますからね。
見て覚えろという雰囲気
質問すると怒られる職場をいくつも見てきたのですが、ほぼ共通して「見て覚えろ」という文化でしたね。
職人じゃねーよという話ですが、仕事を教える時もろくに教えようとせず、新人に丸投げするような感じでした。
本当に、仕事を教える時でも「一回しか言わないからな」「今回は教えたからいいけど、次は許さないからな」て言ってきましたからね。
何度も言うようにおかしな聞き方だとさすがにNGですが、この記事を読んでいる時点で、聞き方に気を付けているにもかかわらず困っていると思いますので、やはり職場自体の問題です。
ロボットではあるまいし、例えば一回だけ見て覚えるほど人間はハイスペックではないです。
要は、聞こうとすると怒る時点で仕事の知識を吸収しやすい環境を作れていないということです。
そして「見て覚えろ」という文化があるということは、そもそも会社自体が考え方が古いという事でもありますから、後述のように「理不尽」が蔓延っていることが多いです。
職場自体が理不尽な文化である(部下を下に見る)
そして一見すると上司個人の問題に見えますが、実は職場全体が理不尽な文化という事でもありますね。
私も今まで5社を経験してきましたが、質問をするだけで怒鳴られる職場に限って、大抵は理不尽な職場でしたからね。
具体的にどこが理不尽かですが、部下を下にみるところですね。
何度も言うように変な聞き方は別ですが、分からないことを聞いて怒ってくる人の言動を見てみると、指導というより感情的にキレていますよね。
「社会人になってそんなことも知らないの?」とか「お前は頭が足りんのか!」といった感じで、上から押さえつけるような感じですよね。
私がいた職場でも言われてきましたが、要はコンビニ店員にブチギレる客みたいな感じです。
ということは、質問で怒られることに限らず他のあらゆる面でも、理不尽で部下を下に見る雰囲気があるわけです。
私のいた職場だと、
・指導というより部下への揚げ足取り
・特に50代や60代などの昔の年代ほど、部下や後輩に感情的に怒鳴る
・飲み会で上司のグラスが空になると注がないといけない
など、ゴリゴリに上下関係が強くて部下を下に見るような感じでしたからね。
ですから分からないことを聞くだけで怒られるというのは、職場自体の問題なわけです。
ではこういう理不尽な文化の会社から抜け出すにはどうすれば良いかですが、私としてはIT・WEBのようなデジタル業界一択ですね。
もちろんゴリゴリにテレアポをする会社など例外はありますが、人間関係がフラットになりやすいので、上記みたいに体育会系にはなりにくいです。(詳しくは最後で解説)
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
部署異動願いや社内相談でも意味がない
となると、「部署異動頼めばいいじゃん?」「もっと上の上司に相談すれば?」という意見もありそうですが、結論として部署異動や社内相談だと意味がありません。
というより、もし部署異動とか社内相談ですぐに解決できれば、今頃はパワハラ問題がないはずですし、(例外はあるかもですが)そもそも全体で「パワハラ」が起きにくい仕組みの職場ばかりのはずですから。
そして、実際に部署異動とか社内相談(さらに上の上司等)をするとどうなるかですが、表面的な対応をされておしまい、という結果になります。
少なくとも私の経験上はそうでして、例えば私も上の上司に(正確には部署異動願いではなかったのですが)加害者と一緒の仕事スケジュールにならないよう持ち掛けてみたところ、上の上司は
「怒鳴られるぐらいで一緒に仕事できないようじゃ、どの組織でもやっていけないぞ」
と、完全に相談者である私のせいにされましたからね。
というような感じで、社内への相談や部署異動願いでは根本的な解決は見込めないと言えます。
分からないことを聞くと怒られる職場が嫌な人へ:IT・WEB業界一択
ということで、不明点を聞こうとすると怒られる職場からは逃げるべき理由について解説しました。
では、そういう聞こうとすると怒られる環境から逃げるためのポイントですが、まず結論ですがいわゆる「老舗企業」や古い業界(建設、不動産、金融等)は避けた方が良いですね。
というのも私の経験上、老舗企業や古い業界ほどガチガチの縦社会になりやすい傾向があるからでして、それこそ今回みたいに部下からの質問や意見を一切封じ込めようとする雰囲気になりやすいです。
私自身も過去に建設コンサルタントやレンタル業など古い業界や老舗企業の会社に4社くらいいたのですが、ほぼ全て上司に質問や意見をしにくい雰囲気でしたからね。
ですから逆に言えば、ITやWEBなどの新進気鋭の業界に絞った方が良いわけですね。
IT・WEBなどの業界だと、(例外もありますが)上下関係がないフラットな環境になりやすいので、今回みたいに理不尽に部下を押さえつけるというのもなくなりやすいです。
私自身も、自社WEBサービスを展開しているベンチャー企業にもいましたが、まず仕事の質問はどんどん受け入れる雰囲気でしたし、部下と上司が対等みたいな感じでしたね。
それどころか部下に敬語を使うことすらありまして、さっきの古い業界の会社にはそんなことなんてほぼなかったですからね。
その代わり、言われたことをこなすだけやりたいという人には向かず主体性が必要にはなりますが、それでも特に上から命令されるのが嫌い・主体的に動きたいというのであれば、ぜひIT・WEB業界を検討してみて下さい。
この辺については詳しくは下記にて、私がWEB業界に行ってみた体験談について紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ。
それでは、今回は以上です。