これまで色んな会社を見てきていると、会議が多い会社や打ち合わせばかりの会社には共通して無駄な業務が多いと感じています。
例えば私がいた会社の取引先の話ですが、大手で古い業界(メーカー、官公庁など)の会社ほど、本当にどうでもいい事でもいちいち打ち合わせしたがる傾向がありますね。
一応、上記はあくまで社外の話ですが、今勤めているところでも恐らくやたらと無駄な会議を開きますよね。
こんな感じで私自身も会議をなんとなく無駄と感じたものの、下記のようにネット上でも言われている特徴とまさに合致していましたので、会議は本当に無駄な業務になりやすいなと感じました。
・https://hrnote.jp/contents/b-contents-7214「会議でありがちな5つの無駄と、生産性を上げる10の改善策」
・https://logmi.jp/business/articles/323950「業績が低い会社ほど、会議に費やす時間も回数も多い「無駄な会議」からの脱却法」
そして、先ほど大手ほど云々と言いましたが、根本としては前述のように古い業界の会社(いわゆるJTC)ほど無駄な会議をしたがりますので、無駄な会議が多い会社から抜け出すには古い業界は避けた方が良いです(最後でも解説)。
もちろん会議自体は否定しませんが、問題なのは会議があまりにも多すぎて、無駄な工程が増えることですね。
それから、無駄な会議の多い会社や打ち合わせばかりの会社を色々見てきたところ、大きく分けて3つに特徴が絞られましたので、今回はその3つの特徴について解説したいと思います。
【会議好きは無能の証】無駄な会議が多い会社の特徴3選
小さい事でもいちいち会議をする
これが一番大きいですが、小さい事でもいちいち会議をすることですね。
そして、大抵はこういう手の会社はとにかく形とか儀式を重視しがちですから、その特徴の一つとして会議が無駄に多くなる傾向もあります。
一応、今働いている会社(商社)の取引先の話になってしまいますが、上司の話によると、大手の会社ほど下らない事でもいちいち打ち合わせしたがるとのことです。
どれくらい下らないかですが、メールやFAX一本でも済む話ですらいちいち打ち合わせします。
大手だと、人員が多いだけでなく、例えば平社員→班長→係長→課長→部長→本部長・・・等と何段階も役職があり意思決定に時間がかかるのもあって、会議が多くなりがちですがね。
じゃあ中小はどうかと言いますと、ここまで言って恐縮ですが、やはり中小企業でも会議をしたがります。
私自身が今までいた職場も中小でしたが、定例会議(それもそれぞれの社員の業務進捗)や毎朝の朝礼があったりしましたから。
要は、中小でも会議をしたがる会社はあり、大きな会社ほどより多く会議を開く傾向があるという考えが正しいです。
そしてもっと根本的なのは、大手とかそういうのより、会社の文化の問題(形式主義であること)ですから、中小企業でも無駄な会議があるといった現象も起きます。
会議の方向がめちゃくちゃになる
後は、会議の方向がめちゃくちゃになるのも無駄な会議の一つになりますね。
要因としては、一番大きいのは会議の目的を見失ってしまうことですね。
具体的にどんなのがあるかですが、私が現在働いている商社の話ですが、会議の内容が無制限に広がるのがありました。
先ほど「会議の目的を見失ってしまう」と書きましたが、もちろん表向きは「では次の○○について、~~でよろしいでしょうか?」と確認はします。
ところが、「んん・・・でもねこれをこうしたいけど、こういうのがしたくて、それからこれがしたくて・・・」というのを無制限に繰り返して、結局何が言いたいのか分からなくなります。
あるいは、「では次の○○について、~~でよろしいでしょうか?」への回答が始まると思いきや、第三者が「でもこれはこうした方が良いんじゃないの?」と割り込み、回答者自身も「いや、これはこうした方が良くて、それからここをこうした方が良くて・・・」というのを繰り返し、やはりなかなか結論に到達することが無かったです。
酷い場合だと、途中で雑談してしまうこともありましたがね。
こんな感じで、例えば本来は1時間で終わる予定だったのに、実際は3時間くらいにまで膨れ上がったこともありますね(苦笑)
会議自体が目的になってしまっている
最後は、会議自体が目的となってしまっていることですね。
先ほどでも触れたように、形式主義な社風なのが一番の要因であり、その一つとして会議をするという“儀式”をすることを重視する傾向があります。
私が今までいた会社だと、毎朝・毎夕のミーティングと定例会議がありましたね。
まず毎朝・毎夕のミーティングについて、その部署の全社員とネット上のツールを使ってミーティングしましたが、内容の大半が今日やる作業内容についてでした。
もちろん連絡事項を共有する機会もあったものの、それもミーティングの最後に「連絡事項のある方は居ますか?」と聞く程度でしたし、それよりもその日の作業内容という社内システムでの共有でも済むような内容が大半でした。(しかも、実際に社内システムで共有していましたし)
さらに、朝と夕方の分を合わせてミーティングだけで毎日20分以上使っていました。
それから定例会議についても、私の場合だと毎月1回ありましたが、やはり内容の大半が業務の進捗具合であり、業務の進捗具合共有のために1回の定例会議で1~2時間も消費することになっていました。
そしてこの会議が目的となってしまっている会社の問題点は、会議に限らず別の面でも形式ばかりを重視する傾向があることでして、例えば私が遭遇してきたものだと
・メールしてからしばらくたった後、電話で先方に確認しないといけない
・飲み会で、上司のグラスが空になったら部下が注がないといけない
といったものがありましたが、要するに会社の文化自体が形式を重視する傾向があるのが根本だと言えますね。
無駄な会議が多い会社で疲れている人へ:古い業界やJTCだとNG
という事で以上、会議が多い会社にありがちな特徴を3つに絞って解説しました。
ここまで解説すると、「じゃあ、会社に直談判して無駄な会議を減らしてもらおう!」と思うかも知れませんが、そもそも会社自体が無駄な会議を開きたがる文化なので、直談判については多分無理だと思った方が良いです。
というより、直談判で何とかなるのであればそもそも最初から無駄な会議なんてありません。
ですから私としては、より現実的なのは転職などでそもそも環境自体を変えてしまうことですね。
では具体的にどうすればいいかですが、冒頭でもあったように、古い業界(建設、メーカー等)は避けた方が良いです。
というのも古い業界だと、出来上がっている業界でルールや慣習などの変化が少ない分、会社としての考え方が昔のままになりがち(企業体質が古くなりがち)ですので、それこそ例えば無駄な会議が多くなりやすいです。
ですから、中小だろうと大手だろうと、古い業界に属している限り会議云々も含めて無駄な仕事に悩まされる羽目になりやすいです。
私自身も、勤務先・取引先と色んな会社を見てきましたが、会議あるいはミーティングが多い会社は、みんな共通してメーカーや官公庁など古い業界に属していました。
となると逆に言えば、文化が進んでいるITやWEBなどのテック系業界がお勧めです。
もちろんデジタル業界に絞れば100%上手くいくとは言えませんが、少なくとも無駄な会議が多いなど昔の考え方の会社を避けられる可能性を大きく上げられますので、ぜひとも試してみて欲しいです。
ちなみに、下記記事でテック系の仕事を探すのにお勧めな転職エージェントを紹介していますので、良ければあわせて読んでみて下さい。
それでは、今回は以上です。