筋トレをやっていると、
・「上腕35cm超えてやる・・・!」
・「鍛えないと体がなまってしまう・・・」
と意気込んでも、実際にやろうとすると、
・「でも今日は休みでいつでもできるし、午後にしよう。」
・「やりたいけど、なんか時間かかってめんどいしなぁ」
と考えてしまって、後回しにしたということが多いでしょう。
私もこれまで6年以上筋トレをしてきましたが、ジムに行くのが面倒なのと「いつでもできる」という油断が原因で、例えば気が付いたら土日の夕方になってしまった、なんてことも多々ありました。
ただ、これは結論から言いますと根本面の対策で、
・できるだけ自宅でトレーニング
・優先順位を決めて、鍛える部位を少数に絞る
がよいと考えます。
もちろん、「筋トレの動画を見る」「なんとなく身体を動かしてみる」「他人の体つきを目標にしてみる」ことで気持ちを奮い立たせるという方法もあります。
しかし本記事では、そういう気持ち面というよりも、もっと根本面に目を向けて、
・面倒な要因
・面倒な時の対策法
について解説したいと思います。
筋トレのどこがめんどくさいのか
まずは、筋トレのどこが面倒なのかについて洗い出したいと思います。
筋トレを6年以上経験する限り、下記の二つに大きく分けられましたので、それぞれ解説していきます。
ジムに行くのが面倒
まずは、ジムに通うのが面倒なことです。
具体的には、
・ジムに通うまでに、一定の時間がかかる
・ジムに近い場所を探すため、住むアパートが制限される
・(ケガ防止でやむを得ないが)上靴の着用が義務付けられる場合が多い。
というのが面倒な原因でしょう。
私の事例ですが、一番面倒だったのは通わなければならないことで、まず職場とは別にジムにまで近いアパートを選ばなければなりませんでしたし、道のり的にも通うだけで最低でも10分弱かかりました。
また、市民体育館も使ったことがありますが、いちいち電話予約するのが個人的に苦労しました。
当時は新型コロナウイルスの関係で飛び込み入場ができなくなり電話予約が必須になりましたが、体育館の職員と電話するだけで毎回数分使いましたし、自称コミュ障でもあり個人的に電話をかけるのにかなり勇気がいりました・・・
最後は、ジムでも市民体育館でも上靴の着用の義務付けがあり、これは当初は思ってもいませんでした。
上靴の着用はケガ防止の関係でやむを得ませんが、まず事前に上靴を買わなければなりませんし、上靴を忘れてしまうと何十分もかけて自宅から持ち出さなければなりませんでした。
以上のことを振り返ると、個人的に面倒だとおもった要因の一つは、ジムに通うことでした。
筋トレそのものが面倒
もう一つは、筋トレそのものが面倒なことです。
具体例としては、
・いつでもできる→後回し
・プロテインシェイカーをいちいち洗わなければならない
・すべて完璧に鍛えようとする
といったものがあると思います。
なお私の場合、一番大きかったのが上記の例でいう「後回し」でした。
学校や職場とは違って時間が拘束されていないのもありますし、前述のようにいちいちジムに通わなければならなかったので、気が付いたら例えば日曜日の夕方になっていた、ということもそこそこありました。
以上を振り返ると、私が考える筋トレが面倒だと感じる要因のもう一つは、筋トレそのものが面倒である、というのが挙げられます。
解決策
できるだけ自宅でやる
まずは、できるかぎり自宅で筋トレをやることです。
私が感じた何よりのメリットが、ジムに通わなくてよいことです。
住む場所も制限されない上、場合によっては渋滞に遭ってタイムロスしてしまう、ということもないです。
私の場合は、上腕や胸などとピンポイントで鍛えているので、そういう方であれば尚更おすすめです。ピンポイントで鍛える分、自宅に用意する器具が少なくて済むからです。
用意する方法ですが、私はレンタルを使っています。
私がレンタルを利用してきて感じたメリットは、
・ダンベルの重さが足りなくなったら、いつでも取り換えられる
・器具を使わなくなったら、返却して部屋のスペースが空けられる
です。
以上の理由から、道具を買うよりもレンタルするという方法を選んでいます。ただし、これはあくまで個人の例であり、道具を「買う」方がメリットが多い、という場合もあります。
関連記事:筋トレに行きたくない!筋トレの器具はレンタルがおすすめな理由4点と注意点
ただ注意点として、賃貸の場合は、大型のマシンなどのあまりにも重い重量物は、床破損防止の関係で禁止されていることが多いです。
とはいえ、ダンベル+ベンチ程度であれば、私の場合は不動産業者にもあっさりOKと言われましたし、実際に物件を借りる場合でも数十kgのダンベル程度であれば問題ないと思いますが、念のため管理会社や不動産業者に確認を取った方がよいです。
以上のことから、私が考える対策の一つは、自宅でトレーニング、となります。
鍛えたいところを少数に絞る
もう一つは、鍛えたいところを少数に絞ることです。
具体的には、
・あれもこれも鍛えようとしない
・できる限り、鍛える箇所を少数に絞る
・できる限り大きな筋肉(胸筋・下半身等)に絞って鍛える
というような感じで優先順位を決めます。
理由は、すべて完璧にこなそうとすると、無駄な工程も発生して全体の時間がどんどん膨れあがってしまうからです。
私も過去には、胸筋だけでなく上腕や前腕まで、すべていちいちトレーニングしてしまったことがありました。
もちろん、当時はこういうすべて完璧にこなそうとしたのが原因で、例えば上半身のトレーニングだけで30分近くもかかっていました。
そこで、例えば腕であればアームカールなど上腕の種目だけをやるようにしたことで、上半身のトレーニング時間を10分程度にまで削減できました。
なお下記のサイトでも解説されていますが、できる限り大きい筋肉・体幹に近い箇所を鍛えることで、末端まで自動的に鍛えられます。その末端の箇所でダンベルを支えながら鍛えているからです。
「前腕筋は特に鍛えなくても、上腕筋だけを太くする時に全く前腕筋を使わず細いままキープすることは逆に出来ません。」
ページタイトル:「なぜ、前腕だけが太くならないのか?」
北島達也オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/t-rock2010/entry-12112918412.html
私もアームカールをした後は、後日上腕だけでなく前腕まで筋肉痛になったことが良くありましたので、やはり末端の筋肉は自動的にかなり使っているようです。
以上のことを振り返ると、私が考える対策のもう一つは、鍛える部位をできるだけ少数に絞る、ということです。
最後に
それではまとめに入りますが、まず筋トレが面倒な要因は、
・ジムに行くのが面倒なのか
・筋トレ自体が面倒なのか
であり、対策法は、
・できるだけ自宅で筋トレ
・鍛える箇所を絞る
という方法がおすすめだというのが、本記事での結論です。
なお補足ですが、私が過去6年以上筋トレを経験する限り、気持ちだけでの対策だと限界があると感じました。
・モチベーションを無理に上げる
・筋トレの動画などで、気分を奮い立たせる
といった方法だけだと、限界があると感じました。
難しい言葉で「パーキンソンの法則」というのがあります。これは例えば、
・同じ仕事でも、期限が長いとその分だけ仕事の作業量が膨れ上がる
・収入が上がると、それに比例して支出も膨れ上がる
といった考えです(少なくとも、私はそのように認識しています)。
このパーキンソンの法則で考えると、筋トレの場合も、期限がない→いつでもできる→長引く、あるいは後回しにしてしまう、といった仕組みで“仕事の作業量”が膨らむ→面倒になると考えています。
上記の理由で、気持ち面の対策だけだと、長続きしないと思います。
しかし筋トレには期限は設けようがないでしょうし、どうすればよいかといいますと、今回紹介したように根本面・仕組み面での対策がよいと思います。
根本面・仕組み面での対策であれば、“仕事の作業量”がそもそも削減されて、膨れ上がりようがなくなると考えています。
ここでいう根本面・仕組み面とは本記事で紹介したように、
・自宅で筋トレし、ジムにいく時間を削減する
・鍛える箇所を削減する
という、そもそもの“作業工程”を削減することです。
少なくとも私は、自宅でトレーニングする前までは施設へ通う時間も含めて1日1時間弱かかったこともあったほか、1週間に2部位しか鍛えられませんでしたし、面倒すぎて1週間おきで怠ってしまった事さえあります。
ところが、自宅でやるようになってから、1週間に4部位もできるくらい余裕ができ、1日のトレーニング時間も10分程度にまで削減できました。
したがって、筋トレが面倒な場合は、こういう根本的な面に目を向けなければならないと感じました。
それでは、今回は以上となります。