欧米はどうかは分かりませんが、少なくとも日本で働いている限り、朝礼がある会社や場合によっては無駄な夕礼まである会社もあると思います。
私も今までJTCをメインに5~6社くらい経験したのですが、ある職場は始業してから毎朝朝礼がありましたが、ミーティングというよりは単に社員一人一人が機械的にその日の予定を言い合っている感じでした。
これがもし月1回とか重要事項の説明だけというのならともかく、始業後とは言え10分間も朝礼していましたし、その間に自分の業務ができませんでしたから、個人的には時代遅れな会社だなと思いました。
他の職場だと、アルバイトでしたが、朝礼だけでなく昼礼や夕礼までありましたし、朝礼に関しては始業5分前から始まっていました(無給)。
そして結論ですが、無駄な朝礼のある会社である時点で今の時代に合っておらず無駄が多い社風であり転職すべきと言えますね。
ですから今回は、無駄な朝礼のある会社からはなぜ転職すべきか、またそういう会社から転職するための具体的なポイントについても解説していきたいと思います。
無駄な朝礼のある会社は辞めるべき理由3選
形式ばかりを重視している証拠
一番の理由ですが、形式ばかり重視している証拠と言えるからですね。
あくまで私の見解ですが、朝礼をしているという形を重視している証拠ですね。
実際に、今まで朝礼のある会社で2社にわたって働いて分かったのですが、重要なことの共有というよりは1日の作業予定の報告や社訓斉唱ばかりになるなど形骸化していましたし、他の社員たちもまるで機械的な感じでした。
例えば、1社目はこれから先の業務方針はもちろん社訓の斉唱までありました。
月1回の朝礼でしたが、一応業務方針の話については重要なポイントだけの説明でしたしまだ生産的でしたが、社訓の斉唱は「学校かよ」と思ってしまいましたね。
会社のパンフレットに書いてある社訓一行一行をひたすら声に出して唱えていましたし、それも斉唱だけで数分間消費していました。
その数分の間に業務方針について結構話せる(あるいは全て話しきれてしまう)と個人的に思いましたがね。
あと2社目では、社訓の方針はなかったのですが、毎日朝礼がありしかも夕礼までありましたね。
内容は1日の作業予定の話と重要な連絡事項(休暇取得の予定、これから先の業務方針等)でしたが、ほとんどが1日の作業予定の話でした。
これも百歩譲って重要な連絡事項だけだったら許せたのですが、問題は1日の作業予定の報告でして、社員一人一人が報告するのですが、正直社内のイントラネットに載せれば分かる内容なのに(後述)、いちいち口頭で話していましたね。
しかも、口頭での報告といっても
社員「今日は○○します」
部門長(上司)「はい、分かりました。では次お願いします。」
(以下同文)
というように機械的な受け答えでしたし、社員一人ずつ話していたので、報告だけで10分近くかかっていました。
それだけでなくて、夕礼でも同じやり取りでしたので、二重で時間ロスが生じていました。
個人的に、1社目2社目ともに朝礼で機械的なやり取りをするくらいならその時間を本来の業務に費やすべきでしたが、要するに元をたどれば形ばかり重視している社風とも言えます。
そもそも本来の朝礼の目的は情報伝達のはず
それから、朝礼というのは大抵は1日にやる作業内容の報告もするのですが、作業内容については多くは社内イントラネットで掲載すれば済む話ですし、実際に私がいた職場では社内システムでも共有していました。
そもそも朝礼は、本来は情報伝達が目的のはずですからね。
しかしながら前述のように形式主義の場合だと、いちいち口頭で話すことになりますし、それも形骸化してしまうわけです。
酷い場合だと、前述のように社訓斉唱までありますし。
となると、「でも朝に集まってその日の予定を言い合った方が、もし問題点とか変更しないといけない予定があればその場で教えてもらえるじゃん?」という反論もありそうですが、これも特に朝礼でやらなくても、社内のシステムを見て随時教えてもらえば良いと思いますね。
しかしながらいちいち朝礼する職場の場合、そのほとんどは朝礼そのものが目的となってしまっています。
酷い場合だと始業前に朝礼
酷い場合だと、始業前に朝礼があるところもありますね。
私自身は直接の経験はないのですが、転職活動でとある会社の面接で「弊社は始業前に朝礼がある」と言われたことがありますね。結局辞退しましたが。
本来は始業前の朝礼だろうと義務付けた時点で、それは労働時間でその分の給料を払わないといけないはずなのですが、大体は無給でやると思った方が良いですし、実際にその分の賃金が出たとしても我々にとってダメージが大きいです。
何が問題かですが、始業前に集合しないといけない分、朝の時間も圧迫されてしまいます。
これは甘えとかそういう問題ではなくて、想像以上に時間的なロスが大きいという意味ですね。
例えば朝の朝礼を始業15分前開始とすると、一見すると大したことがないような感じがしますが、よく考えてみると15分もあれば大抵は朝食や着替え、(会社に近ければ)通勤など色んなことができますよね。
しかも、仮に朝礼の分の残業代が出たとしても、その分の時間は本来の業務に充てることはできないので、どっちにしろ無駄に「残業」することになります。それも1日15分なので、始業前の朝礼だけで週に1時間以上、月に5時間も残業することになります。
というように考えると、始業前に朝礼があるとなるともう最悪です。
朝の朝礼はおかしい!という人へ:脱出する方法
ということで以上、朝礼のある会社は辞めるべきかについて解説していきました。
そして、朝礼があるかどうかなんて結局は会社の方針ですから、私たちができる抜本的な対策と言えば転職して環境を変えることだと言えますね。
しかしながら、ネット上でも「こんな会社は辞めろ」とだけ書いてある記事も見かけますが、単に辞めるだけだとまた似たような環境に行ってしまっては意味がないですから、最後に転職するためのポイントについて解説していきたいと思います。
まず結論からですが、建設や金融、メーカーなど昔ながらの業界は避けた方が良いですね。
というのも、古くからある業界だと企業体質も古くなりやすいからです。
この記事で「朝礼のある会社は形式主義だ」等と書いていますが、根本は企業体質の古さでして、私自身も朝礼のある会社で複数社働いてきたのですが、やはりどこも昭和体質でしたし、朝礼に限らずハンコ文化があるなどあらゆる面でも無駄が多かったです。
ですから、例えばITやWEBなど新進気鋭のデジタル業界に絞って仕事を探した方が良いわけですね。
私も、自社WEBサービスを展開しているベンチャー企業にもいたことがありますが、いちいち朝礼するとかそういうのはなかったですし、それ以外にも連絡はLINEとかチャットをメインに使っていました。
あと、資料もデジタルベースでしたので、すごい効率化が進んでいる会社だなぁと思いました。
(多分要因はこれだけでないと思いますが)だからいわゆるテック系の会社は最近イケイケなのかな?と思いますね。
ちなみに、下記記事でもITやWEBなどの新進気鋭の業界に特化した転職サービスを紹介していますので、もし朝礼など無駄が多い会社で悩んでいるのであれば、ぜひ使ってみて下さい。
ということで、今回は以上です。