長時間労働を美徳としている会社からは実は転職するべき理由

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理不尽から抜け出す方法(旧 脱古い体質キャリア論)
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 長時間労働や残業というと本音的には絶対に嫌かと思いますが、それでも早く切り上げようとすると白い目で見られてきたことも多いと思います。

 私の場合だと、正確には定時で帰ろうと思えば帰れた会社でしたが、それでも根本の社風的にできれば長時間残業して欲しいような感じでした。

 ですから酷い場合だと、

「男は残業するものだ」

「会社に居るだけでもいいから残業しろ」

と言われたこともありますね。

 結論からですが、実は企業体質が古い証拠であり、転職するのがお勧めだと言えます。

 どこが古い体質かですが、本来は成果を出すのが会社や仕事での目的のはずなのに、

長く働く=問答無用で偉い

という図式になってしまっているわけですね。

 これがもし人が働けば働くほど利益が上がるかつての時代(高度経済成長期等)とかであればともかく、冷静に考えてみて今の時代からすればおかしなことになっていることが分かると思います。

 ですから今回は、残業や長時間労働を美徳としている会社は企業体質が古く転職するべきと言える理由について具体的に解説していきたいと思います。

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残業や長時間労働を美徳としている会社からは転職するべき理由

「長時間労働=頑張っている」は、実は企業体質が古い証拠

 一番伝えたいことですが、「早く切り上げる=サボっている」と考えがちですが、実は間違っていると言えますね。

 これが百歩譲って、何も仕事で成果を出していないのに定時で帰る、というようなものであれば分からなくないのですが、問題なのは定時帰り=何でも絶対悪という考え方です。

 そして根本なのは、実は企業体質が古いということですね。

 ここでいう「企業体質が古い」ですが、成果ではなく長く働くこと自体が目的、苦労自体が目的となっていることです。

 どういうことかですが、昔の名残のようなものがそのまま残っていることでして、昔はAIやネットはもちろんなかったですし、機械もそこまで発達していなかったので、人間が直接手を動かさないとモノを生産できなかったのですが、逆に言えば昔の時代は手を動かせば動かす分だけ「稼げた」わけですね。

 ところが、この「手を動かせば動かした分だけ稼げる」という考え方が、今の令和の時代でも引き継がれてしまっていることから、企業体質が古いと言えるわけですね。

 しかも企業体質が古いと、例えばハンコ文化だったり同調圧力が起きやすかったりと、別のあらゆる面でも仕事のストレスになりやすいです。

適切な人員配置をしようとしなくなる

 長時間労働や残業が美徳となってしまうと、適切な人員配置をしようとしなくなりがちになります。

 というのも、もし長時間労働ではなく成果を追い求めているのであれば、その社員ばかりに仕事が圧し掛からないように仕事量を調整するなどして、何としてでも労働時間を削減しようとするはずですから。

 ところが、長く働く=偉いという企業文化になってしまうと、仕事量の負担が大きくなろうとも、結果的に何でも長く働くことで解決しようとしてしまうわけですね。

 これは私自身の実体験でもそうでして、前の会社だとその業務のスケジュールがその人や部署にやたら集中していたり、課長以上の管理職が毎日夜中の9時まで残業していたりしたことがあります。

 しかも、その時ではなくてほとんど常に業務量過多の状態が続いていて、酷いと夜勤までやったこともありますね。

 ただ、この職場でも残業=美徳という雰囲気がありまして、本当は例えば全体の社員数と仕事量とのバランスを調整するという方法もあったはずなのに、残業で押し切ろうとしていました。

 そして人員配置を整えようとしない事の何が問題かですが、会社の経営面はもちろん、自分の自由な時間が無くなりますし、健康面からしても悪影響です。

 私の場合だと、月に40~60時間も残業したことがありますが、時間が無すぎて毎日外食していましたし、そのせいか健康診断でメタボ判定が出たこともありますからね。

本来は定時で帰れる状態が当たり前

 最後に、そもそも本来は定時で帰れる状態が当たり前のはずです。

 百歩譲って納期が迫っているとかなら分からなくないですが、常に残業があるのは問題です。

 常に残業があるのは、前述のように大体は人員配置が間違っていたりそもそも企業文化が古かったりしますが、共通しているのはどちらも会社側に問題があることですね。

 仕事量を調整するのは上層部の責任ですし、企業文化についてはそもそも会社そのものの問題ですから。

 あと、最近だと月45時間、年360時間の残業規制ができましたし、そもそも残業代には1.25倍の割増が付きますが、要するにそれだけ長時間労働は本来あってはならないわけですね。

 にもかかわらず、常に残業があるというのは、まず会社自体が問題ありな証拠である上、労働者個人にとっても健康面も含めて悪影響ですから、長時間労働を美徳としている会社というのからは転職した方が良いと言えますね。

最後に:転職する際の具体的な対策

 ということで、長時間労働や残業を美徳とする会社からは転職するべき理由について解説していきました。

 ただ、単に今の会社を辞めるだけでは、また似たような職場に行ってしまっては意味がありませんから、最後に転職するためのポイントについて解説していきたいと思います。

 結論からですが、転職する時は古い業界(建設系、金融、印刷等)は避けた方が良いですね。

 というのも、古い業界だと昭和体質になりやすいからでして、私も実際に古い業界で複数社にわたって働いてみて分かったのですが、それこそ共通して長時間残業=美徳、苦労=偉いという風潮がありました。

 ですから、逆に言えば新しい業界であるデジタル業界(IT、WEB等)に絞ることをお勧めします。

 ちなみに、下記記事でもITやWEBなどの新進気鋭の業界に特化した転職サービスを紹介していますのであわせて覗いてみて下さい

 特に、他の一般の総合型転職サービスに比べてその業界ばかり探しやすくなりますので、せっかく理不尽で昭和体質な会社から抜け出したのにまた似たような会社に入ってしまった、というリスクを大きく下げられるでしょう。

 それから、デジタル業界への転職のポイントとしては、副業をやってみるのがお勧めです。

 要するに、詳しくは上記リンクでも解説していますが、ITエンジニアであればプログラミング、WEBマーケティングであればブログ、と言ったように副業をすることで、ある程度スキルが事前に身に付けられます。(少なくとも、やる気の証明にもなります)

 という感じで長々と書きましたが、もし長時間労働=美徳としている会社から抜け出したいというのであれば、上記の方法をぜひとも試してみてはと思います。

 それでは、今回は以上です。

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