転職で内定先が決まると、なんとなく違和感はあるものの承諾しようか迷っていることも多いかと思います。
しかも、下記ツイートのように早く内定承諾しないとニートから抜け出せないという焦りもあって、何となく嫌でも急いで承諾したくなるジレンマすらあると思います。
ところが結論ですが、内定を決めようか迷っている時点でその会社は入社しないほうがよいと言えます。
まずそういう入社前の嫌な予感は大体当たっていますし、迷っている時点で自分にとってデメリットの方が上回っている証拠ですから、仮にそのまま働いても気にならなくなるどころか逆に悪化することがほとんどです。
私も休みが少ない会社に焦って内定承諾してしまったことがありまして、当時は何となく気にはなっていましたが「でもそのうち慣れるだろう」と油断してしまったせいで、まず慣れることはありませんでしたし結局1年で辞めてしまいました。
そこで今回は、内定承諾を迷う時点で具体的になぜその会社は入社しない方がよいかについて解説していきます。
転職先の内定で迷う時点で大体やめたほうがいい理由
入社前の嫌な予感は大体当たっている
一番大きな理由ですが、入社前の嫌な予感は大体当たっており、合わなそうだと気づいているからです。
そもそも、本人にとってはそれが嫌という「基準」のようなものが人それぞれ違います。
それも、ただ嫌なだけではなくて「とにかく」嫌という基準です。
もし本人にとってそのデメリットが大したことが無ければ、迷うとかそういう概念自体ないはずですから。
あるいは、仮にとにかく嫌な条件だったとしてもメリットの方が上回っているならやはり迷わず決めるはずです。
そして、冒頭で「なんとなく違和感」と書きましたが、実は氷山の一角のようにデメリットが一部だけ見えているからで、逆に言えば入社前に違和感を感じている時点で、実際に入ってみるとそれ以上に深刻です。
参考までに、私の場合は元々年間休日がとにかく120日でないと嫌だったのですが、それでも「入ってみないと分からない」という理由から、115日前後の1社の選考を受けましたし内定まで出ました。
そして内定が出た当時は、先ほどの氷山の一角の話のように一応四捨五入すれば120日なので「何となく」程度だったのですが、内定承諾した結果
・土曜日が普通の出勤日(ただし土曜日全てではない)
・有給を使っても全ての土曜日が休めない
と想像以上に悲惨でしたから、「何となく」という感覚は意外とバカにできません。
要は、入社前に「ん??」と感じた時点でダメなものはダメという事が言えます。
大抵は事態が悪化する一方
そしてそのまま入社しても、事態は気にならなくなるどころか大抵は逆にどんどん悪化します。
前述のように本人にとっては元々致命的なデメリットですから、そのままいても良くなることはまずありません。
というより、何年もその環境に居るわけですから、逆に不満とストレスは増大します。
なお、入社前に「何となく嫌」と思っているということは、一見大したことが無さそうに見えるということですから、尚更妥協して(あるいは騙されて?)入ってしまいやすいです。
参考までに、先ほどの休みの日の例ですが、入社したばかりの頃は「120日もないけどそのうち慣れるだろう」と妥協してしまったのですがこれが間違いでして、まず一向に慣れることはありませんでした。
あわせて読みたい:ホワイトな仕事に就くには、年間休日が最低でも120日は必要である理由!
逆に、土曜出勤で週末が1日しかないことによるストレスはそのまま大きくなりましたし、(他の要因もありましたが)最終的には日曜の消灯時には寝付けなくなって、月曜日当日は布団から立ち上がるだけで苦労するようになりましたから。
というような感じで、入社前に感じた不満は日に日に増大しますし、先ほどのように実害すらあり得ます。
ストレス発散のために暴飲暴食等をする恐れ
入社後に不満が日に日に大きくなるとストレスも溜まりますから、発散のために暴飲暴食とか酒タバコにも手を出すことになるでしょう。
やはり、嫌なことがあると美味しい物とか酒タバコで気分転換したくなりますよね?
ただ、そうなると健康にもお財布にも悪影響があるわけでして、まず肥満とかガンのリスクが跳ね上がりますし、特にレストランとかタバコだと値段が割高ですので、嫌々働いてやっと貰った手取りも大半(あるいは全部)が消し飛びます。
ちなみに、私自身はタバコは吸わないのですが、レストランでストレス発散したことならよくありました。
嫌でも会社にいた「自分へのご褒美」として、毎日の夜にレストランに通っていたのですが、まず食費の合計が月に5万円もかかったことがありますし、健康診断で高血圧とかメタボに引っかかったことがありました。
それ以外にも、他の社員であれば喫煙者でしたが、毎日の残業はもとより、私と同じく休みが少ないストレスのせいか、1~3時間に1回などと頻繁にタバコを吸っていましたから。
ですので、不満はあると何となく知りながら入社するというのは、健康面でもお財布面でも割と影響が大きいです。
せっかく入ってもまたすぐに辞めてしまう恐れ
そして最後は、せっかく入ってもまたすぐに辞めてしまう恐れが生まれるからですね。
ただでさえ転職というのはリスクがあるのに、またそのリスクを負うの?という話です。
しかも、単に嫌なところに行っては辞めて嫌なところに行っては辞めて・・・を繰り返すと、若い時間が無駄になります。
若いうちはともかく、そのまま年だけ取っていったらどうするの?という話ですよね?
確かに「でもどこでもいいからどっかに決めないとニートになっちゃうよ」という意見もありそうですが、例えその内定先に入っても、嫌になってまた辞めてしまうと結局また「ニートになるリスク」を負う羽目になりますから。
もはや、ニート堕ちしないために仕事を決めているのに意味がありません。
そういうことをするくらいなら、最初から時間は少し掛けてでも次の職場を吟味したほうが、長期的に見て効率的です。
最後に:少しでも入社前に嫌な予感がするなら別の会社を探すこと
という事で以上、内定承諾を迷う時点でその会社は辞めた方がいい理由について解説していきました。
私の経験上、入社前の段階で「ん??」と思っている時点で、それは気のせいではなくて潜在意識か何かのレベルで反応している証拠ですし、なおかつ自分にとっては致命的なデメリットが潜んでいるのですから、もはや入社してしばらくすれば慣れるという範疇を超えています。
というより、入社すれば慣れるのであれば、そもそも迷ったり「ん??」と疑問に感じたりしないはずですが。
そして、ニートは嫌だという理由で、何となく嫌な予感を感じながら焦って入社しがちですが、先ほどのように自分にとって無視できないデメリットがあるのですから、結局またすぐにニートに戻る可能性もあります。
そもそも就活とは違って「新卒カード」という概念がないですから、焦って入社してまた辞めるくらいであれば、最初から少しくらいは時間をかけてでもじっくり仕事を探すべきだと言えます。
なお一つアドバイスですが、仕事を探すときはできるだけ転職エージェントを使った方が良いですね。
まず一つですが、ホワイトな待遇の求人にも出会いやすいですね。ですから、内定を断ってまた別の会社を探す上でも、より納得できる会社が見つかりやすいです。
なぜホワイトな待遇の求人が見つかりやすいかですが、民間の求人媒体であるためハローワークと違って求人を出すには高い手数料がかかります。(もちろん私たち求職者にとっては無料のサービスです)
ということは、その手数料を払えるだけのしっかりした会社が集まりやすいわけですね。
もう一つですが、転職相談がある上、転職サイトと違って向こうから条件に合う会社を紹介してくれます。
あくまで私が使ってみて分かったことですが、不動産屋での物件探しのようなイメージでして、不満な条件とか逆にやりたい仕事の条件を聞き出してくれます。
おまけに、今のスキルや経歴からしてどう対策すれば行きたい仕事に行きやすくなるかも細かくアドバイスしてくれますし、応募書類添削や面接対策もあって、例えば今まで気づかなかった自分の悪い癖も指摘してくれます。
もちろん私たち求職者にとっては無料で利用することができますので、仕事を探すにはできるだけ転職エージェントを使った方が良いわけです。
それでは、今回は以上です。