年功序列の仕事がくだらないのであれば、素直に転職すべきだ

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理不尽から抜け出す方法(旧 脱古い体質キャリア論)
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 特に昔ながらの業界とか会社で働いていると、いくら成果を上げても例えば給料が何年もそのままだったこともそこそこ多いかと思います。

 あるいは、めちゃくちゃ成果を出しているのにずっと一般社員だったりすることも。

 私の場合がまさにそうでして、例えば私が働いていた会社には当時勤続年数5年の22歳の社員がいましたが、その社員はもちろん業務を何件も担当していた上、それらの業務の中でも指示役までしてきたにも関わらず、ずっと一般でしたから。

 そして結論ですが、そういう年功序列の傾向が強い職場というのは長期間いても(ただ生きていくだけならともかく)少なくとも生活が豊かになることはないでしょうから、個人でできることといえば転職など環境を変えることと言えます。

 といっても、年功序列となるとどの職場でも同じように見えますし、実際に根強く年功序列な職場もまだ多いですが、最後でもお話しするように、私の経験上だと昔ながらの業界(建設・土木系など)だと特に体質が古くて年功序列チックです。

 ですから今回は、まず年功序列の仕事をずっとやっても(少なくとも昔に比べて)ほとんどデメリットしかない理由、および最後に私たち個人ができることについて詳しくお話ししたいと思います。

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年功序列の職場に長くいてもほとんどデメリットしかない理由

成果を出してもインセンティブがない

 何よりの理由ですが、成果を出そうともインセンティブが働かないからですね。

 年功序列だと、勤続年数が増えないと昇給が見込めないわけですから、特に勤続年数が浅いうちだと、仕事で成果を出したり能力を上げたりするのがバカバカしくなるわけですね。

 それこそ、労働者にとっては「仕事はつまらない」の諸悪の根源、あるいは俗にいう「窓際族」が生まれてしまう原因にもなるでしょう。

 真っ先に思いつきそうなものの1つが付き合い残業の強要ですね。

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 うちの会社なんてまさにそうでして、成果とか関係なく残業で評価をするような社風でした。

 例えば、私は毎日のように定時帰りでしたが(もちろん仕事はきちんとこなしましたが)、ある日突然会議スペースに呼ばれて重要な話かと思いきや、

「きみねぇ、若いんだしさぁ一日最低1~2時間は残業しろよ」

と言われたことも。

 他にも、冒頭でもお話ししたように、当時勤続年数が5年なのに年が22歳の社員がいまして、業務案件を何個も担当したりそれも作業とかではなくて指示する立場だったりして、結構活躍していたのですが役職はずっと平社員のまま。

 一方、課長以上(管理職以上)だとほぼ40代以降しかいませんでしたからね。

 というように私の過去の経験を振り返るだけでも、そりゃ窓際族が話題になってもおかしくないと思いますね。

年を取ってからでないと「稼げる」ようにならないため

 年功序列だと、当たり前ですが年を取ってからでないと(勤続年数が増えてからでないと)「稼げる」ようにはなりません

 一見すると、仕事を頑張らなくても勝手に給料が上がるから良さそうな感じはしますが、例えば60代になってから金持ちになりたいか?という話です。

 多分人にもよると思いますが、大半の場合は今から金持ちになりたいと思うでしょう。

 例えば旅行にしたってやっぱり若いうちに行きたいでしょうし、年を取ってからだとまず体力の問題もありますし、そもそも自由に旅行に行けるために何十年も待ちたいか?という話ですね。

 そして何より家庭を持ちたい人だとさらに問題で、家庭を持つと支出もそれなりに増える上、同じく若くて体力もエネルギーもあるうちに持ちたいでしょう。

 特に、子供の養育費だと子供が進学するにつれてさらに支出が大きくなるわけですから、例え年を取ってから収入が増えたとしても、自分にとっても家族にとっても結局生活はほとんど豊かになりません。

 というように、若くして稼げるようになりたいという意味でも、年功序列の仕事というのは間違っているでしょう。

体育会系な風土など、他の体質も伴っている

 年功序列だと、体育会系とか無駄が多いといったように別の古い体質も併せ持つことが多いですね。

 というより、正確には古い体質のうちの一つとして年功序列が含まれている、が正しいですが。

 ですから、必然的にそれに付随する特徴があるはずです。

 少なくとも私の経験からして、年功序列だけではなくて体育会系な社風が目立っていましたね。

 まず、まるで運動部か学校のような雰囲気であり、役職はもとより年齢が上なだけで(勤続年数が上なだけで)立場が上という風潮だった上、少しでも何かがあればいちいち怒鳴られることも日常茶飯事でした。

 酷い場合だと「怒鳴れば部下が育つ」と主張されたことも。

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 他にも、昔のやり方とかルールを頑なに守ろうとしている風潮もありまして、例えば資料を送るのにいちいちFAXを使わないといけない上、上司にチェックさせる成果物も必ず紙で印刷したものを提出させられましたから。

 というような感じで、少なくとも私が見ていく限りだと、年功序列な職場というのは例えば体育会系な文化など別の雰囲気も兼ね備えていることがほとんどです。

いわゆる「現代の仕事のストレス」のもとになる

 最後に、いわゆる「現代の仕事のストレス」の原因にもなるでしょう。

 私が突き詰める限りこういう「仕事のストレス」の原因は2種類に帰着しまして、一つは人間関係、もう一つは仕事内容そのものですね。

 まず一つ目の人間関係ですが、代表的なのはやっぱりパワハラです。

 前述でも述べましたが、年功序列だと会社の社風など別の特徴も併せ持つことが多いですから、例えばいちいち怒鳴られたり揚げ足を取られたりすることも。

 大半の場合上記のようなパワハラをされるとほぼいい気分はしないでしょうから、突き詰めるとまずこういう人間関係面で「ストレス」になります。

 あともう一つの仕事内容そのものに関して、残業など長時間労働もありますが、年功序列の場合だと(先ほどと被りますが)成果を出しても対価が見合わないという悩みが生まれるでしょう。

 いくら会社に売上をもたらしたとしても、それによって給料が上がるわけではない、あるいは仕事が早く終わったからといって早く帰れるわけではない、となると働くのがバカらしくなってしまいますからね。

 こういう「割に合わない」という意味でもストレスになりやすいです。

 ですから、昔は年功序列でも問題なくても、少なくとも現代だと年功序列こそがいわゆる「仕事のストレス」がはびこる原因ではないかと思いますね。

最後に:個人ができる対策は、環境を変えること

 以上のように、年功序列の仕事というのは長く続けても(少なくとも現代は)ほとんどデメリットしかないと言えます。

 それでは私たち個人ができることは何かですが、それはやはり環境を変えることだと言えます

 といっても「別の会社に行っても、また似たような環境になるかもしれないじゃん?」という意見もありそうですから、最後にポイントについて解説したいと思います。

 結論からですが、昔ながらの業界を避けることをお勧めします。

 昔ながらの業界というのは、例えば建設とか金融など、最近ではなくずっと昔から存在している業界のことですが、要するに企業体質が古くなりやすいからですね。

 企業体質が古くなると、それこそ今回みたいに年功序列になりやすかったりします。

 ただ、これはどちらかというと当たりクジを見つけるというより、外れクジを避けるという考え方のほうが正しくて、ITやWEBなどの新しい業界にいったからといって100%成果主義だとは正直言えませんが、少なくとも昔ながらの業界だと年功序列が多いのは確かです。

 しかしながら、それでも昔ながらの業界を避けて例えばITやWEBのような新進気鋭の業界に絞るだけでも、年功序列になっているなどまた体質の古い会社に入ってしまうリスクを減らせると思いますので、やってみる価値があるでしょう。

 補足ですが、下記記事でもITなどの新しい業界に特化した転職サービスを紹介していますので、よければ覗いてみて下さい。

 それでは、今回は以上です。

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