私がいた会社だと、本当にくだらない飲み会のマナーがありまして、特に顕著だったのが上司のグラスが空になったら部下が注がないといけないのがありましたね。
正直、もう成人なのに「自分の飲み物ぐらい注げないとか赤ちゃんかよ?」「お酌くらい自分でやれ」と思えますし、それ以外にも飲み会の最初に支店長のグラスに注がないといけないのもありましたね。
ここまでお話しすると、特に社会経験が多くないうちだと「上司へのお酌マナー?そんなのどの会社でもあるだろ?」と思ってしまいがちです。
しかしながら結論として、こういう時代遅れな飲み会のマナーな会社からは実は転職すべきだと言えますし、具体的にはIT・WEBなどのデジタル業界に転職すべきです。
何より、上下関係が激しい証拠だからですね。
ということで今回は、飲み会のくだらないルールのある会社からはなぜ転職すべきかについて解説していきたいと思います。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
時代遅れな飲み会マナーがある会社からは転職すべき理由
上下関係が激しい
冒頭でもお話ししましたが、まず上下関係が激しい証拠だからですね。
どう激しいかですが、要は役職か勤続年数が上なだけで相手を下に見たりします。
典型的なのだと、役職が上(あるいは相手より先輩)なだけで「お前」「お前さん」と言ってきたり、場合によっては普通に乱暴な話し方もするというのがあります。
そして相手を下に見ているということは、その一部として「部下は雑用すべき」という風習が蔓延っているわけですね。
学校の時、先輩にやたら雑用を押し付けられたこともあるかと思いますが、そういうイメージです。
それこそ飲み会で他人に酒を注がせたりしてくるわけですし、私の場合だと他にも朝早く会社に来て掃除させてくることもありましたね。(それも無給で)
ここまでお話しすると、「上下関係も何も、役職があるから偉くて当たり前だろ?」と思うでしょう。
ところが、本来であれば指示役と実行役との関係に過ぎずあくまで役割の話のはずですから、指示する役だから無条件で相手を下に見るというのは何か違いますし、そうなると別の意味でも上下関係が激しいのは怪しいですね。
ですから、上下関係が激しい環境が嫌なのであればITやWEBなどの業界をお勧めします。
最後で詳しく解説しますが、ITやWEBなどのデジタル業界だと人間関係がフラットになりやすいです。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
飲み会以外でもくだらないマナーあり
あとは、飲み会以外でも謎のマナーがある場合が大半です。
要するに、「上司のグラスを注がないといけない」という一部が見えている時点で、氷山の一角と似ていて会社全体でもそのような特徴があるわけですね。
典型的なのが暗黙の了解で、それこそ飲み会が断りにくい雰囲気だったり「若手だから○○しろ」と押し付けてくる、といったものがあります。
私も飲み会の謎のルールのある会社で勤めたことがあるのですが、もちろん飲み会は(表向きは自由参加でも)ほぼ全員出席でしたし、他の話だと上司に分からないことを聞きに行くときは走って聞きに行かないといけなかったり、休みの日の過ごし方にも文句を付けられたりしたことがありますね。
というような感じで、飲み会に限らず他のあらゆる面でも何らかの「マナー」が蔓延っていることが多いわけです。
社内イベント=仕事
飲み会で謎のマナーがあると、社内イベントは事実上仕事となってしまいます。
それこそ、飲み会とか社内イベントが嫌いになってしまう根本ですね。
もしかしたら「社内イベントって本来楽しむものじゃなかったの?『仕事』ってどういうこと?」と思えるかもしれませんが、要は実態として上司の機嫌取りとなってしまっています。
飲み会に限らず謎のマナーというのは、突き詰めると上司の機嫌を取るものが大半でして、例えば上司へのお酌といい部下への雑用任せといい、よく考えると上司の負担が減るという意味で「機嫌を取っている」のではないでしょうか。
となると、部下にとって上司の機嫌取りというのは当然本人が楽しんでいるのではなく付き合いでやっているのですから、その意味では「仕事」と言えます。
「仕事」となると、もし残業代が出るのであればまだマシですが、少なくとも形式上「自分の意志で参加したイベント」ですので、「無給労働」となってしまうのが実態です。
時代遅れなマナーがある=会社も時代遅れの可能性
それから、会社自体が時代遅れである可能性もあるわけです。
どういうことかですが、飲み会に限らずマナーが厳しい会社の場合、私の経験上だいたいは社員全体として年齢が高いですし(いわゆる「おじさん社員」が多い)、年齢が高いということは昔の考え方をそのまま持ち込んできているということですね。
それこそ年功序列という考え方が残っていて、勤続年数が上なだけで偉いという風潮もあります。
あとは業務のやり方にしても、私がいた会社の場合だとリモートワークを頑なに導入しようとしなかったですし、何かするたびにいちいち上司のハンコを貰わないといけませんでしたね。
もちろん時代遅れといっても、一生勤めようと思えばできなくはなさそうですが、考えが古いということは会社として変化しようとしないわけですから、少なくとも会社がさらに成長して給料とか休みが増えるのは考えにくいです。
ちなみに私が今までいた職場だと、求人を見るたびに休みの日が年々減った職場もあります。
飲み会マナーをくだらないと感じる人へ:テック業界への転職を
ということで、飲み会での謎のマナーがある会社はどうして体質が古いと言えるのかについて解説していきました。
では最後に、そういうおかしなルールのある会社から転職するためのポイントについての解説ですが、結論ですがいわゆる「老舗企業」や昔ながらの業界(建設、メーカー等)ではなくITやWEBなどのテック系の業界をお勧めします。
ITやWEBなどの業界だと、まず会社も平均年齢も若い場合が多いですし、そもそも最近生まれた業界なので、常に考え方や企業文化のアップデートを強いられています。
ですので、いわゆる昔ながらのガチガチの縦社会ではなく、フラットな社風になりやすいです。
一方老舗企業や昔ながらの業界だと、どこがではなく業界等全体で体質が古い傾向があり、それこそ変なマナーがあったり上下関係がきつかったりします。
私も過去に昔からある業界(建設系、商社)で複数社で働いたことがありますが、どこも今回の記事で紹介した特徴に全て当てはまっていました。
そうなると、個人的にはITやWEBなどのテック業界一択ですね。
もちろん全て企業文化が新しいとは言えません。実際に、口コミ等で「体育会系」と書かれている会社も一定数あります。
それでも老舗企業や昔からある業界に比べれば、体育会系の会社は遥かに少ないと思いますので、ぜひとも検討してみてはと思います。
この辺については詳しくは下記にて、私がWEB業界に行ってみた体験談について紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ。
それでは、今回は以上となります。