今の仕事が何となく無駄が多いなぁと感じていると思いますが、その原因のほとんどがアナログな職場であることですね。
ここで言う「アナログ」というのは業務のデジタル化が進んでいない、紙ハンコ文化といったものがそうです。
私自身がいた職場も、まず紙ハンコは当たり前でしたし、何かしようものなら届け出か承認を受けないといけなかったですね。
当時は何となく「未だにアナログなことしてるなぁ」と思っていたものの、これまで3社で勤めていく過程で共通する特徴が見つかったので、
今回は
・アナログな会社の特徴を3つ
・アナログな環境から抜け出す方法
について紹介したいと思います。
特に、私が今までいた建設コンサルタントや商社のように昔からある業界の方がアナログになりやすいので、
「今の会社がアナログすぎる」
「アナログな会社を辞めたい、また似たような職場に行きたくない」
というのであれば、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
逆に、業務のデジタル化が進んでいる会社に行きたいのであれば、ITやWEBといったデジタル業界をお勧めします。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
アナログな会社の特徴3選を挙げてみる
何でも紙媒体
一番気になったことですが、アナログな職場に共通するのは何をするにも紙ばかりなところですね。
今はネットが発達していてデータで送ればいいところ、わざわざ紙を使っていたりします。
最後でも解説しますが、私がいた建設コンサルタントや商社のように古い業界ほど紙ばかり使っていました。
例えば、資料をやり取りするのにいちいちFAXを使っていましたね。もちろん、外部とやり取りする資料の中には機密情報もあったのもありますが、それでもパスワードを使うなど他にも方法があったと思いますね。
あとは、成果品を納品するのにもやはり紙を使ったのですが、その成果品が何百ページとかあったので、印刷するだけで1日潰したこともあります。
しかも、もっと酷いのだと社内でやり取りする資料もいちいち紙に印刷していたことですね。
例えば経費精算なんて、社内システムで申請したり保存したりしても良かったのに、印鑑を押すためなのかわざわざ紙で提出させられましたし、有給申請も同様に紙媒体でした。
ところが、ITやWEBのようなデジタル業界であれば、上記とは違って業務がデジタル化しやすいです。
私自身も、正確にはIT事業を始めようとしているベンチャー企業にいたことがありますが(入社ではなく研修)、連絡はメールや電話なんかより、LINEやZoomがメインでしたからね。
しかも、「○○課長 お疲れ様です。~~です。」なんて堅苦しい言葉ではなく、もっとフランクでしたからね。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
報連相や承認制、届出制ばかり
そして二つ目ですが、アナログな職場の場合、何でも報連相とか承認・届け出制になっているのが大半です。
もちろん社員のやっていることの把握は必要ですが、問題なのはやり過ぎることですね。いちいち届け出とか承認なんてしていたら時間と手間がかかってしょうがないですし、社員個人にとっても無駄に行動が制限されてしまいますからね。
代表的なのがハンコ文化です。
私もまさにありましたが、有給や経費精算、議事録など何をやるにも届け出か上司によるハンコ承認が必要でして、それも総務、社長と複数名からの承認が必要でした。
それも、ハンコを押してくれる人がすぐそこにいるならともかく不在の場合も多いので、その書類1枚を承認してもらって提出するだけで1~2日くらいかかったこともあります。
酷い場合だと、研修レポートを提出するだけで承認が必要でしたね。
それも、感想文の文量が足りないだとか細かい言い回しが変だという理由で何度もやり直しさせられたので、結局レポートの提出だけで何日もかかりました。
特に、何も知らないうちだと何でも届け出制や承認制だったとしても当たり前に見えますが、実はアナログな職場であることが大半です。
IT化など時代の変化に対応しようとしない(電話、FAX等)
そして何より根本的なのは、業務をIT化しないなど時代の変化に対応しようとしないことです。
私自身がアナログな職場で働いてきて分かったことですが、大抵は後述のように古い業界(建設、メーカー等)に属していて、古い業界というのはルールとか慣習が出来上がっており、昔のままのやり方でも上手くいってきているので、結果的にIT化のように新しいことをしようとしなくなります。
要は、会社の方針的に昔のままのやり方を貫こうとするわけですね。
具体的にどういうのがあるかですが、私のいた職場だと固定電話でのやり取りは当たり前でしたし、なんとFAXまで使っていました。
しかも、社内会議でもこういう業務のやり方をデジタル化するという話をほぼ聞かなかったですし、一応リモートワークも導入されましたが、それでも一部の社員だけにするなど消極的でしたので、(第三者視点ですが)変化をしようとしない職場だなと肌で感じました。
あるいは、会社ではなく取引先の方針で昔のままのやり方をせざるを得ないパターンもあります。
私の場合だと、先ほどのように過去に建設コンサルタントで働いていましたが、取引先が役所だったので、相手の方針で成果物は紙媒体で提出しないといけませんでした。
そういうのもあって、私がいた会社では紙文化が蔓延っていたわけですね。
ですから職場がアナログなのは、元をたどると会社あるいは取引先の方針でIT化しようとしないのが何よりの特徴ですね。
アナログな会社を辞めたい人へ:IT・WEB業界が一番
ということで、アナログな会社にありがちな特徴を3つに絞って解説していきました。
ここで、会社がアナログすぎるので辞めたい人に向けてですが、後ほど解説するように建設やメーカーなど昔からある業界は避け、ITやWEBのようなデジタル業界の会社を狙った方が良いですね。
なお、場合によっては
「会社に直談判すればいいんじゃね?」
と思いがちですが、そもそも会社全体での価値観レベルでそうなってしまっているので、私としては転職して環境自体を変えてしまった方が良いです。
IT・WEB業界だと、業務がデジタル化しやすい
ITとかWEBのようなデジタル業界だと、企業文化が進んでいる会社が多くなるので、例えば業務のやり方もデジタル化しやすかったりします。
私自身も、自社WEBサービスを展開しているベンチャー企業にいたことがありますが、連絡なんてLINEかZoomメインでしたし、FAXなんて使うシーンを見たことがないです。
それも「○○課長 お疲れ様です。」というようなかしこまった表現ではなくて、一言で「分かりました」などフランクな感じのやり取りでしたからね。
一方、建設やメーカーのような昔からある業界だと、いわゆる企業体質が古くなりやすいので、アナログな職場になりやすいです。
上記のIT・WEB業界とは真逆な雰囲気、と考えれば良いでしょう。
私自身もいままで3社で働いてきましたが、やはりアナログだった職場はみんな共通して企業体質が古かったですし、建設系だったり商社だったりとやはり古い業界に属していました。
ということでアナログな会社から転職するには、昔からある業界ではなくITのようなデジタル業界をお勧めします。
この辺については詳しくは下記にて、私がWEB業界に行ってみた体験談について紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ。
ということで、今回は以上です。