こんにちは、えぃです。
「ネチネチ説教の終わりがない」「何か質問すると怒鳴られるせいで、まともに仕事が覚えられない」、このような悩みをお持ちではないでしょうか。
後でも解説しますが、私の場合ですと、特にひどかったのが何時間も説教してくる上司がいて、胃が痛くなったことも多かったです。また他にも、怒鳴る・蹴るなど典型的なパワハラをする上司もいて、次の日は休んだこともあります。
今回は、これまで出会ってきたパワハラ上司の種類とその悪影響、そして実際にやった対処法についても解説していきたいと思います。
実際に遭遇したクズ上司の特徴
上司のネチネチしつこい説教
まず特にひどかったのが長時間説教してくるタイプです。(いわゆる「ネチネチハラスメント」)
どういう感じだったかといいますと、とにかく長時間で1日数時間は当たり前でした。酷い場合ですと、午前に2時間、午後に1時間、そして定時後に2時間といった具合で責め立てていました。運よく仕事が早く終わっても、説教が原因で2時間弱もタイムロスし、夜中に帰宅することもありました。
他にも、執拗に「なんで?」「どうしてこんなこともできないの?」という言葉を吐かれてきました。
例えば、成果物を見せに行くとちょっとしたミスを無理やり見つけ出し、それについて「なんで?・・・なんで?」と尋問されたのち、人生論にまで分岐して「社会人はね・・・」「この仕事がダメだったらこれから先どうする?」などという言葉で責められてきました。
ただ、たちが悪いのは言っていることが一見感情的でないことです。即座にはパワハラかどうかわからないのが曲者で、例えば上記のように人生論にまで分岐した場合、「バカヤロー!!!」とは違って一見諭しているような感じなため、パワハラとして報告しようにも難しいです。
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なお、「あなたのためを思っている」という言葉は、実は「あなたのため」ではないそうです。他のキャリア系サイトでもよく言及されていますが、「あなたのためにやっている」というのは自分の言動を正当化するためのようです。
「注意されるうちが華」と言われる職場からは逃げろ!でたらめだから
でもあるように、私も説教される過程で度々このワードに遭遇してきましたが、後述のように地味な嫌がらせを受けたことからも、ドンピシャだと感じました。
地味な嫌がらせ
次は、地味で陰湿な嫌がらせです。
例えば、(上記のネチネチタイプと同じ人物が、でしたが)私がいる室内でわざとたばこを吸っていました。その上司はそれまできちんと屋外で吸っていましたが、説教をするようになってから、受動喫煙を狙っていたのか室内で吸うこともありました。
他にも、人間関係からの切り離し(学校でいう「仲間外れ」のようなもの)もありました。
例えば、出かけるときすら声をかけようとしないこともありましたし、私が出かける度にその上司から「すぐ帰ってこなくていいよ」と、遠回しで「帰ってくるな!」と言っているような言動もされることがありました。
怒鳴る
最後は、怒鳴る系です。
例えば、分からないことを聞こうとすると罵声を浴びせられたことがあります。実は色々ありすぎてキリがないので一部だけ紹介しますと、ほとんどはじめての仕事なため、道具の名称や使い方もこれから教えられる段階なわけです。
ところが、上司からはほとんど教えられなかったため、足りなかったことについて「教えてください」と聞いた途端、「そんなこともわからんの!?バカかよお前は!」という感じで怒鳴られることが多々ありました。
それも人前で怒鳴られ、他の社員の目の前でされたため、恥ずかしさが甚大でした。
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他にも、「なんでこいつきたの?」「やばい奴来たんだけど」といった内容で、私の後ろで他の社員に悪口を言っていたこともあります。
極めつきは、蹴られたことです。感情が爆発したのか、軽く触れるような感じでしたが、いきなりつま先が飛んできました。上記とは違って客観的にみてパワハラなため後述のように総務に相談するのも簡単でしたが、このご時世で身体面での攻撃を受けるとは思いませんでした。
パワハラを受けるデメリット
それでは、パワハラを受けるとどのようなデメリットがあるのでしょうか。
私が真っ先に思いついたのは、仕事で成果が出しにくくなることです。何かを聞こうとした途端に怒鳴られたりネチネチ文句を言われたりすると、それを恐れて分からないことを隠し、仕事が覚えられなくなるからです。
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もちろん、少し調べればすぐ分かるようなことをいちいち聞くのはNGですが、どうしても他人に聞かなければ分からない情報もあります。ただ、それすらも隠蔽してしまうので、聞こうとする→怒鳴られる・説教→聞きたくなくなる→知識が身につかない→成果にも悪影響といった具合で、負のスパイラルになります。
もう一つは、特に人前で叱責された場合、仕事ができないと勘違いされることです。私も過去にありましたが、他の社員が周りにいる状態で叱責されるのを何か月も繰り返してきたためか、社員たちの接し方が冷たくなったり、仕事が任せられなくなったりしたこともあります。
入社したてで、仕事の覚え方がおかしかった私の責任でもありますが、それでも人前での説教はイメージを崩す行為であるため、控えて欲しかったと思います。
ネチネチのパワハラをする経緯
冒頭でお話ししたネチネチ型の叱責が多く見られたのは、パワハラに対する目が厳しくなったからだと思います。
何度も目にしてきたかもしれませんが、特に大声で怒鳴るといった事例が問題になってきているため、何とか我慢しながら叱責するようになっているでしょう。
そこでネチネチと責めれば、見た目的にもパワハラには見えず、上司本人も「何が悪いか具体的に教えていた」と言うことができる、という理由でネチネチ型が増えたと思います。
実際にやったパワハラの対処法
まずは総務・人事に相談
真っ先にやったのは、総務や人事への相談です。
会社に対して、問題行動を把握させるというのもありますが、グルになっていないかという意味でもやりました。
実際に前述の「怒鳴る」系の件で相談してみましたが、別室で真剣に相談に乗ってくれましたし、相談内容が役員とその人事担当のみ共有するようにしていたため、会社自体に問題が見つかりませんでした。
なお、上司のさらに上司への相談は避けたのは、問題行動をする上司と直接関係があるため、グルになっている可能性がより大きいからです。
実際に、上記の相談内容を共有していた役員の一人が上司の上司でしたが、後日彼のみ、問題の上司を正当化するかのような主張をしていました。
次の手として弁護士と相談
総務・人事に相談してもダメな場合は、弁護士への相談がよいと思います。仮にグルの疑いがあったとしても、全くの第三者に相談できるからです。
実際に、前述の「怒鳴る」系とは別件のハラスメントですが、弁護士との相談も試したことがあります。相談料が30分5000円くらいと少し値が張りますが、初回無料だったり、裁判の事例や個別の案件ごとに法的にどうなるかまでかなり丁寧に教えてくれたりしました。
なお、ボイスレコーダーは必須アイテムです。よく言うメモ帳への記録もよいのですが、音声の方が証拠を改ざんしにくいため、より確実な証拠となるでしょう。
家族にも相談
あとは、家族との相談も行いました。家族の方が社会人歴が長いうえ、これも第三者との相談となります。気分が晴れるのはもちろん、本当にパワハラかどうかも第三者の目で確認できるという意図で相談してきました。
最後に
本記事の内容をまとめますと、何よりも多かったパワハラ類型はネチネチ型であり、対処法としてはまず人事への相談をしてみた方がよいと分かりました。
なお、パワハラ関連のキーワードで検索すると、転職しろなどと勧める記事もよく見つかりますが、私としてはやはり先に人事への相談が必要だと思います。会社も把握しやすくなりますが、精神が安定し冷静になります。(すぐに「訴えてやる!」、とは考えなくなります)
ということで、本記事が参考となれば幸いです。以上、パワハラ上司の特徴とその対処法についての解説でした。