会社によっては、残業しようとするといちいち理由を書かされるか、事前申請させられて
「残業申請おかしい」
と感じたこともあると思います。
私も過去に古臭い体質の会社にいましたが、残業申請するとき、やっていた業務案件からその作業内容まで事細かく書かされた上、上司の承認がないとダメなシステムでした。
そうすると、場合によっては「残業申請はめんどくさいけど、当たり前じゃないの?」と思うこともあるかもしれません。
ところが結論、あまりにも無駄な残業申請をやらせる会社からはすぐに転職した方が良いと言えますね。
もちろん組織でやる以上、社員の労働時間の把握自体はせざるを得ないですが、あまりにも面倒な会社だと問題ありで、この手の会社だと形式主義だったりします。
逆にどういう会社に転職すべきかですが、ITやWEBなどの業界(デジタル業界)がお勧めです。働き方が進んでいて業務も効率化していることが多いので、残業申請など無駄な作業から解放されるにはピッタリだと思います。
ということで今回は、あまりにもおかしな残業申請のある会社からは転職すべき理由について具体的に解説していきたいと思います。
【残業申請させすぎはおかしい】過度に残業申請させる会社からは転職すべき理由
形式重視である
まず、残業申請で面倒な手続きがあるということは、その会社は大抵形式主義である証拠です。
確かに組織ですから社員の労働時間の把握は重要ですが、例えばやたら文章の体裁にこだわったりハンコ承認の段階が多かったり(課長→部長→・・・)すると、もはや「把握」という範囲を超えます。
例えば私の場合だと、やった業務案件からその具体的な作業内容まで細かく書かないと申請できませんでしたし、それも課長と部長の電子印鑑それぞれ貰ってやっと「残業」として認められていました。
それも、例え申請作業が早く終わったとしても、上司がいないと承認プロセスが進みませんでした。
それから、形式主義ということは、大抵は残業申請だけでなく別の面でも形式をやたら重視するわけですね。
例えば私の場合も、残業申請だけでなく経費を申請するだけでも課長や部長、しかも社長の印鑑まで打ってもらわないとダメでしたし、研修レポートでも感想欄で「ここまで書け」と言われて何度も再提出させられましたね。
しかも、この書類作成とかレポートの完成だけで1日に何時間も費やしましたし、こういう無駄なロスのせいで長時間労働に繋がるという意味でも、形式主義な職場というのは怪しいと言えますね。
ではこういう形式主義の環境から抜け出すにはどうすればいいかですが、私はIT・WEBなどのデジタル業界に身を置くをお勧めします。
私自身も、正確にはプラットフォーム事業をしようとしているベンチャー企業に一時期在籍したことがありますが(入社ではなく研修段階)、まずハンコを使うシーンなんて入社手続き以外見たことがなかったですし、労働時間の申請してもLINEで出勤日に単に〇×とだけ書いていましたからね。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
謎の理由を付けて通らない可能性も
申請制である以上、(少なくとも理論上)謎の理由を付けられて断られる可能性もあるわけですね。
そもそも、残業申請しても上司が許可しないと残業とカウントされることはないですし、特に苦労を美徳とする会社の場合だと、給料を求めずに苦労(=長く働く)する方が偉いという文化もありますから、その分なおさら申請が通りにくくなるわけですよね。
といっても(法令無視のブラック企業でない限り)申請が通らない事自体は考えにくいですし、私の場合もほとんど申請が通っていましたが、それでもまれに、明らかに命令しているにもかかわらず「こんなことで残業代申請するな」と言ってくることもあり得ます。
私の場合だと、反省文を書く時間については残業申請が通らなかったことがありますね。
仕事でミスをしたためとは言え、明らかに上司から指示されて反省文を書いていたのですが、その上司は
「まさか残業申請しないよね?」
「前の社員が反省文の時間で残業申請してたけど、さすがにそれは違うよね?」
と主張して、結局毎日1時間サービス残業する羽目になりましたね。
ですからまれとは言え、「常識的に~~」と引き合いに出す等して残業申請を通さないこともあり得ます。
効率化しようとしない会社である
最後に、面倒な残業申請をさせてくる会社というのは効率化しようとしない証拠でもあるわけですね。
そもそも申請書とか書類の作成というのはそれ自体は利益を生まないですし、リモートワークを導入しないなど、これも別の面でも効率化を推進していないことが大半です。
私の場合だと、当時は建設コンサルでしたが、コンサルは現場と違って自宅でも仕事しようと思えばできる業界にも関わらずほとんど全員出社(特に平社員)でしたからね。
しかも現時点だけでなく将来的にも問題がありまして、効率化をしない分、会社としての競争力がないということですから、(即座にオワコンとは言えませんが)少なくとも会社の成長が見込めず、待遇的にも据え置き、または下手したら悪くなってしまう可能性もあります。
私がいた職場だと、求人を見てみると休みの日が年々減ったこともありますね。(もちろん、効率化以外にも要因はありますが)
というような感じで、面倒な残業申請させてくるということは大抵は効率化をしないという証拠でもあり、しかも将来性という意味でも怪しいと言えます。
おかしい残業申請で疲れている人へ:IT・WEB業界をお勧めする
ということで、おかしな残業申請制度がある職場というのは働かない方が良いと言えます。
一番大きな理由ですが、やはり大体形式主義で効率化をしようとしない会社だからでして、そうなると他の面でも紙ハンコなど無駄な仕事があり、最終的には長時間労働にも繋がってしまいます。
ただ、単に辞めるだけだとまた似たような職場に行ってしまえば意味がありませんから、最後に次の職場に転職するためのポイントについて解説していきたいと思います。
結論ですが、昔からある業界は避けた方が良いですね。
昔からある業界というのは例えば建設やメーカー、金融など昔からずっとある産業がそうですが、この手の業界だと業界全体で体質が古くなりがちですから、例えば上記みたいに形式主義になったりしがちです。
過去に私は建設系の会社で複数社で働いたことがありますが、やはり体質が古かったですしそれこそ面倒な残業申請をさせられたこともありました。
ではどんな業界に身を置くべきかですが、個人的にはIT・WEBなどのデジタル業界をお勧めします。
もちろん例外はありますが、デジタル業界のように新しくできた業界だと、上記とは対照的に企業文化が進んでいることが多くて、例えば働き方が進んでいたりします。
私自身も、正確にはプラットフォーム事業をしようとしているベンチャー企業に一時期在籍したことがありますが(入社ではなく研修段階)、まずハンコを使うシーンを無かったですし、労働時間の申請にしても、LINEで出勤日に単に〇×とだけ書いていましたからね。
ですからこういう進んだ働き方を手に入れたいのであれば、IT・WEBなどのデジタル業界がお勧めです。
この辺については詳しくは下記にて、私がWEB業界に行ってみた体験談について紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ。
それでは、今回は以上となります。