2018年辺りからでしょうか?最近は副業が流行っていますよねぇ〜
ネットで仕事関係の記事を探せば、もう副業副業とうるさいです。
実際、政府が副業を推進しているとか、会社が面倒見きれなくなったと聞きますから。
そこで「じゃあ、副業推進時代みたいだし、とりあえず居酒屋バイトでも〜」と考えてしまったそこのあなた!
バイトは非効率です、残業こそがコスパのよい「バイト」です!
だって、アルバイトなんてせいぜい時給1000円ですよ?
しかも、(バイトにもよりますが)ホールスタッフでガチガチ動き回って時給1000円なのと、そのまま会社に残ってデスクワークをして時給1500円と、どっちがコスパが凄いかという話です。
そこで今回は、なぜ残業の方が副業よりもコスパがすごいかについて解説していきたいと思います。
なお、ここでは時給制の副業(アルバイトなど)に焦点を当てています。
事業の副業(業務委託、ブログ等)を指しているわけではございません。
副業なんてやらなくていい理由
残業の方が時給が高いから
真っ先に思いつくのは、そこら辺のバイトよりも時給が高いことです。
何しろ、アルバイトの時給って、せいぜい1000円前後ですよね?
ところが残業だと、大卒の新人でも時給1500円の場合が多いですし、私の場合もこれまで2社勤めてきて大体これくらいでした。
しかも、これは「普通残業」の場合で、休日出勤や深夜残業だともっと時給が高くなります。
これほど高時給のバイトって、他にあるのでしょうか?
アプリ制作とか専門知識がいる仕事なら高時給でしょうけれど、バイトのためだけにその「専門知識」をいちいち覚えるのか、という話です。
ここまでお話しすると、「でもバイトの方が、時給は安くても仕事は楽じゃないの?」という意見がありそうですが、そうとは限りません。
むしろ、バイトの方がこき使われる割には時給が安いことも多いです。
で解説しておりますが、(正確にはパートですが)私の周りで非正規雇用の人がいまして、何社も非正規を経験してきました。
ところが、ほぼどの職場でも仕事と責任だけ正社員以上に丸投げされ、肝心な時給は900円程度だったそうですから、いかにアルバイトなどの非正規は割に合わないかが伺えます。
というより残業の場合、既に本業で仕事を覚えている点でも、下手をしなくてもかえって仕事が楽だと言えます。
「じゃあ非正規は非正規でも、派遣の方が時給が高くてコスパも良くね?」という意見もありそうですが、時給は確かに高いです。
ところが、今度は移動時間が絡みます。
後述で詳しくお話ししますが、移動時間には(通勤手当はある場合がありますが)時給が発生しないので、この時点で残業にコスパ負けしています。
もちろん、上でお話ししたように、仕事だけ正社員以上にきついです。
移動時間がないから
副業でアルバイトをすると、移動時間が発生してしまいます。
意外と無視しがちですが、この移動時間というのが曲者です。
まず純粋に、移動するだけで時間が奪われます。
犠牲にする時間というとシフトだけに目が行きがちですが、本当は移動時間を含めたトータルで考えなければなりません。
しかも、通勤距離によっては数十分もかかりますから結構痛いです。この数十分で一体いくら稼げるんだよという話です。
私も、大学の頃でしたが、アルバイトをしたことがあります。
そして、当時のシフトは週末に一日あたり5〜6時間を組んでおりまして、この頃は「一日に5〜6時間だけか〜」とタカを括っていましたが、シフト時間の割には何だかせかせかしたような感じでした。
そしてその正体は、片道30分程度もかかっていたことです。
それも、バスで通っていましたから、時限が限られるわ(バイト先に対して)遠回りルートだわと色々ロスが生じていましたので、本来ならより遅く出ても問題ないところ、一番遅くてシフト開始時間より30分前に家を出なければなりませんでした。
あと、時間だけではなくて、住む場所にも縛られます。
移動時間が無駄に伸びるのもそうですが、その移動時間があまりにも伸びすぎて、副業先に行くことすら困難になることもあります。
そうすると、本業先だけでなく副業先にも共に近い物件を探すことになります。
本業先に近いアパートを探すだけで結構限られるのに、副業先にも近い物件となると、副業先の場所にもよりますが、ゼロに近くなるかショボい物件しかなくなります。
特に、住む環境というのは普段思っている以上にストレスに関わりますから、物件の選択肢が少なすぎると非常に苦労します。
例えば騒音だと、気にならなくなるどころか、例え微かにその音が鳴っていようが、逆にアレルギー反応ばりに過敏になります。
と考えると、移動時間が発生してしまう副業というのは、自由時間だけでなく色々な面でロスが生じることになります。
残業であれば、それだけ本業にプラスだから
副業代わりに残業をするメリットの「おまけ」として、まず本業が残業の分だけ早く進みます。
副業バイトで余計に仕事を増やしてしまうくらいなら、本業の仕事を片付けてしまう方がよいです。
特に納期が迫っている業務なら尚更メリット大ですし、本来なら後回しでも良かった仕事にもついでに手を着けられます。
その結果、理論上は本業で仕事に追われることがなくなりますので、精神的に余裕ができるわけです。
さらにおまけとして、評価されて(少しですが)昇給することもあり得ます。
もちろん、ちんたら会社にいるだけでは意味がありませんが、何しろ仕事をどんどんこなせる=会社に貢献しているということですし、まともな会社であれば、相応の評価をしてくれるでしょう。
特に日本社会だと、このご時世なのに根強く長時間労働が賞賛されていますから、その意味でも評価されるでしょう。
しかも、昇給すれば残業の時給もアップしますので、さらに利益効率が増加します。
副業をしなければ、会社の人に白い目で見られずに済むから
副業バイトをしなければ、会社の人に白い目で見られないでしょう。
会社側としては余計なところに目を向けずに本業のことを考えて欲しいわけです。
ご存知かもしれませんが、事業系はともかく雇用系の副業だと、住民税の関係で必ずバレるそうですから。
しかも、副業が見つかってしまった本人にとっても、その職場に居にくくなります。
たかが時給1000円のために職場で居心地が悪くなって、おまけとして自由時間のほとんどを売り払うのか、という話です。
「いや、俺は金さえ稼げればいいんだ!周りに嫌われようが知ったこっちゃねぇよ!」という意見もありそうですが、嫌われるよりはやはり好かれた方がよりマシですよね。
同じ金稼ぎをするなら、毎日周りの人に認められながらの方がさらにマシですよね。
金さえ稼げれば、といいますが、それこそ残業が「高時給バイト」ですし。
最後に:残業こそが「高時給バイト」!
ということで、なぜ残業した方が副業よりも割がいいかについてお話ししていきました。
残業を社畜の象徴と考えるから良くないわけで、残業を時給が高くてそこまでしんどくない「バイト」と考えてみてはいかがでしょうか?
何しろ、時給が1000円どころか1500円以上ですし、仕事もいちいち覚えなくて良いです。もちろん、本業の続きをやっているわけですから、怪しいバイトでもありません。
そして、嫌われ者である「通勤」もしなくて良いですし、すぐその場で始められます。
というように考えると、これほど割の合いすぎる「バイト」なんて他にあるのか、という話になってきますね。
なお、本記事で言う「副業」とは、アルバイトなど時給制の副業を指していまして、ブログや投資など事業・成果報酬の副業の場合は別です。
成果報酬の副業であれば、成果さえ上げれば稼げますので、それこそ「一日30分作業するだけで月収30万円!」ということも理論上可能です。
もちろん、「事業」ですので軌道に乗るまではタダ働きですが、将来的には残業よりも「時給」が高くなる可能性もありますし、できるものなら残業以上にやるべきです。
目的は、あくまで効率よく稼ぐことですから。
ということで今回は以上となります。