有給がほぼ取れない会社は、辞めるのが一番な理由!

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理不尽から抜け出す方法(旧 脱古い体質キャリア論)
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 「うちの会社は有給休暇が取れない」「でも辞めるべきか」と悩むこともあるかと思います。

 有給が取りにくい要因ですが、会社の文化がそうなっている、あるいは「人手不足」を理由に断られることがほとんどかと。

 ちなみに私の家族の場合だと後者の人手不足でして、今は定年退職しましたが当時は有給という概念が事実上なかったようです。

 そして結論的には、そういう有給がほぼ取れないような会社は、できるだけ若いうちに辞めたほうがよいと言えます。

 特に「人手不足」を引き合いに出している場合だと会社自体の経営が怪しい恐れがあり、有給以外にも別の待遇まで悪いことが多い上、下手すると会社が潰れてしまう恐れがあるからですね。 

 そもそも、有給というのは少なくとも理論上よほどのことが無い限り会社側は断れないはずなのに、現実的にはその有給を取る権利が行使できないとかおかしいのではないでしょうか。

 そこで今回は、有給が取れない、あるいは有給という概念が事実上ない職場は辞めるべき理由について詳しく解説していこうと思います。

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「有給が取れない会社はおかしい」一番の対策は逃げる事と言える理由

プライベートがなくなる

 まず、当たり前ですがプライベートがなくなります

 「プライベートがなくなるってどういうこと?」「有給が使えなくなるだけで元々の休日が減るわけじゃないだろ?」と思えますが、見方を変えると本来は有給の分だけ(例えば10日間)休めるはずのものが実際は休めなくなるわけですから、別の意味では休みが減っているようなものです。

 逆に、例えば10日の有給を全て消化すると想像以上に休めまして、例えると長期連休が1つ増えたようなものですから結構大きいです。

 私なんて、あまりにもぬくぬくで休み過ぎてバカになるか心配でしたから。(もちろん、それを上回るようにしてメリットがありましたが)

 あと、上記のような「遊べる」という面だけならともかく、実際は平日に用事があるという「事務的」な面まで関係しますから、有給が取れないと結構不便です。

 どういうことかと言いますと、 市役所や銀行など平日しか開いていないサービスの場合、有給が使えないとなると平日しかできない手続きができなくなります。

 銀行であれば、土曜の午前とかに開いているATMか最悪コンビニでなんとか対応できますが、市役所での例えば住所変更の手続きとなると非常に不便になります。

 一応、郵送でも住所変更の手続きができることはあるようですが、それでもいちいち紙を印刷しないといけない上、郵送の分だけタイムラグがありますから、もし書類を間違えたらその分膨大な時間がかかります。

 こういう事務手続きの面からしても、有給が取れないというのは想像以上にダメージが大きいわけですね。

有給だけでなく別の面でも待遇がおかしくなりやすい

 有給が取れないとなると、休みの日とか給料のように別の面でも待遇が悪くなりやすいです。

 氷山の一角と似ていますが、有給が取れないだけで他は大丈夫ということはないはずですから。

 そして根本は、(もしかしたら他にも要因はあるかもですが)経営がめちゃくちゃな場合が多いです。

 それこそ、(一時的ならともかくずっと)上手く人員が確保できていない状態が続いていたり、時代の変化に対応しようとしていなかったりと、会社の経営が微妙になっていることが多いです。

 少なくとも私の経験的には、有給が取れない会社に限って、他の待遇まで悪かったり経営がおかしくなりかけたりしていました。

 例えば、

町工場は底辺??中小下請けメーカー勤務が地獄だった話

のように町工場で働いている家族がいますが、まず有給を取ろうとすると「病院に行く」とかそういうのでないと断られる上、休みの日が年間105日しかなくて正社員なのにパートと同じような待遇です。

 あとは、

トラック運転手は地獄、中小運送会社で働いていた人の実体験【ブラック労働】

のように過去にトラック運転手だった家族もいますが、これも有給が事実上取れない状態であり、正社員勤務なのに給料が何十年も同じままだったりしましたから。

 そして、両者ともにまず平常時でもあまり儲かりにくい構造の事業だった上、後者のトラック運転手の場合だと、家族が定年退職する頃には役員が代わりに現場に出ないといけないくらい人手不足でしたね。

会社自体の経営が間違えている恐れがある

 前述でも触れましたが、会社自体の経営が間違えている恐れがあります。

 これがもし自分が会社のオーナーか役員だったらともかく、あくまで社員であり経営への責任とか決定権までは持っていないわけですから、我々労働者がコントロールできる範囲を超えています。

 何より問題なのは経営がおかしいと近い将来会社が潰れる恐れすらあることですので、コントロールはできないのにリスクだけには晒されているようなものです。

 先ほどの家族が働いていた運送会社ですが、私が知っている限りだとずっと零細のままでしたね。

 しかも、有給を取ろうものなら他に代わりの人員がいないくらいのギリギリな状態で経営していましたから。

 しかも、家族が定年退職する頃には、代わりに現場に出る人間がほぼ役員数人しかいませんでしたから、このままの状態だといつ発注先と取引できなくなってもおかしくないような状態でした。

 というような感じで、有給が取れない会社に限って経営もガタガタな場合が大半ですから、待遇どころかそのままずっと働けるかすら分かりません。

会社が変わるのを待つよりも、環境を変える方が効率よい

 これは有給云々に限らずですが、自分から環境を変えた方が効率がよいわけですね。

 よく考えると会社を運営しているのは通常は労働者ではなく経営者ですから、会社が成長するかどうかとか待遇が良くなるかどうかなんて経営者次第ですね。

 しかも、仮に会社が成長して待遇も改善するとしても、まず何年もかかってしまうわけですから、労働者にとっては無駄に年を取るだけでコスパ的には微妙です。

 ところが自分から転職して環境を変えるのであれば、少なくとも理論上あっという間にマシな待遇にすることができるわけですね。

 私も転職してきて分かったのですが、同じ業界なのに待遇がまるで違っていました。

 私の場合だと転職先がもっと小さい会社で待遇も落ちてしまったのですが、転職する前の会社がある程度規模が大きくて、そこそこ高給で休みも結構多かったのですから、逆に言えば例えばスキルか実績さえ強化すれば、転職することではるかに効率よく仕事の待遇を良くできるでしょう。

 逆に、今いる職場のことを「人が増えないかなぁ・・・」と期待したこともありますが、新しく人が入社したかと思いきや別の誰かが辞めるなど、割と思い通りにはいきませんでしたから、会社が改善するだろうとずっと待っていてもいかに無駄かが分かりましたね。

最後に:次の職場を見つけるためのポイント

 ということで、有給を取れない会社からは転職するべき理由について解説しました。

 ただ、せっかく転職したのにまた似たような会社に入ってしまっては意味がありませんから、少しでも同じような目に遭わないためのポイントについて解説したいと思います。

 まず大前提ですが、仕事探しに使う求人媒体はできるだけ転職エージェントを利用した方が良いですね。

 というのもまず一つですが、ホワイトな待遇の求人が見つかりやすいからですね。

 なぜ見つかりやすいかですが、民間の求人媒体なので求人を出すのに手数料がかかるのですが(逆に私たち求職者とっては無料です)、逆に言えば手数料を払えるだけのしっかりした会社が集まりやすいからです。

 私も使ってみたのですが、むしろ見るからにブラックな待遇の会社を見つける方が難しかったですね。

 それこそ、今回みたいに有給が取れないなどブラックな会社に当たってしまう確率が減らせるでしょう。

 もう一つですが、手厚い転職サポートが付いているので、その分転職活動が上手く行きやすくなったり転職活動に伴う不安も和らぎやすかったりします。

 私も使ってみて分かったことですが、今の状況だとどうすれば転職に有利になるかを懇切丁寧に教えてくれますし、応募書類の添削や面接対策もありますが、例えば自分の悪い癖を教えてくれたりします。

 しかも、この転職サポートも含めて無料で使えるので、できるだけ転職エージェントを使った方が良いわけですね。

 そして本題ですが、利益率が高くなりやすい業界(IT、コンサル等)か、中小は中小でもある程度規模が大きいところがお勧めです。

 両者ともに共通するのは人員や会社の財力に余裕があることですから、有給に限らず待遇を改善するための余裕があるわけですね。

 私も利益率が高くなりやすい業界で働いたことがありますが、有給の申請が「私的事由」でOKだったのはもとより、給料も高くてボーナスが5~6か月分出たこともあります。

 一方家族が働いていた運送会社ですが、前述のように規模も零細レベルかつ利益率も上げにくい業界だったせいか、有給という概念が事実上なくて給料もずっとそのままでした。

 もちろん、経営者の頭の中自体がブラックで、例え経営が上手く行ったとしてもブラック労働だったということは無きにしも非ずですが、それでも利益率が高くなりやすい業界かとか会社がある程度は大きいかを重視できれば、少なくともブラックな環境を避けられる「可能性」なら大きく上がるでしょう。

 それでは、今回は以上です。

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