何でも紙ばっかりの会社で働くと、いちいち無駄で疲れますよね。例えば書類自体の保管はもちろん、紙ベースの決裁とか。
というか、書類が多い会社で働くと「なんで日本って書類が多すぎだろ?」って思えますよね。
私の場合だと、建設コンサルタントにいましたが、納品する成果物のために数百枚とか紙を使ったことがあります。
そして結論ですが、そういう書類がやたら多い会社はもはやオワコンであり転職すべきだと言えますね。
「こんなのどこでもあるだろ」と思いがちですが、(昔はともかく)今の時代でも紙ばかりに頼っている時点で実は体質とか考え方が古い証拠です。
じゃあどんな環境に行くべきかですが、IT・WEBのようなデジタル業界(テック系業界)に行くべきですね。
デジタル業界であれば業務のIT化が進んでいることが多いので、書類はもちろん色んな仕事の無駄が無かったりします。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
そこで今回は、書類が多い会社はなぜオワコンで辞めるべきかについて、具体的に解説していきたいと思います。
紙が多い会社からは転職すべき理由
会社の体質全体が古い証拠
何より、何でも紙ベースということはたいていは会社全体でも体質が古いという証拠です。
氷山の一角と同じですが、一部でも昔ながらの面があると、それ以外も体質が古いということがほとんどです。
少なくとも私の経験上はそうでして、先ほどのように建設コンサルに勤めてきまして、合計2社勤めてきましたが、どちらも紙文化だったほか、
・先方にメールを送ったら電話をしないといけない
・上司が理不尽に怒鳴る
・リモートワークに消極的
など、業界レベルで全体的に古い体質でした。
そして、こういう古い体質の業界というのはオワコンの恐れもなくはなく、体質が古いということは、時代の変化にもついていこうとしないわけから、これから職場自体が衰退していくリスクもゼロではありません。
実際に私が勤めていた建設コンサルでも、人がどんどん辞めていきましたから、体質だけのせいとは言えないものの、寄与していることは間違いないでしょう。
ですから、これから長く勤めていくうえでも、未だに紙ベースな職場というのは怪しいです。
じゃあどんな環境を選んだらいいかですが、ITやWEBなどのデジタル業界に身を置くことをお勧めします。
デジタル業界だと、業務のやり方も含めて会社の文化が結構進んでいる場合が多いです。
私も、正確にはIT事業をしようとしているベンチャーに居たことがありますが(入社ではなく研修等の段階)、メールとかFAXではなく普通にチャットで連絡していましたし、もちろん紙文化なんてことはなかったですね。
こんな感じで仕事のやり方を常に変化させようとする傾向があるので、私としてはデジタル業界一択かと思います。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
残業が無駄に長くなる
それから何でも紙ばかりだと、残業が無駄に多くなります。
紙というのは、まず印刷しなければなりませんし、もし間違えていたら、また印刷しなおさないといけません。
他にも、例えばその数値をチェックするだけでいちいち掻き分けて探さなければならない上、持ち運びや保管など物理的に労力を使います。
これがまだ昔のうちであればともかく、現代はデータでも保存は可能ですし、むしろデータのほうが修正や検索がワンクリックでできる分、紙の方が非効率です。
しかも、紙である書類を取りまわすだけで物凄い手間がかかるわけですから、我々が嫌いな長時間労働にまでつながってしまうのです。
例えば、私は過去に建設コンサルタントで働いていましたが、とにかく紙文化の極みでしたね。
社内書類での紙ハンコ文化(経費申請等)はもちろん、客先に納品する際も成果物は紙提出で、1成果物でなんと数百枚も使ったことがあります。
成果物はファイル閉じでしたが、厚さが10cm近くありましたから。
当然ながら成果物を作るだけで膨大な時間がかかるわけでして、残業が月に40時間とか60時間にまで及んだこともありますが、その大半が間違いチェックとか印刷し直しで占められていましたから、もはや紙のせいでかなり体力とか時間の無駄を強いられました。
もちろん拘束時間だったので残業代とか給料が出るだけマシでしたが、それでも長時間労働は長時間労働ですので、今ごろ紙媒体に頼っている職場は、残業が酷くなりやすいです。
経費で圧迫し、会社が大きくなりにくい
紙文化がはびこっていると、会社自体が大きくなりにくく、下手したらいつまでも小規模ということすらあり得ます。
書類というのは紙とかインクの代金がかかるだけでなく、前述のように取り扱うだけで膨大な手間がかかるので、人件費も無駄に跳ね上がりやすいです。
人件費が上がってもそれに比例して売上も大きくなれば別ですが、紙文化の職場の場合だと書類の取り扱いのせいで手間や人件費がかかるだけで、肝心な売上にはつながりません。
利益が圧迫される分投資に回すお金がないので、職場が大きくなりにくく、最終的には待遇にまで影響が出るでしょう。
私の場合だと、前述のように建設コンサルで働いていましたが、コンサルという無形商材を扱うので、理論上は飲食店でいう原価という概念がないはずです。
ところが、前述のように納品する成果品には大量の紙を使うため、思ったほどの利益率ではなかったですね。
受け持っていた業務(客先から受注した仕事)によっては、労働時間がかさみ過ぎて赤字のこともありましたから。
しかも、建設コンサルで計2社で働いていたのですが、そのうち1社が昔から事業範囲がその地域(県)だけでしたし、年間休日も年々減っていましたから、紙文化だけのせいとは言えませんが、少なくとも紙文化がそこそこ寄与していたことは確実でしょう。
取引先の体質も古い場合、余計に紙文化が強いられる
あとは、取引先の体質も古い場合、自分の職場にまで余計に紙文化が強いられます。
どういうことかと言いますと、例えば私のように特に建設・土木系の会社に勤めている場合、客先が役所である場合が大半です。
そしてご存知かもしれませんが、役所というのも紙ハンコ文化な面もありまして(もちろん例外もありますが)、例えば引っ越しとか届出の手続きで、やたら紙に書かされたりハンコを使わされたりしたこともあるかと思います。
それと同じようなイメージで、取引先が役所の場合だと紙ベースでの成果を求めてくることがほとんどです。
ですから、自社が紙ベース+取引先も紙ベースのダブルパンチで、自社の体質が余計に昔ながらで紙ベースの文化に陥りやすいです。
一応、役所は役所でも県など大きめの規模の取引先であれば、データの形での納品も認めてくれることもありますし私の職場の場合がそうでしたが、それでも今のところ許してくれる取引先は限られます。
ですから、相手が役所か古い体質の会社の場合だと、極端に言えば自社がどんなに新しい業界(IT、WEB等)でも、紙ハンコ文化など昔ながらの風習が強いられやすくなります。
紙が多い会社で疲れている人へ:IT・WEB業界をお勧めする
ということで、紙が多い会社はどうして辞めるべきかについて解説していきました。
では、書類が多い会社から逃げるためには具体的にどうすればいいかですが、結論ですがいわゆる「老舗企業」や古い業界(建設、メーカー等)は避け、ITやWEBなどのデジタル業界を中心に仕事を探した方が良いですね。
というのもITやWEBなどの業界だと、そもそも「ネットでやり取りする業界」ですし、ペーパーレス等も含めて企業文化も新しいことが多いです。
私自身も転職活動で何社か見たことがありますが、まず連絡は普通にLINEを使っていましたし、中にはフルリモートで会社のオフィスが荷物を入れるための倉庫になっている会社もありましたからね。
逆に、老舗企業や古い業界で上記のような会社なんてほぼ見たことがないです。
私自身も過去に建設系の会社と専門商社で働いたことがありますが、未だに普通にFAXを使っていましたし、何でも紙ばっかりでした。
ですから会社がホワイトかどうかはもちろん、実は企業文化を重視することが転職を成功させるための秘訣だと言えますね。
この辺については詳しくは下記にて、私がWEB業界に行ってみた体験談について紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ。
それでは、今回は以上です。