職場によっては、始業前にラジオ体操(それもなぜか無給で)を強制してきて、「会社のラジオ体操なんかいらない」「会社のラジオ体操なんかやりたくない」と思ったことも多いでしょう。
私自身は直接はラジオ体操を強いられたことがないですが、私が転職活動をしていた時、面接で「ウチは始業30前にラジオ体操をしています」と話していた会社に遭遇しましたが、その会社の選考は辞退しました。
もちろんラジオ体操自体は否定しませんが、問題なのはそれを強要してくることですね。(無給でやらせるのであれば尚更問題)
そして結論からですが、ラジオ体操を強いてくる会社は無駄なことが蔓延っている証拠であり実は辞めた方が良いと言えますね。
今回は、ラジオ体操を強制してくる職場は時代遅れであることについて解説したいと思います。
※この記事を読むメリット
・ラジオ体操を強制する会社は実は時代遅れであることに気付くことができる
・ラジオ体操を強制する環境から解放される方法について学べる
ラジオ体操を強制する会社は時代遅れである理由
無駄が多い会社の証拠
何より、無駄を好み時代遅れの会社の証拠ですね。
まずラジオ体操は、そもそもその時間は本来の業務を進めているわけではないのですから、(例外もありますが)この時点で無駄な作業となってしまいます。
そして私が今まで見聞きする限りだと、老舗かつ体質が古くて無駄を好む職場ほどラジオ体操に限らず謎のマナーのようなものを導入しているケースが多いです。
私自身も今まで古い体質の会社で分かったことですが、例えば
・何かするたびに上司の承認印が必要(有給、研修レポートの提出、経費精算等)
・メールを送るとき、宛名は役職順あるいは部署順で書かないといけない
・テレワークでも問題ない業種なのに、頑なに出社させてくる
など色々と無駄な作業がありましたし、先述のようにラジオ体操のあった家族の勤務先もやはり老舗の会社でした。
ですから、ラジオ体操を強いる会社の大半は、元をたどれば体質が古く無駄が多い文化である証拠と言えますね。
ラジオ体操を強制する会社で働くことのデメリット
大抵は、今までの「慣習」という名目でサビ残としてさせられる
朝のラジオ体操はサビ残であることが多いです。
ラジオ体操に限らず、会社が拘束して社員にそれをやらせている時点で残業代が発生するはずなのですが、なぜか「慣習」という名目等で強制していることがほとんどです。
私自身の話ではないですが、転職活動をしていた時に面接で
「うちの会社は始業が8時だけど、始業30分前に来てラジオ体操15分と朝礼15分をやるんだ」
と言われたのでその会社は辞退しました。
というような感じで、ラジオ体操は始業前とはいえ大体が15分だと思いますし、そうなると一見「15分くらいなら大したことがないか」と感じがちですがこれが割と痛いです。
というのも、この15分を平日の5日間繰り返すだけで週に1時間、月に4時間以上余計に働かされているようなものですし、それも無給なことがほとんどですからね。
仮に残業代が出たとしても時間と体力の無駄になる
後は、仮に残業代が出たとしても、大体は単に時間と体力の無駄になりますね。
これはサボりとかやる気がないという問題ではなくて、ラジオ体操で早起きしたり体力を消耗したりする分、本業にも影響が出るわけですね。
まず前者の時間について、ラジオ体操は大抵は1日15分だと思いますが、逆に言えばその分だけ朝早く起きないといけないということですし、前述のようにこの15分が想像以上に大きくて、逆に言えば15分もあれば(人にもよりますが)朝食や着替えなど色々と朝の支度ができます。
しかも、見方を変えると1日15分無駄な作業(それも無給)をしていることにもなりますから、同じ15分削られるのであれば、本業に充てた方が生産的です。
そして後者の体力について、この1日15分の体操というのは時間だけでなく、まともにやれば体力まで消耗してしまうのですよね。
私自身も中学や高校の体育の時に授業の初めに必ずラジオ体操がありましたが、まず本気でやらされますし、本気でやると体操だけで体感的に体力の1/4は持っていかれましたね。
これはあくまで個人の感想ですが、要は仕事が始まる前に無駄に体力を消耗する羽目になるので、やはり本業にも影響が出ます。
会社のラジオ体操がやりたくない人へ:脱出する方法
ということで、ラジオ体操のある会社で働くことによる弊害について解説していきました。
それでは最後に、ラジオ体操を強いてくる職場から転職するためのポイントについての解説ですが、結論としてまず本質的には古い業界(不動産、建設、メーカー等)は避けた方が良いですね。
というのも先ほどと被りますが、私の経験上だと古い業界ほど体質が古くて無駄な儀式や作業のようなものを強いる傾向があるからでして、それこそラジオ体操をさせてくる職場もあります。
ですから、逆に言えばITやWEBのような新進気鋭の業界に絞って探せば、絶対とは言えないですが上手くいく確率がグンと上がると思います。
下記記事でもITやWEBなどの新進気鋭の業界に特化した転職サービスを紹介していますのであわせて覗いてみて下さい
特に、他の一般の総合型転職サービスに比べてその業界ばかり探しやすくなりますので、せっかく理不尽で昭和体質な会社から抜け出したのにまた似たような会社に入ってしまった、というリスクを大きく下げられるでしょう。
そしてもう一つですが、行こうとしている会社を実際に見に行ってみる、あるいは面接で見分けるのもありです。
実際に建物を見てみることで(不審者と疑われないように注意しながら)一発で見分けることができます。
また、場所的に遠すぎるのであれば面接で見分けるのもありで、例えば逆質問で「一日の流れを教えてください」というように聞いてみると良いでしょう。
もちろん、面接で「うちの会社は始業前にラジオ体操をやります」と告げられたらもうアウトだと思った方が良いです。
ということで、ラジオ体操を強いる会社を極力避けたいのであれば上記の方法をぜひ試してみてはと思います。
それでは、今回は以上です。