楽な仕事がしたいのは甘えか?→実は甘えではない件

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理不尽から抜け出す方法(旧 脱古い体質キャリア論)
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 仕事を選ぶ以上、本音的には楽な仕事がしたい場合がほとんどですが、口に出そうものなら

「楽な仕事なんか無い」

「楽して稼ぐとか甘えだろ」

と言われることが多いと思います。

 ですが今まで転職してきた私からすれば、「楽な仕事をしたいのは甘え」は実は信じてはならない言葉だと言えますね。

 なぜ信じてはいけないかですが、苦痛な仕事を無理やり続けても、スキルは身に付かないわ結局すぐ辞めちゃうわと、メリットが少ないからですね。

 もちろんここで言う「楽な仕事」は何も価値提供せずに稼ぐではなく、「自分にとって」苦痛でないかどうかですが、いずれにしろ嫌な仕事を無理やり続けても意味がないです。

 余談ですが、私も昭和体質の職場に居たことがありますが、当時は頑張れば何とかなると思って食らいついたものの、結局1年程度で辞めてしまっていますからね。

 ですから今回は、私の過去の経験も交えて「楽な仕事がしたいのは甘え」はなぜ信じてはいけないか、また自分にとって「楽な仕事」を探すためのポイントについても解説していきたいと思います。

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「楽な仕事をしたいは甘え」→実は甘えではない理由

自分にとって苦痛でない仕事の方が効率良い

 まずは、自分にとって苦痛でない仕事を選んだ方が効率が良いです。

 もちろん苦手なものだろうと、努力すればある程度はスキルが付くかもしれませんが、得意あるいは苦痛を感じないものの方が圧倒的にスキルが身に付きやすいです。

 私自身の話だと電話応対がとにかく苦痛でしたね。特に、予想外の展開になると「ちょっと待ってくださいね」と口調が荒くなるほど苦手で嫌いでした。

 特に新人の頃は押し付けられてきましたが、それでも毎日練習に勤しんでいました。

 そうして練習していくと、普通の人くらいにまでは上手くなったものの、それでも事務の女性社員ほどまでには遠く及びませんでした。

 一方、メインの仕事だった成果物の作成はそこまで苦痛ではなかったですね。

 場合によっては、朝出社したかと思いきや気が付いたら夜中の9時までになっていたこともあります。

 成果物作成については、正直そこまで頑張ったような感じがしませんでしたが、それでも電話応対よりは成果が出たと自負していまして、例えば納期よりも早く成果物が完成したこともあります。

 というように私の事例を書きましたが、苦手なものを無理やりやってもそこまで上手くはならないですね。

 特に、苦手なものや嫌いなものをやってもどんどん苦痛になっていくという意味でも、逆に苦痛でない仕事を探した方が良いと言えます。

「苦労は美徳」は実は間違い

 あとは、「苦労は美徳」という言葉を耳にしたと思いますが、実は間違いと言えます。

 なぜ間違っているかですが、そもそも「苦労」は手段であって、目的は価値提供や利益ですから。

 もちろん何も価値提供していないのに金だけもらうのはおかしいですが、同じ利益が得られるならそりゃあ苦労しない方が良いです。

 極端な話ですが、富士山のてっぺんまで登って1万円の報酬をもらうのと、目の前の机を触って1万円もらうのとどちらの方が合理的か、という話です。

 もちろんほとんどの人は机を触って1万円もらったほうがいいと答えると思いますが、「苦労を美徳とする」というのは、極論前者の「富士山のてっぺんまで登る」ことを言ってしまっていますね。

 特に、最近だとリモートワークとかチャット連絡が浸透しつつあるにも関わらず、頑なに「リモートはサボりだ」という風潮があったり紙・ハンコを多用したりしている職場は、「苦労を美徳」だけでなく会社自体が将来的に成長しにくいという意味でも怪しいです。

おまけとして「楽な仕事」ほど高給なこともある

 少し話が逸れますが、意外なことに「楽な仕事」ほど高給なこともあります。

 もちろん激務で高給の仕事(外資金融等)もありますが、仕事が楽なのに給料が高いことも多々あります。

 どうして楽なのに給料が高くなるかですがそれは利益率が関係していまして、利益率が高いということはそこまで手間暇をかけなくても儲かる(言葉を選ばずに言うと「楽して儲かる商売」)だからですね。

 あくまで一例ですが、例えば私が働いていたコンサル(建設コンサル)も利益率が高い業界の一つでしょう。

 そもそも大きなお金(受注額)が動くのもありますが、コンサルですので小売等とは違って基本的には在庫や原価がないです。

 そうなると、単純に考えて売上≒利益という形になるので、給料として還元する余地も大きくなります。

 しかも、上述のように動くお金自体が大きくて売上の大半が利益ということは、手間の割にはそれだけ稼げているということにもなります。

 と自慢げに見えたら恐縮ですが、要は給料として還元できる余地(=利益)が多いという意味では、「楽して稼げる」という現象が起きやすいです。

最後に:自分にとって楽な仕事を探すには

 ということで、楽な仕事をしたいのは甘えではない理由について解説しました。

 最後に、自分にとって楽な仕事を見つけるためのポイントについて解説したいと思います。

 結論ですが、私が転職してきた過程で分かったのは、

・嫌な仕事を避ける

・利益率が高い業界

ですね。

 まず前者の「嫌な仕事を避ける」ですが、正直いきなりやりたい仕事を見つけるのは難しいと思いますので、その場合は嫌なものを探すのをお勧めします。

 例えば企業文化や電話応対、リモートワークができない等がそうですね。

 ちなみに、私の場合は企業文化が古かったのが何より嫌でして、上述のように電話応対も嫌でしたが、それだけでなく紙ハンコ文化だったり体育会系だったりと、働いていく過程で価値観が合わなかったのが分かり、結果的に1年程度で退職したこともあります。

 ですからまず、嫌なことを洗い出しその嫌なことがない仕事を探していくのをお勧めします。

 そして後者の「利益率が高い業界」ですが、前述のように給料として還元する余地が多くなるので、結果的に「楽して高い給料がもらえる」ことにも繋がります。

 余談ですが、私の場合だと休みの日が年間125日を超えていてぬくぬくだったにもかかわらず、2年で350万円以上も貯金できたことがありますので、意外と侮れません。

 ちなみに、「嫌いなことを避けること」と「利益率の高い業界に絞ること」について、もちろん両方重視した方が望ましいですが、最低限「嫌なことを避ける」だけでも重視した方が良いですね。

 もちろんブラック企業でないことが大前提ですが、仮に高給でぬくぬくだったとしても、嫌いな仕事だとストレスですぐに辞めてしまう恐れがあるからですね。

 私も、上記のように高給ホワイトの会社に居たものの、企業文化が合わなすぎて1年程度で辞めたこともあります。

 以上をまとめると、

・嫌なことを避ける

・利益率が高い業界を探す

を重視し、最低でも「嫌なことを避ける」ことができればより上手く行くでしょう。

 ということで、今回は以上です。

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