一人暮らしをしていると、掃除が面倒ですよね・・・
実家に住んでいるうちは家族が定期的に掃除してくれるも、一人暮らしになると、
・何となくやる気がでない
・面倒すぎてほったらかしたら、いつの間にか部屋がほこりだらけ
・もう一人自分の分身がいて、その分身が掃除してくれればいいなぁ・・・
といった具合で、実家暮らしのありがたさが顕著に表れるかもしれません。
実際に私も、掃除が面倒すぎて何か月もほったらかしたことがありますし、床をよく見るとほこりだらけになったこともあります。
ところが結論からですが、私の場合はロボット掃除機を使ったところ、かなり楽チンになりました。
少なくとも私の場合、ロボット掃除機を使うようになってから、少なくとも身体的な労働量は減りましたし、仕事に出かけている間にも自動で掃除ができましたし、おまけとして掃除が面白くなったことさえあります。
今回は、一人暮らしをされていて床の掃除が面倒だと感じている方へ、
・掃除のどこが面倒か
・自由時間を増やすための対策法
・私が使っているロボットの掃除機
について、一人暮らし歴6年の私が解説していきたいと思います。
注意点ですが、ロボット掃除機の使用後の感想はあくまで個人の事例であり、必ずしもそのような効果があると断言するものではありませんので、ご了承ください。
掃除のどこがしんどいのか
まずは、掃除のどこがしんどい、きついのでしょうか。
私が過去を振り返る限りですと、下記の3つに大きく分けられました。
掃除するだけで自由時間がガリっと削られる
まずは、掃除するだけで自由時間がかなり減りました。
手動で掃除すると他のことが同時にできないので、掃除の分だけ時間をささげることになります。
私の場合、1~2時間くらい消費したこともありました。
ただでさえ貴重な土日なのに午前の大部分が削られましたし、プライベートなはずなのに掃除という“労働”に自由時間をささげてしまうので、昼寝する暇もネットで動画を楽しむ暇もありませんでした・・・
私は1Rや1Kの部屋に住んできていますが、こういう一人用の物件でさえ1~2時間ささげることになったのに、実家は一軒家でさらに掃除する箇所が広いので、家族は半日くらい掃除に費やしていました。
当然ながら、精神的な負担も家族の方が相当大きいでしょうし、小中高の学生時代で毎週掃除してきた家族に改めて感謝する次第です。
汗をかく
次は、汗をかくことです。
掃除機を動かしているだけではないか、と思いがちですが、身体を頻繁に上下に動かすので、想像以上に体力を使います・・・
もちろん身体がヘトヘトになるのもそうですが、とにかく汗をかくと一気にやる気がなくなります。
まず、夏だとクーラーをONにしても体中が意外と汗ばみますし、タオル必須です。
しかも、まだ掃除を始めたばかりなのに一旦汗をかいてしまうと、身体自体は疲れていないのに、疲れたような感じがします。
そして何よりも不快感がすることで、一度汗をかくとその後も何となく不潔な感じがしますし、掃除が終わってからしばらくしてその汗の部分だけが冷えて気持ち悪くなるのも少しありました。
床に物を置いていない面積が広いと、かえって苦労することも
最後は、これは少し意外でしたが、床に何も置いていない部分が広いとかえって苦労しました。
一見、何も置いていない方が掃除しやすそうな感じはしますが、実際に掃除してみると、物を置いていない面積が広い分、掃除機をかけるべき面積も広いです。
それこそ床全部をまんべんなく掃除機をかけようとすると、なかなか終わりが見えないような感じがします・・・
逆にですが、家具と家具との間のスペースや棚の下の床であれば掃除しやすかったです。面積が狭いと掃除する面積も少なくて済みますし、家具の下ですとゴミが集中して溜まっているので一気に大量のほこりを取り除けるからです。
対策:自由時間を増やすには、掃除の自動化もあり
面倒な部屋掃除を楽チンにするには、ロボットの掃除機もありだと思います。
後ほど解説しますが、何よりも自分が動かなくても勝手に掃除をしてくれるのが、自由時間の増加につながっていると感じています。
ただし、これはあくまで個人の感想も含まれますし、効果を保証するものではありませんのでご了承ください。
メリット:何よりも、自動化できる
一番大きかったメリットは、掃除が自動ができることです。
まず、私の場合は体がくたびれませんでした。前述のように、手動で掃除をすると思っている以上に身体を動かしますので、かなりへとへとになりますが、それをロボットが代行してくれますので、一気に身体が楽になりました。
また、ロボットが代行してくれるゆえに、同時に他のことができます(片付け・食器洗いなど)。
私の場合ですと、会社に出かけていて留守の時に、ロボットに部屋掃除をさせていました。
床もそれなりにピカピカになりましたし、面倒どころか逆に楽チン過ぎて面白くなり、今まで何か月も掃除を怠っていたところ毎週のように自動掃除をしたことまであります。
ただし、実際にロボット掃除機を使用される場合、万一の事故防止のため、ご在宅の状態で使用してください。
なお、家具の密集度が低い(部屋にあまりものを置いていない)ほど、真価を発揮しやすいです。
ロボットが立ち入れる場所も多くなりますし、床が広くても自動でまんべんなく掃除することもできるからです。
メリット:意外と綺麗になる
次は、割と綺麗になることです。
ロボット掃除機を使う前は、手動の掃除機のようにごみを吸い込むのではなく、掻き込むようにして掃除する構造(回転ブラシ+入り口付近のローラーブラシのみ)であるため、あまりゴミを取れないのではと心配でした。
しかし予想外なことに、なんと手動の掃除機と同程度の綺麗さでした。
しかもゴミが多い時は、ダストボックス(ごみを溜める部分)の半分まで溜まったこともあります。
何か月も掃除をしていない状態+カーペットまで掃除、ということもあって相当ゴミが溜まっていたのか、ダストボックスの半分を埋め尽くしていました。
メリット:音がそこまで大きくない
最後は、作動音がそこまで大きくないことです。
もちろんモーターで動く以上、動作音はそれなりには鳴ります。それでもむしろ、普通の手動の掃除機の方がかえってうるさいと感じました。
特に、ロボット掃除機を使ってみる前までは、口コミを読んでみたところ「騒音レベルでうるさい」と書かれていたので少し心配になりましたが、実際に使ってみると確かに作動音は鳴るものの、あまりうるさくなかったです。
手動の掃除機の音が「キュイーーーーン!!」だとしますと、ロボット掃除機は「ガーーーー。」という感じで、甲高さがない分うるさく感じません。(もちろん、音量自体もやや小さかったです)
手動のように吸い込むようなゴミの取り方でない故に、音も甲高くはないのでしょう。
デメリット:初期投資が高い
まず使ってみて感じたデメリットは、初期費用が高いことです。
具体的な値段としては、10万円台はするでしょう。(もちろん10万円を下回ることもありますが、基本は10万円程度は想定していただきたいです)
対策としては、レンタルも検討するとよいでしょう。特に、10万円も払って家電を買ってみたらポンコツだった・・・という事態は避けたいです。
ところがレンタルであれば、毎月の使用料はかかりますが、その分何よりも初期費用が低いです。しかも、必要なくなればレンタル業者に返却すればよいので、いろいろなメーカーのロボット掃除機を“お試し利用”できます。
デメリット:カーペット上だとロボットが動きにくい
次に感じたデメリットは、カーペット上だとロボットが動きにくくなることです。
まず、カーペットの毛の部分がロボットの裏の動作部分に引っかかりやすい上、特に机の下に敷くような薄くて広いカーペットだと、カーペットにしわが寄って位置もずれてしまうため、そのしわがロボットに引っかかってしまって動きにくくなります・・・
対策としては、カーペットの周りに重りを敷くなどしてカーペット上にロボットが立ち入れなくするという方法が挙げられます。
あるいはどうしてもカーペットを掃除したいのであれば、カーペットをピンと四方に張り、重りでそのピンと張った状態を維持してロボットから目を離さないようにする、といった方法がよいと思います。
デメリット:床に家具が多いと掃除しにくい
最後は、床に家具が多いと掃除しにくい、というデメリットです。
過去に、ややボロめの築年数が古いマンションで、1Rの狭めのマンションに住んだことがありますが、机やベッドなど生活に必要な家具のみを置くだけでギュウギュウ詰めでした。
その状態でロボット掃除機をかけたことがありますが、家具と家具との距離が狭すぎてロボットが立ち入れない箇所ばかりで、いちいち家具をどかさなければならず、自動化どころか結局自分の身体を使った掃除をする羽目になりました。(ただ、それでも手動よりはラクでした)
対策としては、やや広めのアパートを選ぶことです。
しかし、もう狭い部屋に住んでしまった・・・という意見もあると思いますので、そういう場合は生活に必要な家具以外をなくす、という方法が挙げられます。
なお、物を捨てるのは心理的に抵抗が・・・という方は、家具を借りてみるという方法もあります。例えば、レンタルサービスや(ご家族と相談して)実家から持ち出す、という方法であれば、自ら処分せずに不要な家具をなくすことができます。
ただ、これ以上お話しすると長くなってしまうため、詳細については下記を参考にしていただければと思います。
関連記事:【一人暮らし】部屋に物が多すぎるのがイライラする、家具が多いデメリットと対処法
筋トレに行きたくない!筋トレの器具はレンタルがおすすめな理由4点と注意点
向いている人
それでは、私が考えるロボット掃除機を使うのに向いている方の条件について解説していきます。
ペット(犬や猫等)を飼っていない
まずは、犬や猫等を飼っていない事です。
ペットが(興味をもって)噛みついてしまう、あるいは怖がってしまうほか、状況によってはペットが巻き込まれて怪我をすることもなくないためです。
ペットがいる場合でどうしても使いたい場合は、壁などでペットあるいはロボットの行動範囲を一時的に制限するのがよいと思います。
段差が少ない
さらには、住んでいる家の段差が少ない事です。
ロボットが段差から転落して、場合によっては破損することもあり得ます。
一応、過去にアイロボットのルンバを使ったことがありますが、段差に近づいてもストップしてくれました。
しかし、その段差は幅が十分にあったため事故にならなかったと考えられますので、段差の幅が狭すぎるとセンサーが反応せずに転落することもあり得ます。
ですから、段差が少ない部屋を選ぶか、もう引っ越してしまったのであれば、段差の手前に物を置いてロボットを立ち入れなくする、といった方法が考えられます。
【最後に】私が使っているロボットの掃除機2選
最後に、私が実際に使ってきたロボット掃除機2商品を紹介して終わりたいと思います。
結論から言いますと、感想として掃除能力に関してはそこまで大差はありませんでしたが、動作音など他の面では少しだけ違いがありましたので解説していきたいと思います。
私が使っている商品2選
ロボット掃除機2製品を使ってみての感想です。
・ルンバ(メーカー:アイロボット)
→動作音はそれなりに鳴る。しかし、手動の掃除機よりは静かで甲高くない。
・DEEBOT(メーカー:エコバックス)
→動作音はルンバよりも静かだが、音声メッセージが初期設定でやや音量が大きすぎる。(ただし、アプリ等で音量調整ができるようです)
肝心な掃除の性能に関してですが、どちら大差はなかったです。
ただ、商品がポンコツだ、という意味ではなく、どちらも同じくらいそこそこの性能がある、という事です。
むしろ、前述のように手動の掃除機並みに床がきれいになりましたので、私個人としては予想外でした。
しかも、以前までは部屋や家具の隅はできないだろうなと心配でしたが、なんと隅まで掃除(ただし、四角形でいう角の部分までは不可)してゴミが取れたのも、個人的に意外でした。
なお、私が考える買うためのポイントとして、上述のように特段の性能差はないと感じたため、どちらかというとご家庭の状況で判断するのがよいと思います。
商品内容、というよりご自身の状況に合わせての判断です。
例えば、前述のようにペットを飼っているのであれば、その分ロボット掃除機を導入するのは難しいでしょうし、床に家具などの物が多いのであれば、手動の方が掃除がしやすいでしょう。
逆に、学業や仕事が忙しいが、一人暮らしでペットもいない上、家具も少なめなのであれば、ロボット掃除機を導入した方が、自由時間の増加に貢献してくれるでしょう。
こういった具合で、ご家庭の状況に合わせて導入を検討していただいた方がよいと思います。
それでは、今回は以上となります。