「営業職に入ってまだ1年だけど、きつすぎて辞めたい」と悩んでいる場合も多いではないでしょうか。
私も2社にわたって経験したのですが、確かに成績に応じて給料とかの評価が変わったり、ある程度時間も場所も自由なのは良かったですが、とにかく雑談が好きな人でないとダメだと言われましたので、そこがしんどかったですね。
結論からですが、営業職については「会社がブラックでなければ」1年は続け、その後違う仕事に転職するのをお勧めします。
というのも、営業の経験は結構汎用性があり、違う会社や仕事にも行きやすくなるんですよね。
私の場合、1社目については数か月間しか経験していなかったのですが、それでも違う業界の仕事の面接を受けたりすると結構欲しがってもらいましたし、同じ営業でしたが有名な大手企業にも入ることができました。
数か月程度の営業経験ですらこうでしたので、1年も勤めればもっとという事です。
ということで今回は、営業を1年目で辞めたい場合、どうしてできれば1年間勤めた方が良いかについて解説したいと思います。
なお、この記事ではあくまで一般的なことを話していますし、自分の場合はどうすればいいかが気になりますよね。
そういう場合のために、キャリア個別相談を用意しました。この個別相談を受けることで、短期離職や第二新卒だったとしても、雇ってくれるところはもちろん、長く続けられる仕事に出会う確率が増えます。
会社がブラックでなければ営業は1年は続けるべき理由
1年もあればある程度は経験が付く【営業の経験は汎用性がある】
1年を続けた方がいい理由の一つですか、1年もあればある程度その仕事の経験がつくんですよね。
もちろん3年勤めた場合に比べれば厳しく評価してくる会社もありますが、少なくとも数か月しか勤めていない時よりもマシです。
営業というのは結構汎用性がありますし、そうなると特に汎用性を生かしていきたいのであれば、勤続年数など客観的な実績がある程度あった方が、採用担当にも「この人は経験があるね」と思ってもらいやすいです。
冒頭のように1社目の営業を3ヶ月で辞めた人が偉そうに言う話ではないですが、面接の時に営業時代の経験をアピールしてみたところ、営業の経験がなかった時に比べて結構欲しがってもらいました。
営業の経験があるまでは、違う業界に行こうとしてもなかなか選考が受からなかったですが、 営業の経験を持ってから、明らかに違う業界でも受かりやすくなりましたからね。
数か月しか経験していない状態でこうでしたので、1年もいればもっと企業に欲しがってもらえるというわけですね。
ということで、まず営業職はいろんな業界に行くことができますし、そういう汎用性を活かせるという意味で1年はいた方がいいかと思いますね
1年はやってみないと分からない
あとは、純粋に1年もやれば、(あくまで私の経験上)だいたいどんな感じの仕事かも分かるというのもありますね。
例えば入ってから3ヶ月だと、まだ先輩とかに教えられる段階なので全部は知らない状態ですし、多分 雑用メインに任されることもあるのですが、あくまで私の経験からですが、1年もやれば、上司とか先輩に教えらえるのではなく本格的に1人で仕事を任されます。
正確には 1年も経たなくても例えば8ヶ月目とかでも1人で仕事をやらされることはあるのですが、1年もいれば、いつが忙しいとかざっくりですが仕事の全体像がつかめるんですよね。
他の仕事と営業職を一緒にするつもりはないのですが、 私は過去に建設コンサルタントに勤めていたことがありますが、 1年も勤めれば繁忙期とか暇な時期も分かりました。
あとは大体どんな法律的な基準があるかについても、実際に一人で仕事やってみると感覚的に分かってきましたし、お客さんを担当してみると例えば打ち合わせでどんなヒアリングをした方が満足する成果物に繋がるかについても、なんとなく感覚的に分かってくるんですよね。
もちろん建設コンサルタントと営業職とは違うのですが、営業職でもやはり似たような感じになるかと思いますね。
転職は若い方が有利、3年だと長すぎる
それから石の上には3年とよく聞きますし、なんであろうと3年はいないといけないのかと思ってしまいがちですが、実はできるだけ若いうちに転職した方が良いです。
さっきの1年勤めるの話と矛盾しそうですが、3年は結構大きいですし、例えば今新卒で22歳だったとしてそこから3年も勤めてしまえば25歳ですしもう20代「前半」ではなくなると思います。
同じ20代でも、前半であるのとそれ以降であるのとではどっちの方が有利かっていう話です。
多分よく耳にしたと思いますが、体力的にも元気で教えてもすぐ仕事を覚える若い人材の方が会社が欲しいです。
一応私の場合だと、25歳でその時は2回も転職歴があった状態でしたが、その状態ですら若さで評価してくれた会社が多くありましたし、もし今20代前半なのであれば尚更転職しやすいです。
しかもさっきの話のように、3年ではなく1年も勤めればある程度は経験も積むことができるからですね。
もし「俺は一生営業職に身をうずめるんだ!」というのであれば3年もいるのはありだと思いますが、 今回は1年目で営業を辞めたいわけですから、そうなると思考停止で3年もいるのはややもったいないかと思いますね。
営業職を1年で辞める場合のポイント
IT・WEB業界の営業職に行ってみる
「営業職を辞めたいって言ってるのにまた営業職かよ」と思うかもしれないですが、もしかしたら営業職かどうかではなくて会社の体質が原因で辞めたいと思っている可能性もあります。
特に上司が理不尽に詰めてくるとか、「新人は○○するべきだ」というような文化があると、多分営業職に限らず、体質が古い会社(JTC等)であればどこも似たような感じだと思いますね。
そういうという場合だと、 ITとかWEB業界のようなデジタル業界の営業職がおすすめです。
まず前職の営業の経験が活かせるのですぐ雇ってくれる可能性がありますし、デジタル業界であれば、(例外もありますが)企業体質が新しいので例えばいわゆる「理不尽」な上司とかがいなかったりします。
実際に私も、自社でWEB サービスを公開しているベンチャー企業にもいたことがありますが、まず上司が部下に敬語を使うことが多かったですし、連絡とかも電話とかではなくてチャットがメインだったりしました。
しかも、変な紙文化とか「新人は○○するべきだ」というような変なしきたりがなかったので、いい意味でカルチャーショックでしたね。
ということで、ノルマがどうこうとか営業そのものというより、会社の変なしきたりとか企業文化自体が嫌で辞めたいと思っているのであれば、同じ営業職でも ITやWeb業界のようなデジタル業界に行ってみるのもありかと思います。
似たような業界で開発・設計などの現場部門に行く
売上で自分の評価が左右されるのが嫌など、営業そのものが嫌であれば、似たような業界で開発とか設計のような現場に行くこともありです。
職種は違うとはいえ、似たような業界であれば前の仕事の経験として見てくれる可能性もあるからですね。
ちなみに、営業として働いていた前の業界の経験をアピールする場合ですが、 「営業として前の業界で働いていくうちに、その分野にもっと興味を持った」というような感じでアピールするのをお勧めします。
「前の業界の経験を生かしたかった」とアピールしてしまうと、場合によっては「この人は自意識活用なのか?」と疑われる可能性もありますので( 決して 無能という話ではないですか)、「興味を持った」とアピールすれば謙虚に見せることができます。
最後に:1年は続けた方が良い
ということで色々書いてきましたが、もし営業1年目で辞めたいのであれば、ブラック企業でなければ1年は勤め、そのあと営業の経験を生かして違う職種に行くのをお勧めします。
私も実際に転職活動をやってみて痛感したのですが、本当に営業っていうのは汎用性がありまして、少しでも営業の経験があってなおかつ若ければ、かなり色んなところに受かりましたからね。
要は、今の仕事が合わなくて辞めたくなっても、いつでも違う会社に行ける状態になることもできるので、もし今の会社がブラックでないのであれば、1年間は勤めるなどある程度の営業経験を積むと人生楽になるかと思いますね。
ちなみにもし今20代前半で、今回のように1年で辞めようとしている場合、第二新卒に強いキャリアスタートを使ってみると、1年で辞めてしまった人でも雇ってくれるところを見つけやすくなります。
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「自分の場合はどうすれば?」という人へ【個別相談受け付けます】
なお、この記事ではあくまで一般的なことを話していますし、自分の場合はどうすればいいかが気になりますよね。
そういう場合のために、キャリア個別相談を用意しました。この個別相談を受けることで、短期離職や第二新卒だったとしても、雇ってくれるところはもちろん、長く続けられる仕事に出会う確率が増えます。