さん付け文化かどうかでフラットな文化かどうかを見分けろ

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理不尽から抜け出す方法(旧 脱古い体質キャリア論)
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 その会社の上下関係が激しいかどうかについては色々あると思いますが、私の経験上すぐ見分けられる方法が「さん」付けする文化(あるいは最低でも呼び捨てしないかどうか)ですね。

 私も、上司に対してだけでしたが、さん付けする文化の会社で働いたことがありますが、本部長クラスですらまるで「先輩」かのようにフラットでした。もちろん部下に対しても、呼び捨てではなく「君」などきちんと敬称がついていました。

 厳密には、古い業界だったのでどちらかというと体育会系寄りでしたが、中小企業だったのでそれでもゴリゴリではありませんでした。

 もちろん、さん付けするかどうかだけでは全ては判断ができないと思いますし、より確実に上下関係が激しい職場を避けるには昔ながらの業界を避けることだと言えます。(最後でも解説)

 しかし、それでも見分ける特徴の一つにはなるでしょう。

 そこで今回は、さん付けする職場かどうかでも上下関係のキツさを見分けるべき理由について詳しく解説していきたいと思います。

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さん付けする企業かどうかで上下関係の激しさを見分けるべき理由

さん付けは目上とか関係なく使う言葉

 まず前提ですが、さん付けは目上かどうかに関わらず使える言葉ですね。

 ですから、目上かどうか関係なく使える時点で対等になりやすい上、(話し言葉なものの)相手を敬う言葉でもあります。

 ということを踏まえると、「相手と対等」という特徴と「馴れ馴れしくもない」という特徴を兼ね備えた言葉とも言えますね。

 これが友達相手ならともかく、初対面の人の場合、例え相手の方が偉くなかったとしても多くの場合いきなり呼び捨てにしたりしないと思います。

 それと同じで、「さん」は適度な距離感を取りつつ目上でも目下でも使える言葉なので、名前+さんと呼ぶ雰囲気の職場はフラットな職場な特徴の一つと言えますね。

役職はあくまで本来は「役割」

 これも前提の話ですが、役職と言いますが本来は「役割」に過ぎないです。

 こうやって言うと役職者をバカにしているようにも見えますがそうではなくて、「事務職」「技術職」と同じで「管理職」という職務内容ということです。

 例えば部長にしても、「部内の社員たちに指示したり管理したりする」という仕事内容に過ぎないです。

 確かに、「事務職」や「技術職」などの分野ごとの職種と違って、社員への指示にしろ決裁にしろ「部下」である社員にとって従わないといけないこともあります。

 しかしながら、それもあくまで業務遂行においての「指示」と「従事」の関係であって、本来は絶対的にどっちが上というのはないはずです。

 というように考えると、管理職など指示・管理する立場だからといって、一方的に相手を下にみたり権力を濫用したりするような雰囲気は問題ありと言えますね。

特に、役職ではなく「さん」付けする場合は上下関係が緩やか

 ここからが本題ですが、特に役職ではなく「さん」付けする場合だと上下関係が緩くなりやすいです。

 本当は部下にまでさん付けした方が良いのですが、上司や先輩に対してだけでもさん付けだとまた違います。

 上司に対してさん付けする場合だと、「課長」「部長」ほどかしこまっているわけではないからです。

 さん付けと上下関係云々と何の関係があるかですが、上司だろうとそこまでかしこまった呼び方をしないわけですから、大体は別のあらゆる面でも上下関係が比較的緩い証拠とも言えます。

 私の経験上でもそうでして、学生時代も含めてですが、目上の人をさん付けする環境と役職(この場合は「先生」も含む)で呼ぶ環境とを両方経験してきたのですが、どちらも上下関係自体はあったものの、やはりさん付けで呼ぶ環境の方がよりフラットな雰囲気でした。

 したがって、役職ではなく「さん」を付ける呼び方だと、一見すると小さい事に見えますが、実はその組織全体の特徴が一部見え隠れしているような状態なわけですね。

「目下」だったとしてもある程度は尊敬してくれる

 そしてもう一つですが、さん付けをするということは「目下の人」だったとしてもある程度尊敬する雰囲気になりやすいです。

 「尊敬」とまでは言い過ぎかもですが、要は相手が目下だったら何をやってもいいという雰囲気にはなりにくいですね。

 私自身も、上司に対してだけだったものの、さん付けする職場で働いたことがありますが、例えば雑用にしても、押し付けられはするものの、それでも本当に時々しか無かったですからね。

 一方、学生時代の話になってしまいますが、さん付けしない環境にもいたことがありますが、前述の環境よりも上からの圧力のようなものが本当に違っていました。

 それこそ、雑用にしてもやたら押し付けられましたし、テストの成績が出せないと教師による詰めの激しさも上記の環境とは大違いでしたから。

 というような話を振り返ってみても、さん付けというのは「目下」だろうと見下さない環境かどうかを見分ける特徴にもなるわけですね。

最後に:より確実に上下関係のない職場を探すためのポイント

 ということで、さん付けするかどうかは職場の上下関係のきつさを見分けるための特徴の一つになる理由について解説していきました。

 といっても、あくまでも「特徴の一つ」ですから、例えさん付けだったとしても、もしかしたら違っている可能性もあります。

 ですから最後に、より確実に上下関係のない職場を見つけるためのポイントについて解説していきたいと思います。

 結論からですが、昔ながらの業界を避け、新しい業界(IT・WEB等)に絞って探すことをお勧めします。

 というのも、(あくまで傾向ですが)建設や不動産、メーカーのように昔からある業界だと、業界全体で体質が古くなりやすく、それこそ上下関係が強かったりします。

 私も建設系の会社で複数社いたのですが、ゴリゴリとまでは行かなかったものの、それでも体育会系に寄った社風でしたから。

 ですから、昔ながらの業界ではなくITやWEBなどのデジタル業界に絞って探した方が良いです。

 ちなみに、下記記事でもITやWEBのようなデジタル業界に特化した転職サービスを紹介していますのであわせて確認してみて下さい

 特に、他の一般の総合型転職サービスに比べてその業界ばかり探しやすくなりますので、せっかく理不尽で昭和体質な会社から抜け出したのにまた似たような会社に入ってしまった、というリスクを大きく下げられるでしょう。

 そして、探すためのポイントとしてはとにかくスキルか経験重視なところです。

 では未経験だったらどうすればいいかですが、必ずしもブラック企業に行ってでも就業する必要はなくて、プログラミングやブログなどの副業でも「スキル」を身につけることができるわけですね。

 私もブログ運営をしてきましたが、収益はまだ出ていなかったものの、例えばアクセスがある程度増えたり検索上位の記事が増えたりしただけで、WEBマーケティングで書類選考が通過した会社もあります。(本当は収益まで出した方が望ましいですが)

 しかも、副業はお金を貰いながら勉強しているようなものですし、今いる会社を辞めなくてもできますから、金銭面でのリスクまで抑えられます。

 したがって、もし今いる会社が上下関係がきつい、あるいは古い体質すぎて辞めたいと悩んでいるのであれば、ぜひとも上記の方法を試してみてはと思います。

 それでは、今回は以上です。

 

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