「とにかく頑張れば良い」「気合と根性がないんだよ」など、未だに精神論を押し付けてくる会社が多いと思います。
私も過去に昭和体質の会社にいましたが、特に目立ったのが長時間労働=偉いという雰囲気ですね。
仕事をきちんとこなせているかどうかに関わらず定時で帰る=サボり扱いされましたし、ある日会議室に呼ばれて、何か重要な話かなと思いきや
「みんな残業してるから、お前もやれよ」
と言われたこともあります。
それも、1社ではなく3社以上に転職してきたのですが、どこも似たような会社でしたので、日本では会社での精神論は結構根強いなと感じています。
「気合や根性が押し付けられるのが嫌だしそんな職場なんか辞めたいが、それは甘えかな?」と思いがちですが、精神論というのはタイトルのように今の時代にそぐいませんので、甘えとは言えずむしろ行動すべきですね。
ではどんな会社にであれば就くべきかですが、企業文化が進んでいる会社に就くべきであり、その一つがITやWEBなどのデジタル業界ですね。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
そこで今回は、精神論を押し付けてくる職場は時代遅れと言える理由3選について解説したいと思います。
精神論を押し付けてくる職場は時代遅れであり転職すべき理由3選
そもそも精神論はめちゃくちゃ効率悪い
そもそもですが、精神論とか根性論というのはめちゃくちゃ効率が悪いです。
要は、精神論ばかり押し付けるということは、その職場の生産性が低い証拠ということです。
正確には精神論が必要というのは“半分正解”で半分デタラメであり、事業をやる以上一定の手間暇は必要ですが、いずれにしろ精神論だけだと意味がありません。
確かに、昔は高度成長期で機械とかAIもそこまで発達していなかったので、ただ手を動かすだけ(=気合と根性)でどんどん生産できたかもしれませんが、特に今の時代だと“正しく”努力しないと時間の無駄です。
私自身も、過去に建設コンサルタントで働いていましたが、その会社はとにかく長時間労働=頑張っているという雰囲気がありました。
「みんな残業やってるからお前もやれ」「男なら残業しろ」と言われましたね。
もちろん労働時間が長くなれば、理論上は作業できる時間は増えますが、まず疲労して集中力が落ちるので能率が落ちます。(というより私がそうでしたが苦笑)
しかも、建設“コンサルタント”なので、労働時間よりも相手(客)が望んでいることをくみ取る事の方が大事ですし、効率よく仕事して納期よりも早く成果物を納品できた方が良いに決まっています。
しかしながら、(あくまで第三者目線ですが)私がいた職場は、表向きは成果主義でも実際は労働時間を長くすること自体が目的になっていました。
しかも、実際に業績もあまり芳しくなかったですし、長時間労働=頑張っているといった精神論でごり押しするのはいかに効率悪いかを肌でも感じましたね。
ネット上でも「根性論は必要」的な話が載っている記事を見かけますが、私としては特に今の時代は根性論だけだとオワコンだと言えます。
上の世代の価値観を押し付けられる
あとは、精神論の押し付けられる職場の場合、上のおじさんの世代から昔の価値観を押しつけられることもよくあります。(いわゆる「武勇伝」)
私の場合だと、飲みの席で上司に
「俺は新卒の時、遅くまで死に物狂いで仕事してきたし、その後夜中の1時まで資格勉強してきたんだぞ。(だから、これをやらない奴はやる気なしだ)」
というような武勇伝をしつこく聞かされましたね。
私の経験上、精神論ばかり強いてくる職場に共通しているのは40後半~60代の社員が多いことですが、彼らは高度成長期を経験していますので、前述のように精神論だけでも上手くいってきたことがあります。
もちろん自分が上手くいってきた方法を他人にアドバイスしたくなるのは理解できますが、問題なのは、精神論だけで何とかするというのは時代的に合っていないにも関わらず、未だに押し付けてくることですね。
しかも、求めてもいないアドバイスですので、若手からウザがられるのは当然です。
私自身も、先ほどのように上司から武勇伝を聞かされて鬱陶しかったことがあるのですが、鬱陶しい原因を良く分析してみると、
・とにかく長時間労働すればいいという価値観の押し付け
・そもそも相手の事情を知らないにも関わらず、人生に口出し
の2点に行きつきましたが、多分私以外でも若手が武勇伝を嫌がるのもこれらに近いと思います。
逆に、上記のような昔の価値観を押し付けられる環境から抜け出すにはどうすればいいかですが、私はITやWEBなどの企業文化が進んでいる業界(デジタル業界)をお勧めします。
私自身も一時期、ITサービスを展開しようとしているベンチャー企業にいたことがありますが、(入社ではなく研修段階)、社員の年齢が20代30代と結構若かったので、「最近の若い奴は」などと昔の価値観を押し付けられることが無かったですからね。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
スキルが身に付かない
そして何より問題なのは、スキルが身に付かないことですね。
“ただがむしゃらに頑張る”こと自体は誰でもできることですから。
こう言うと、
「でも、俺は出世なんて興味ねぇし、スキルとやらなんか身に付けても仕事が増えるだけで給料はそのままだろ?」
と思いがちですが、問題はそれではなく、仮に今の会社が嫌だったとしても辞められなくなる事です。
そもそも転職というのは私の経験上、若さと共にある程度スキルがないと結構不利ですし、私も過去に全くの異業種に転職しようとしたことがあるのですが、面接官から
「ん~、これって正直畑違いだよねぇ」
とド直球に言われたこともあります。
ちなみに、下記記事でもスキルを身に付けるためのヒントを載せていますので、良ければ読んでみて下さい。
ところが精神論を押し付けられるとなると、気合と根性なんて正直誰でもできますし、そんなのを面接(というよりそれ以前に書類選考)でアピールしても、採用側に「ふーん」と思われておしまいです。
何より、今の会社がブラックあるいは体育会系で自由がない社風だった場合、スキルがないと嫌だったとしても一生その環境に縛り付けられるリスクがあります。
ですから、スキルが身に付かないという意味でも精神論の押し付けられる職場に居るのは、想像以上に損だと言えます。
最後に:精神論が横行している職場が嫌なら、IT・WEB業界一択
ということで以上、精神論を押し付けてくる職場はなぜ時代遅れであり辞めるべきかについて解説していきました。
先ほどでも触れましたが、精神論を押し付けているということは、高度成長期の(一応他にも要因はありますが)「ただがむしゃらに頑張っていただけで」上手くいっていた過去の考えがそのまま残っている証拠でもあります。
もちろん、そういった職場には上下関係が強かったり体育会系だったりと、色んな面で企業体質が古臭いことが大半です。
では精神論も含めて企業体質が古い職場から抜け出すにはどうすればいいかですが、昔からある業界(建設、メーカー等)は避け、ITやWEBなどの企業文化が進んでいる業界がお勧めですね。
まず昔からある業界だと、ITのようなデジタル系の業界と違って、変化が少なくルールとか慣習が既に出来上がっています。
ですから、考え方も昔のままで上手くいってきているため、結果的に「時代遅れな企業体質」になりやすいです。
私自身も今まで3社以上を転々としてきましたが、時代遅れな文化の会社に限って、建設コンサルタント・商社と全て昔からある業界に属していましたからね。
一方ITやWEBなどのデジタル業界であれば、上記の昔からある業界とは逆に、企業文化が新しくなりやすいので、例えば精神論といった昔の価値観がなかったりします。
私も一時期、ITサービスを展開しようとしているベンチャー企業にいたことがありますが(正確には入社ではなく研修)、上記の昔からある業界とはまるで違っていまして、昔の価値観を押し付けられることはなかったですね。
社員の年齢も20代30代と若かったので、例えば「最近の若い奴は根性が足りない」などと言われることもなかったですからね。
こういう過去の経験からしても、私はITやWEBなどのデジタル業界を強くお勧めします。
この辺については詳しくは下記にて、私がWEB業界に行ってみた体験談について紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ。
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もちろんこの記事を書いている私自身が相談に乗りますし、個別でその人に合ったアドバイスが受けられますので、単にこの記事を読むよりもJTCで消耗しない人生に近づくでしょう。
ということで、今回は以上です。