こんにちは、えぃです!
特に木材の棚を使っておられる方で、棚を見てみたら緑色の粉が、という経験はないでしょうか。
過去の私がそうでして、見つけた当初は特殊なほこりかと思っていました。ところが、拭きとっても繰り返し出てくるし、ネットでも調べてみたところ、カビだと分かってしまいました。
カビが活発に育つ条件ですが、
・湿度が60%以上
・気温が20~30℃
・ほこりや有機物などの養分が多い
だと言われています。
棚にカビが生えていた当初は、実際に木材の棚を使っていて湿度も高い地域に住んでいたので、今振り返ってみるとカビが生えてもおかしくないなと思いました。
また、後述のように換気も試してみましたが、金属製のラックに換えたことと除湿器を使ったことが一番効果がありました。
家具にカビが生えてしまうと、健康面はもちろん心理的にも使いにくくなってしまいます。
今回は、棚にカビ発生が繰り返さないために私が実際にやった対策について、詳しく解説していきたいと思います。
やってみた対処法2選
金属製のラック
まずは、ステンレス製かつ網状で通気性の良いものを選びました。金属製でもステンレス製にしたのは、さびにくいのもありますが、見た目的に清潔感があるからでした。
金属製を選べば、無機物なため根本的にカビの餌にはなりません。(表面に汚れが付けばそこにカビが生えることもありますが、金属までは餌にしません)
そのため、菌糸が奥まで侵入してカビが再発するという事態も考えにくいです。木材だった時は、取っても取ってもカビが生えてしまいましたから。さらに、小物を置く板の部分が網状だったのも通気面でプラスでした。
また、後述の除湿器の効果もありますが、実際にここ数年でカビの発生が確認されませんでした。
除湿器
次に、除湿器も使ってみました。もともと木材のラックを使っていた頃は、湿度が高い地域に住んでいましたので、カビも生えやすかったですし、部屋の中もカビの匂いがしていました・・・
そこで、除湿器を使ってみたところ、そういう地域でも湿度を50%台かそれ以下にまでおさえることができました。カビの匂いもしなくなりました。
ただ、それなりに音が出るのがデメリットでした。過去にクレームを受けたことはほとんどなかったのですが、念のため深夜・早朝の使用は避けたほうがよいです。
また、部屋の温度がやや上がりやすいのと、玄関ドアに隙間が多いなど部屋の密閉性が低いと効果が発揮しにくいのもデメリットでした。温度上昇については、除湿器の宿命なのですが、デシカント方式を避ければ抑えられ、部屋の密閉性を高くすることができれば真価を発揮しやすいです。
ダメだった対処法
正確には、ダメというより再発防止にならなかった対処法です。木材のラックを使っていた当時は、木材が餌だったのとカビの菌糸が奥に入り込んでいるのが再発の原因だったようです。
塩素系洗剤(カビキラー等)で消毒+干す
緑色のカビがある程度広がったら、カビキラーなどの塩素系洗剤をかけてカビを取り除いてみました。さらに、消毒の後に屋外で乾燥させてみました。
確かに一見綺麗になりますしカラカラに乾燥させることもできますが、1週間程度後にまたカビが生えてしまいました。また、水洗いするので表面の素材がふやけてはがれました。
しかも、消毒してから乾燥させるまでに棚が使えないため、乗せてあった小物を何日も床に置かなければならず不便でした。
なお、アルコールも試してみましたが、同様に再発防止にはなりませんでした。
換気
次は換気です。
換気もしてみましたが、そもそも当時住んでいた地域の湿度が高くあまり意味がなかったのと、一日中開けっ放しにすると蚊などの虫が侵入する・外の音がうるさいというのもあって、やや厳しかったです。
換気については、湿度を下げるというより新鮮な空気を外から取り入れるという意味でやるものだったと思います。
最後に
棚の掃除・乾燥とさまざまな手段を講じてみましたが、抜本的な方法はステンレス製(金属製)の棚に換えてしまうことだと分かりました。
なぜなら、木材ですと素材自体が有機物で餌になる上、菌糸が素材の奥にまで入り込むからです。
さらに、金属製に換える上で除湿器も使えば、よりカビが生えにくい環境づくりができます。
棚をこまめに掃除してカビを取り除くのもありですが、いちいち棚をばらしたり小物が置けなかったりと面倒ですので、できるだけ抜本的な対策が必要です。
それでは、本記事がカビ対策での参考となれば幸いです。以上、棚のカビの対処法について解説しました。