仕事のストレスを発散するために、缶コーヒーやタバコ、自分へのご褒美のケーキなどでついお金を使ってしまうこともそこそこ多いと思います。
私がいた職場でも、1時間に1回ぐらいの頻度でタバコ休憩に抜けている社員が多かったですし、私自身も休憩時には缶コーヒーを飲み、多いと1日に2本も飲んだことも。
こうなると場合によっては「甘え」とか「またお金使っちゃった」と罪悪感に陥り、お金を使うのを我慢しなければいけないと思うでしょう。
ところが個人的に、結論仕事自体を変えない限り根本的には解決しないと言えます。
例え我慢したとしても、無理なダイエットと似ていてそのツケが回ってきますし、現に私がそうなったことがあります。
ところがストレスの元である仕事を辞めてみたところ、缶コーヒーを飲まなくなったりレストランに行かなくなったりしたこともありますから、こういう私の経験からしても、仕事自体をストレスが溜まりにくいものに変えるべきでしょう。
今回は、ストレスでお金を使わないようにするためには仕事自体を変えるべき理由について、詳しく解説していきたいと思います。
仕事のストレスでお金を使いたくなるなら、仕事自体を変えるべき理由
我慢すればよいという問題ではない
何よりの理由ですが、タバコとかストレス発散を我慢すればよいという問題ではないですね。
一見「甘え」のように見えますが、実は我慢できるようなものではありません。
ダイエットでいうと無理にダイエットしてもリバウンドするのと似ていて、元々のストレス源を絶たない限り、無理やりストレス発散を抑えてもどこかでツケが回るわけですね。
少なくとも私の経験上はそうでして、私はこれまでレストランでストレス発散したことがあるのですが、レストランは割高なため一時期レストランを我慢したことがあります。
確かに一時的には貯金することができましたが数か月しか続かず、「今週はレストランにほとんど言っていない」などと言い訳を作りつつ、結局またもとに戻ってしまいましたね。
あるいは節約したことがあるなら分かるかもですが、例えば食費とかガス代をポツポツとケチったものの、それは無理して抑えた支出のために結局またもとの出費に戻ったこともあるかと思います。
要するに、元々のストレスを絶たない限り、仮に我慢したとしてもそれは無理やり欲求を抑えていて長続きしないため、「甘え」とか「根性なし」という範囲を超えています。
お金を稼いでまた全て使うという状態になる
あとは、せっかくお金を稼いだのにストレス解消でまた全て使う状態になるからですね。
これもやはり根本であるストレス源をなくさないといけないからであり、上述のように我慢しても結局リバウンドに陥りやすいので、結果的に稼いだお金を全て使うという悪循環に陥ります。
特に、ずっと同じような生活が続くのであればともかく、一生のうちに大ケガや災害がないとも限りませんから、貯蓄ができなくなるという意味では実害があります。
私の経験を振り返っても、例えば私なんて稼いだ手取りをレストランだけでなくコンビニでも高っい揚げ物に費やしたり、高くてハイレベルな賃貸物件に引っ越したりしましたね。
当時は手取りで20万円は普通に行っていましたが、貯蓄はせいぜい月6万円しかできなかったこともザラにあります。
もっとひどい場合だと、私が働いていた会社にはギャンブルとかパチンコに通っている社員もいまして、「稼いだ金は全部ギャンブルとかに使うんだよ!!」とまで豪語していましたが、個人的に「よくやるな・・・」「もし何かあったらどうする?」と思いましたね。
そして、稼いだお金をほぼ全てストレス解消に使ってしまうことの何が問題かですが、お金が消し飛んでしまうわけですから、結果的に稼ぐためではなくストレスを受けるために仕事をしているようなものになっていることです。
それなら、アルバイトか何かをして、見かけの収入は減ってもその分ストレスが低い仕事をした方がまだマシではないかと個人的に思いますね。
身体面でもかなり問題あり
ストレスでお金を使うとなると、金銭面でカツカツになるだけならともかく、身体の面でもかなりデメリットが大きいわけですね。
パワハラなどによるストレスもそうですが、ストレス発散のためのタバコとか暴飲暴食そのものも身体に悪いわけですね。
タバコについては分かると思いますが、暴飲暴食についても特にジャンクフードのような脂っこいものに手を出すことも多いでしょうから、それこそ「生活習慣病」の原因の一つになるわけですね。
私の経験を振り返る限りでも、確かに身体面にまで悪影響が出たことがありまして、例えば上述のようにレストラン通いとかコンビニの揚げ物をほぼ毎日食べてきたせいか、まだ20代前半なのに高血圧+メタボの判定が出たり、腹回りが平気で90cmを超えていたこともあります。
他にも、別の社員の様子を見てみると、特にタバコによく手を出している社員を見てみると、例えばある社員は実は20代前半なのに(年齢を知るまでは)27歳のように見えたこともありますし、ある社員は当時ちょうど60歳だが見るからに不健康でよぼよぼに見えたこともありますね。
特に、1年で会社を辞めた私ですらメタボになりかかっていたのに、他の社員は暴飲暴食とかタバコを何年も続けてきているわけですから、それこそ物凄いダメージが彼らの身体に溜まっているのだろうなと思います。
貧乏生活に陥る恐れ
ストレス発散目的でお金を散財する状態が続くと、貧乏生活になる恐れがあるわけですね。
当然ながら、せっかく稼いでもそのほとんどを消し飛ばしているわけですから。
それも、ストレスに発散するのに使われるのは割高なため余計に出費が膨れ上がりやすいです。
例えば、タバコなんて1箱500円を超えたりしますし(2022年時点)、レストランだと1食700~800円はザラで酷い場合だと1,000円を超えたりしますからね。
もし仮にタバコを毎日1箱だけ吸った場合でも、1か月を30日とするとタバコだけで月に1万5千円する計算ですし、実際は1日にもっと吸っているかもしれませんからそれこそ月に数万円といった計算です。
ちなみに私の場合だと、毎日ほぼレストラン通いだった頃は食費だけで月に5万円とか使っていましたから、こういう月数万円という金額は家計を結構圧迫したりしますね。
さらに、場合によっては借金にまで手を出すこともあると思いますが、ストレス解消費として借金に手を出すとなると最悪です。
ただでさえ家計がギリギリの状態なのに、そこに金利の支払い義務までのしかかりますからね。
しかも、金利というのは借金すればするほど膨らむうえ、例えば消費者金融だと金利そのものも年率18%とかしますから、下手に借金するとまさに最強(最凶)最悪な状態。
ですから、自分にとってストレスが多いというのは、結果的に家計まで圧迫するわけですね。
最後に:仕事を変えるためのポイントは企業体質
以上のことから、ストレスでお金を使ってしまうような仕事というのは辞めた方がよいという事が言えます。
ただ、仕事を辞めるにしても転職先がまた同じような環境だと意味がありませんので、最後に仕事を変えるためのポイントについてお話したいと思います。
結論からですが、正直要因は色々あると思いますが、私としては何より企業体質が大きいです。
具体的には、古くからある業界(建設、金融など)だと体質が古くなりやすいですね。
古い体質だと雰囲気が体育会系だったり苦労を美徳としたりするので、私としてはこういうのこそがいわゆる「仕事のストレス」だと言えますね。
例えば体育会系だとどこが問題かですが、何よりパワハラが多くなりやすいことで、私の場合だと「怒鳴った方が部下が育つ」と言われたこともありますね。
あと苦労を美徳する場合だと、仕事の成果ではなく労働時間で評価されるような雰囲気なため、やはり「いつ帰れるか分からない」という意味でストレスになりやすいです。
私の場合だと、ストレスだった要因の大半は上記のパワハラと帰りにくい雰囲気でしたね。
もしかしたら別の要因もあるかもですが、私がこれまで見聞きとか体験してきた限りだと、やはりいわゆる「仕事のストレス」の原因は企業体質が古いことでしょう。
そうなると、私としては逆に言えばITやWEBなどの新進気鋭の業界に絞るのもありですね。
もちろん絶対とは言えませんが、要するに体質が古くなりやすい古くからある業界を避けているわけですから、それこそまた昭和体質な会社に入ってしまうリスクを下げることができます。
ちなみに下記記事でも、ITやWEBなど新進気鋭の業界に特化した転職サービスを紹介していますので、良ければあわせて確認してみて下さい。
それでは、今回は以上です。