私自身も仕事で時間が経つのが遅いと感じたことが多々ありまして、例えば3時間くらい頑張っているつもりでも、実際は1時間ちょっとしか経っていなかったりしていました。
それなのに、同じ1日でも土日は秒速で過ぎていましたね。
こんな感じで、仕事の時間が経つのが遅いと感じてきている場合が圧倒的に多いと思います。
そして、ネットで「仕事 時間が経つのが遅い」というようなワードで検索してみると、大体は早く過ぎる方法についての記事が良く見つかりますが、私としてはまず時間が長く感じる時点で自分に合っていない仕事である証拠です。
しかも、そういう自分にとって合わない事で人生の大半を無駄にするのもどうかと思いますからね。
そこで今回は、仕事で時間が経つのが遅いのはどうして自分に向いていない証拠かについて解説したいと思います。
仕事の時間が長く感じる時点で自分には向いていない理由
その仕事が合っていない証拠
一番の理由ですが、その仕事が自分に合っていない証拠だからですね。
後述でもありますが、嫌なことは基本的には遅く過ぎるように感じるからです。
ですからその仕事の内容が嫌な仕事だった場合、仮に毎日定時帰りのホワイト労働だったとしても体感時間が結構長くなるわけです。
私も過去に建設コンサルタントで働いていまして、給料も休みも多く自分としてはまさに「ホワイト企業」でしたが、それでも毎日苦痛で仕方ありませんでしたし、定時帰りが多かったのに定時までがめちゃくちゃ長く感じました。
当時は仕事なんて全てそんなものかなと思っていましたが、それでも理由をよく振り返ってみると大きく分けて、
・工場のように、仕事の出来に関わらず強制的に8時間その場所に縛り付けられる
・その縛り付けられる場所の環境が悪い(外部からの騒音等)
でした。
一方、最近は営業職に転職しましたが、建設コンサルタントよりは気分的に楽でして、これも振り返ってみると、
・仕事さえしっかりできればあとは自由
・必ずしもその場所に居なくても良い
と、建設コンサルタント時代の真逆に近いですからね。もちろん、仕事をしているといつの間にか定時1時間前になっていたりします。
これらから考えると、仕事の体感時間が長く感じてしまう一番の原因は、実は自分にとって合っているかどうかだと言えるんですよね。
嫌なことは時間が長く感じがち
これは今までの経験から分かるかもしれませんが、仕事に限らず嫌なことは時間が長く感じがちです。
例えば、まだ学生時代だった時を思い出すと分かりますが、学校が始まると放課後までどころか1時限目の終わりまでが永遠のように長く感じます。
中高生なら50分、大学生なら90分だと思いますが、例えば自分の体感的には20分経っているつもりが、実は10分しか経っていなかったりしますよね。
逆に、休みの日とかゲームをやっている時だと体感的に秒速で過ぎますよね。
まず休みの日について、平日は昼休みまでの3時間がめちゃくちゃ長く感じるものの休日だといつの間にか午後になっていたりしますし、それどころかもう日曜日の夜といったこともあるのではないでしょうか。
あとは、ゲームをやっている時も、私の場合だと、ちょっと始めたかと思いきやもう2時間くらい経っていることもありますね。
これも色々説はあるのですが、嫌なことをしていると時間を気にするようになるからのようです。
よく考えてみると、学校の授業の時は解放されたいという気持ちからチラチラ時計を見る一方、ゲームをやっている時や休日だと時計を見ることなんてほとんどないでしょうから。
この理論からすると、自分にとって苦痛な仕事をしている時も時間を遅く感じるというわけです。
人生の大半を無駄にする
長期目線での話ですが、人生の大半を無駄にするリスクがありますね。
例外もありますが、大抵は1日最低一日の1/3は仕事時間ですし、大学を卒業してから定年まで40年間(これからもっと伸びるかもしれませんが)仕事をすることになります。
しかも、時間がなかなか過ぎないと感じている時点で、前述のようにその仕事は自分にとって合っていない仕事という証拠ですので、定年までの40年間をそういう嫌な仕事で埋め尽くすのは個人的にはバカバカしいです。
ネット上でも仕事の時の時間を早く感じる方法について紹介されていたりしますが、個人的には仮に無理に時間を早く過ぎるように感じたとしても、まずその「早く過ぎるように感じた」部分が無駄になりますし、もっと良い過ごし方があるような気がしますね。
それこそ、同じ8時間労働でも同じ40年間でも、自分に合っている仕事に時間を費やすべきですし、その方が結果的に時間も早く過ぎるように感じることもできます。
ですから、人生の大半を無駄にしないという意味でも、環境自体を変えるのが根本策だと言えますね。
時間が経つのが早い仕事を探す方法:自分に向く仕事を探す
ということで、体感時間が長く感じる仕事である時点で、そもそも自分に向いていないですし、時間が早く過ぎる仕事を見つけるには向いている仕事を探した方が良いです。
しかしながら「向いていない」だけだと物足りませんから、最後に自分に向く仕事を探す方法を紹介したいと思います。
具体的には、嫌いなことを避けて仕事を探す
「やりたい事を探すんじゃないの?」と思うかもしれないですが、やりたい事で探そうとすると、大抵は漠然とした憧れでしか探さなくなりがちです。
例えば、何となくカッコいいから「マーケティングがやりたいな」というのがそうですね。
そうなると、そもそもその「やりたい事」「憧れ」というのは大多数がやりたがっていることなので競争過多で就きにくいですし、仮にその仕事に就いたとしても「何か思ったのと違う」という感じで結局すぐ辞めてしまう恐れもあるんですよね。
ところが嫌いな事であれば、もう実際にやってみてはっきりと分かっていると思いますので、その嫌な事を避けるようにして仕事を探せば、結局精度よく自分に向く仕事に近づけます。
当然、やっていて苦ではないので「まだ時間すぎないかな?」と思わなくなるので、時間が経つのが遅いと感じることもなくなります。
では具体的にどんな感じで探すかと言いますと、私の場合だと、時間と場所が拘束されるのがとにかく苦痛だったので、時間と場所がある程度自由な営業職を選んだって感じです。
あとは後述のように、上下関係がきついのがとにかく嫌いだったので、フラットな環境になりやすいデジタル業界に移ったこともありますね。
こんな感じで自分に向く仕事を探すには、実はやりたくない事を軸にした方が良いです。
昔からある業界やいわゆるJTCだと、皆が感じる「嫌な仕事」になりやすい
それから、昔からある業界(建設、メーカー、不動産等)やいわゆるJTCだと、上下関係がきついとか体育会系といったように、それこそ皆が思い浮かべる「嫌な仕事」になりやすいです。
例えば、
・パワハラまがいの上司
・付き合いの飲み会を強いられる
・残業しているのが偉い
といった感じで。
それも例えホワイト企業だったとしても同じです。
例えば私も建設コンサルタントで働いていて、休みが多かったりそこそこ高給だったりとまさにホワイト企業でしたが、それでも上の箇条書きで挙げたように平日がとにかく苦痛でしたし、まるで学校みたいな感じでした。
それこそ、定時になるまで時間が遅く感じたこともありますね。
ITやWEBなどデジタル業界も選択肢の一つ
一方、ITとかWEBのようなデジタル業界は選択肢の一つだと思います。
ちなみに未経験で行くのであれば、SESとかではなく営業職から入った方が良いです。SESだと事実上派遣ですし、IT・WEBとは全然関係のないことをやらされるのでNGです。
デジタル業界だと変化が早い業界であり、今まで通っていた考え方とか慣習がもう通用しなくなることも多いですから、いわゆる「昭和の体育会系」にはなりにくいです。
そうなると、先ほどの上下関係のきつさとか体育会系といった古臭い会社にありがちな特徴とは逆になりやすいです。
私も、自社でWEBサービスを開発しているベンチャー企業にいた事がありますが、一番びっくりしたのが上司≒部下っていうくらい上下関係が緩かったことですね。
上司が部下に敬語を使う・ミスをしても怒鳴らず諭すようにして注意するといったことも良くありましたので、いい意味で異世界に飛ばされたような感じでした。
こんな感じで、特に今の世代にとってはおそらく心地よい環境に行けるでしょうから、IT・WEB業界も選択肢の一つにしてみると良いと思います。
この辺については詳しくは下記にて、私がWEB業界に行ってみた体験談について紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ。
それでは、今回は以上です。