「先を読め」→「言われた事だけやれ」
と言った感じで、上司や先輩に仕事の指示をされるとき毎回言ってることが変わる事があると思いますし、私自身が言われたセリフでもあります。
さっきまで「先のことを考えてやれ」って言ってたのに一体何がしたいの?と思いますがね。
ネットでも調べたところ、似たような話が結構紹介されているので、おそらくこの記事を読んでいる方もそんな記憶があるでしょう。
一方ネット上だと、言っていることが矛盾している上司への対処法とかが書かれていますが、私としては無理に付き合うよりも、そもそも関わらない方が根本的ですね。
しかも私の経験上、言ってることが変わる上司というのは、大抵は一人二人だけではなく上層部全員なのが殆どで、会社全体がそういう文化になっていることが殆どですから、そもそも環境自体を変えた方が良いです。
ではどんな会社にであれば就くべきかですが、ITやWEBなどのいわゆる「理不尽」が横行しにくい業界(デジタル業界)をお勧めします。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
そこで今回は、言ってることがめちゃくちゃな上司と関わるデメリットについて解説したいと思います。
言ってることがめちゃくちゃな人と関わるデメリット
言ってることの矛盾は、相手を責めるための口実づくりでもある
冒頭の「先のこと考えて作業しろ」→「言われた事だけやれ」のようなセリフですが、実は相手を責めるための口実作りになってしまっています。
これも調べてみたところ、ダブルバインドという嫌がらせに該当するそうです。
参考:「上司の矛盾に対処しよう「ダブルバインド」状態とは|臨床心理士が解説」https://yogajournal.jp/5056
ちなみにダブルバインドとは、二つの矛盾する指示をすることでどちらに転んでも指示に違反するように仕向ける事であり、例えば「理由を言え」→「言い訳するな」がそうですね。
よく考えてみると、「理由を言え」→「言い訳するな」にしろ、どっちに転んでも相手を責める「理由」になるわけですから、ダブルバインドする側にとってはこれほどストレス発散できる機会はないでしょう。
ちなみに、「先のこと考えて作業しろ」→「言われた事だけやれ」は、私が現場の仕事をやっていた時に言われた言葉ですね。
「言われた事だけやれ」だけであれば事故防止のためですし分かるのですが、「先も読んでやれ」もあり、一体何がしたいの?と思っていましたが、そういう事だなと分かりました。
じゃあなんでそうやって相手を責めたがるかについてですが、本当は色々な要因がありますが、私が知る限り相手が部下とか後輩という理由で下に見ているのが一番大きいですね。(後述)
部下や後輩という理由で下に見られてしまう
私が見てきた限り、言っていることが矛盾している人に限って、部下や後輩を下に見ている人が殆どでした。
要するに上下関係が強い証拠ですが、下に見ているというのは、部下や後輩だったら何をしても良いというような考えの人が多かった(というより殆ど)ですね。
その一部として、言っていることをわざと矛盾させることで相手を責める口実を無理やり作り、相手をストレス発散の道具にしているわけでもあります。
もし下に見ていなかったら、口実を無理やり作ったり(業務上の指導の範囲を超えての)嫌がらせをしたりしないはずですから。
私自身も、言っていることが矛盾している上司や先輩を色々と見てきましたが、まず
「お前と仕事してると脳卒中で倒れてしまう」
「お前はバカか!」
と平気で言ってきますし、無理やり欠点を見つけては怒鳴ってくるなど、言っていることの矛盾に限らず、明らかにサンドバックにしているような言動ばかり見られましたね。
逆に相手が自分より上司か年上だと態度が変わり、ペコペコしたり少なくとも対等に接したりすることはあっても、ストレス発散の道具にする事はほぼなかったです。
では上記のように上下関係が強い環境から抜け出すにはどうすればいいかですが、私はITやWEBなどの人間関係がフラットになりやすい業界(デジタル業界)をお勧めします。
私も一時期、ITサービスを展開しようとしているベンチャー企業にいたことがありますが(入社ではなく研修段階)、例えば上司が敬語を使うこともあるくらいフラットな環境でしたからね。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
無理に相手に馴染もうとしてもさらに消耗する
ここまで話すと、場合によっては「でも、相手が矛盾している指示をしてくるって言ったって、相手と合わせればいいじゃん?」と思うかも知れませんが、私から言わせれば、仮に相手に馴染もうとしても、どんどん消耗する羽目になります。
どんな感じかですが、大抵はどんどん卑屈になるか、表面的には何とかなってもストレス自体はどんどん溜まる、の二択になってしまうわけですね。
まず前者ですが、いじめっ子と同じでどんどん嫌がらせ(あるいはそれまがいのこと)が酷くなります。
私自身は自称気弱で言い返しにくい傾向があり、今回みたいに「先を読んで作業しろ」→「勝手にやるな」に関しても、下手に都度「すみません」と謝ってきたせいで、結局相手は私が何かするたびにどんどん揚げ足を取ってくるようになってきましたからね。
それと後者ですが、相手との関係がもはや根っこからそうなってしまっているので、仮に相手と合わせられたとしてもそれは対症療法的になってしまうわけですね。
私の場合だと、上記の話から派生しますが、下手に主張しない事で見た目的には争っていないようにできているものの、実際はどんどん仕事そのものまで嫌いになり、酷い時だと相手と一緒の社用車に乗るだけで、まだ作業していないのに精神的に疲れるくらいでした。
ですから逆に言えば、そもそもそういう人と関わらないことこそが根本的だと言えますね。
最後に:言ってることが矛盾してる上司とおさらばするには、IT・WEB業界一択!
ということで、言っていることがめちゃくちゃな人とはどうして関わらないようにした方がよいかについて解説しました。
また、言っていることがめちゃくちゃな上司がいるような会社はそもそも辞めた方が良くて、部署異動という選択肢もありそうですが、まず部署異動で一発で解決できるのであれば、今頃はここまで問題ではないはずです。
何より私の経験上、個人ではなく会社全体でそのような文化になっている場合が殆どであり、しかもその人を上司か先輩にしている時点でなおさら会社自体が怪しいです。
ではどんな会社だったらいいかですが、古い業界(金融、建設、メーカー等)ではなくITやWEBのようなデジタル業界の会社を選んだ方が良いですね。
というのも、建設とかメーカーのような昔からある業界だと、いわゆる「理不尽」「昭和体質」が業界全体で蔓延りやすく、それこそ今回のように言っていることが矛盾している上司がいたり、その他理不尽なことをしてくる人が多くなりやすいです。
私自身も今まで3社以上を転々としましたが、言っていることがめちゃくちゃな人がいる会社は、建設関連など全て共通して昔からある業界でしたからね。
一方ITやWEBなどのデジタル業界であれば、(例外もありますが)上記とは逆に企業文化が新しくなりやすいので、いわゆる「理不尽」が無かったりします。
私自身も一時期、ITサービスを展開しようとしているベンチャー企業にいたことがありますが(入社ではなく研修段階ですが)、上記の昔からある業界とは本当に正反対でしたね。
まず上記みたいに理不尽なことを言ってくる人なんていなかったですし、それどころか上司が部下に敬語を使ってくれることもありましたし、正直びっくりしました。
こういう経験からしても、私はITやWEBなどの業界を強くお勧めします。
この辺については詳しくは下記にて、私がWEB業界に行ってみた体験談について紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ。
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もちろんこの記事を書いている私自身が相談に乗りますし、個別でその人に合ったアドバイスが受けられますので、単にこの記事を読むよりもJTCで消耗しない人生に近づくでしょう。
ということで、今回は以上となります。