「面接で全っっ然話せんけど、コミュ障だから面接無理かな・・・?」
「生まれつき就職できないようになってるんじゃないの?」
という悩みをお持ちかもしれません。
特に、周りから「コミュニケーション能力がない」と言われると、なおさらやる気なくしますよね。
私も就活・転職活動と経て、面接のような話す力が必須な環境に置かれてきましたし、当時は周りからコミュ障と言われてきたのもあり、かなり苦労してきました。
ところが、そういう話す力を身に着けていく過程で、効果があったと思った対策が見つかりました。
結論から言うと、自分の声を録音する、というのが一番効果がありました。
なぜなら、録音を聞いてみないと、相手にとって実際にどう見えるかわからないからです。
あとは、
・模擬面接
・他人(家族など)に志望動機等について確認してもらう
という方法も効果がありました。
今回は、周りからもコミュ障と言われてきた身でも、実際に就活は自力で内定が得られ、さらに短期離職をしても正社員(ブラック企業でない)として転職できた私が、面接での話し方について詳しく解説していきたいと思います。
なお、今回は面接での”話し方”について焦点を当てた解説です。入社試験の事前対策、根本的な部分など他の面での対策については、下記記事にて詳しく解説しております。
「コミュ障すぎて面接全落ちする」と感じている場合の対策法
自分の声を録音
まず、この「自分の声を録音する」というのが最も効果がありましたね。
何より、自分にとっては普通に話しているつもりでも、他人にとっては自分が思う「普通」に話しているとは限らないからです。
たまたま鏡で自分の姿を見てしまい、例えば自分の動作がオドオドしていて恥ずかしくなったことはないでしょうか。あれと同じです。
その「オドオドしたような動き」が、他人にとっての見え方です。
私の事例を出してみますと、模擬面接で自分の声を録音したことがありますが、なんだか怯えているような感じでしたし、マシンガントークで早口でしたし、めちゃくちゃ気持ち悪く感じました。
でもあるように、録音する頃までは、なんとなく「おかしな話し方かなぁ~」という感覚でしたが、実際に録音を聞いてみると予想をはるかに超えていて、自分にとっては他の人にとても見せられたものではありませんでした。
逆に言えば、自分の話し方の弱点がリアルかつ明確に分かるようになります。
例えば、学校でやった劇で、何度も自分の演じ方を見直しながら、自然な話し方に近づけようとしてきたと思いますが、それと同じです。
例えば先ほどの私の例ですと、「怯えている」「マシンガントーク」が弱点であったため、
・ゆっくり話す
・面接官側の質問が終わるまで、口を挟まない
・下手に気に入られようとしない
という対策が必要だと分かりました。
また、できれば鏡まで用意したいところですが、どうしても恥ずかしいのであれば、最低でも録音だけはしておいた方が効率がよいでしょう。
なお本番の場合、録音は面接官から許可を取らなければならないこともありますので、練習をする際は、
・自宅で、実際に志望動機や自己PR等を喋っているところを録音
・できれば、ハローワークや家族等で模擬面接をやっているところを録音
といった対策がよいと思います。
他の人から客観的なアドバイスを聞いてみる
次は、家族など他の人から客観的なアドバイスを聞いてみることです。
・志望動機
・自己PR
といった事項で、そのまま面接官に伝えてもよいかどうかを聞いてみます。
何よりも、一人で不安を抱え込まず気分がスッキリしますし、他人による客観的な意見が聞けます。
先ほどの「録画」の項目と重複しますが、自分にとってはそれなりの志望動機ができても、他人にとってはそうとは限りません。
ポイントとして、自分の悩みをできるだけ詳細に伝えることが重要です。
例えば、
・「志望動機を『地元で働きたかったから』としたいが、『動機が弱い』と相手から思われないのだろうか?」
・「過去に面接で、『○○分野の商品の重要性を感じた』と伝えたところ、『それはうちでなくてもよいのでは』と言われた。」
といった具合で、詳細に質問します。
詳細に伝えることで、相手が回答する手間を削減できるほか、結構ドンピシャな回答が得やすくなります。
なお、聞く相手に関しては、家族以外にも、
・就活であれば、大学の就職課・ハローワーク
・転職の場合、ハローワークか転職エージェント
がよいと思います。
特に、こういう就職・キャリアを専門に扱っているところであれば、専門であるがゆえに回答がピンポイントかつ丁寧でびっくりします。カウンセラー並に寄り添ってもらったこともあります。
あわせて読みたい:仕事探しには転職サイトではなく転職エージェントを使うべき理由
模擬面接
最後は模擬面接です。
これは、単純に場数がこなせるからですね。
それも、本番とは別に模擬面接の分だけ回数をこなせますし、経験値の増加も早いです。
特に本番の場合だと、面接会場まで向かう時間やスケジュールなど、こなせる頻度に制約がありますし、できることなら模擬面接は積極的にやっておきたいです。
就活の場合は大学等で開催されるキャリアの講義、転職の場合はハローワークか転職エージェントで取り扱われる模擬面接がよいでしょう。
あるいは、就活・転職とどちらにも言えますが、家族等との模擬面接もありです。
「コミュ障すぎて面接は無理」と感じる人へ:自分の声を録音、ついでにアドバイスも聞く
色々と面接の話し方対策について紹介してきましたが、私が最も効果的だと感じたのはやはり自分の声を録音することです。
というのも、自分の話し方というのは他人の目線からでないと分からないからです。
自分のことを「コミュ障」だと感じている根本は、もしかしたらこの他人の目線からの自分の話し方にあると思います。
ですから、できれば鏡の前でやるのが望ましいですが、最低限声の録音だけでもしておいた方がよいでしょう。
もちろん、他にも志望動機等で他の人からアドバイスを聞くのも効果的ですが、メインというよりはついでにやる、補強としてやる、という気持ちの方がよいでしょう。
その志望動機等についても、やはり他人目線によるコメントがあった方が、面接対策をする上で補助になるからです。
それでは今回は以上となります。「生まれつき面接に受からないんだぁ・・・」と落ち込むことなく、引き続き内定獲得に向かっていってください。