ただでさえ平日の夜と週末2日しかない余暇ですが、仕事で
「家で覚えてこい」
「仕事は家で勉強するのが当たり前」
などと業務時間外での勉強を強要してくる職場もあるかもしれません。
私もそうでして、当時は仕事関連の本を「毎日〇ページ」といった感じで読まされましたし、飲み会でも上司に
「俺の若い頃は夜中まで死に物狂いで勉強してたんだぞ」
と言われましたからね。
まず結論からですが、家での勉強を半ば強要してくるような職場は辞めた方が良いです。
一見「だって、仕事の能力を身に着けないとダメじゃん?」と思えますが、興味もないのに誰かから強制されて暗記してもすぐに忘れますし、無駄にプライベートが圧迫されるだけです。
そして何より、会社全体で体質が古く、プライベートを犠牲にする=偉いという文化になっていると言えますね。
ではどんな会社に転職すべきかですが、ITやWEBなどの企業体質が新しくなりやすい業界(デジタル業界)をお勧めします。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
ですので今回は、仕事の勉強を家でさせられる会社からはどうして逃げたほうがよいかについて、具体的に解説したいと思います。
「仕事は家で勉強が当たり前」は辞めるべき会社の特徴である理由
何より、会社全体で苦労を美徳とする文化
何より、会社全体で苦労を美徳とする文化がはびこっているからですね。
要は、「業務時間外での勉強は当たり前」も含めて、どれだけプライベートを犠牲にしたかで評価されるわけですね。
ということは、家での仕事の勉強に限らず大抵は他の面でも苦労を追求しています。
当時の私の職場でも、まず飲み会の席で上司が
「俺だって、夜中の1時まで勉強も何もかもやってたんだぞ」
と言っていましたし、(うろ覚えですが)あとは
「終業時間後も死に物狂いで仕事してたし」
という感じで、勉強に限らず夜中まで仕事するのが偉いみたいな感じで主張していましたからね。
ではこういう苦労を美徳とする環境から抜け出すにはどうすればいいかですが、私としてはIT・WEBのように企業文化が進んでいる業界(デジタル業界)をお勧めします。
もちろん全ての会社がとは言えませんが、ITやWEBなどデジタル業界であれば、例えば外資系のIT企業でもあるように残業=無能という文化があったりすることが多いので、苦労を美徳とする文化が嫌であればぜひ行くべき業界です。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
誰かにやらされて無理して勉強しても身に付かない
「だって、家でも勉強しないと力が付かないじゃん?」と思えますが、実は無理に暗記しても身には付きません。
学校で教科書を一生懸命暗記してきて、社会人現在でもその内容を全て覚えているの?という話です。
例外はあるかもしれませんが、大抵は半分も覚えきっていないでしょう。
何より、興味のないことを無理やり覚えたってすぐに忘れますからね。
ちなみに私の場合、上司に渡された仕事の本を暗記していたのですが、自由時間が無駄になくなるだけで、実際は体感で10%程度しか覚えていませんでしたし。
それより、勉強するのであれば自分自身が興味を持っている状態で行い、それ以外は仕事とプライベートをきっちり切り分けた方が良いです。
私自身も、暗記ではなく仕事中に分からないことが出てくるたびに本を読み返したことで、プライベートでは思い切って遊びまくったのに、家で暗記する時よりも明らかに知識が身に付きました。
ということで、誰かから強制されてやる勉強は結局は時間の無駄なわけです。
勉強で能力を上げたところでインセンティブがない
あとは、仮に勉強して能力を上げたとしてもインセンティブがありません。
にもかかわらず、家での勉強を強いてくる会社というのは能力を身に付けてくるよう強制してくるわけです。
多くの会社の給与体系は、短時間で成果を上げたからといってそれによって定時より早く帰れたり給料が大きく増えたりすることはないですよね。
正確には資格を取ると資格手当が出ますが、それでも月に数千円しか出ないのが大半でしょうし、よくて万でしょう。
私もまさにそうでして、資格手当が月に5千円以下しかないのが大半でしたからね。
一応月に5万も出る資格もありましたが、ただ試験に合格すれば良いのではなく、受験資格を得るだけで5年とかかかりますから、正直もらえる手当に見合うかどうか疑問でしたね。
しかも、先輩から聞いた話ですが、資格を取ると責任も仕事量も押し付けられるとのことでしたからね。
にもかかわらず家での勉強を強いてくる職場の場合、割にも合わないのに資格を身に付けさせてくるわけですから、そもそも辞めてしまった方が良いですね。
プライベートで勉強したくないへ:IT・WEB業界など企業文化が新しい業界を
では次の職場を選ぶ際のポイントですが、古い体質の会社は避けたほうが良いですね。
先ほどのように、古い体質だと苦労を美徳としたり体育会系だったりする傾向があるからです。
ではどんな会社を選ぶべきかですが、私としてはITやWEBなどのデジタル業界の会社を選んだ方が良いですね。
もちろん例外もありますが、デジタル業界であれば企業文化が進んでいることが多いので、例えば苦労を美徳とするのはもう古い、といった文化にもなりやすいです。
例えば外資系のIT企業だと上記みたいな感じだったりしますよね。
それこそ、先ほどの話のように上司から「俺は昔、深夜まで仕事の勉強をしてたんだぞ!」と言われることもないでしょう。
反面、自分からスキルアップしようとしないなど主体性がない人だと厳しい世界ですが、裏を返せば上記みたいに他人から苦労を押し付けられるのが嫌な人にとってはメリットが大きいでしょう。
この辺については詳しくは下記にて、私がWEB業界に行ってみた体験談について紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ。
逆に避けて欲しい業界
逆に避けてほしいのは、一番は昔からある業界でいわゆるJTCだと思ってもらえれば幸いです。
例えば、私が働いている建設・土木系や金融、メーカーといった、ずっと昔からある産業は避けた方が良いです。
でもありますが(あくまで傾向ですが)業界レベルでそのような体質になっていますし、私も同じ業界2社で働いたことがありますが、両者とも似たような雰囲気でしたから。
一応、個々の会社ごとにも解説しますと、社員の平均年齢が高い場合といつまでも会社が小さい場合は怪しいです。
まず前者の場合、
でもありますが、高齢者が多いということはまさに昔の考えを持っている人の割合が多いので、職場全体でも文化が古臭くなりやすいです。
そしてこの高齢者が多いかどうかの見分け方ですが、面接か会社説明会で
「ベテランの方が多いですか?」
というように聞いてみるとより確実です。
私もやってみましたが、採用側も嫌な顔をせずに詳しく答えてくれましたから。
あと後者の場合、いつまでも会社が小さいということはそれなりの理由がある上、私の経験上、他の会社と比べてもさらに体質が古い傾向があるからです。
具体的な見分け方ですが、企業の公式HPの沿革の項目を見てみるとよいですし、立ち上げたばかりで小さいならともかく、例えば何十年も零細企業のままだと怪しいです。
最後に
ということで、仕事以外でも勉強を半ば強要してくるような職場からは転職すべきだと言えます。
一見すると、家でも勉強させてくるのは普通な感じがしますが、自分からではなく誰かから強制されているため、例え知識を身に着けたとしても長くは残りません。
何より、こういう業務時間外でも勉強を強いてくる時点で、大抵はあらゆる面で苦労を美徳とする体質ですから、家での勉強を強いてくるような職場は辞めるべきだと言えますね。
それでは、今回は以上です。