上司に説教されるとき、同期とかと比べられることが良くあるのではないでしょうか?
私自身も良くありまして、「○○はできるのに、お前は全然できないんだから」といった感じで、まるで他人に比べて劣っているかのように言われてきましたね。
私の場合は言われるたびに「知らねぇよwww誰だそいつ?」と思っていますが、多くの場合は「やっぱり自分ってダメ人間なのかな?」と感じてしまっているのではないでしょうか?
そして結論からですが、実は自分がダメなのではなく、同期と比較する上司の方がヤバいと言えますね。
私自身も色んな上司を見てきましたが、まずパワハラ(かそれまがいの)上司に限って、他人と比較してきましたし、逆に良い指導をしてくれる人で他人と比べてくる人は見たことがないです。
そしてもっと言うと、そもそも同期と比較してくるような人がいない職場に移った方が良いです。
では具体的にどんな職場を選んだ方が良いかですが、私としてはITやWEBなどの企業文化の進んでいる業界(デジタル業界)をお勧めします。(詳しくは最後で)
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
そこで今回は、他人と比較してくる上司はどうしてパワハラ上司の恐れがあるかについて解説したいと思います。
同期と比べられるのはパワハラの恐れがある理由
部下の揚げ足取りを目的にしている
第一に、他の同期と比べてくる人というのは、大抵は部下の揚げ足取りを目的にしているからですね。
相対的に「他人よりも悪いところ」が見つかりますので、責める理由ができるからですね。
こう言うと、「お前がただ批判したいだけだろ?」と思えるかもしれませんが、実際に他人と比べてくる上司に遭遇してみると、本当にただ揚げ足を取りたいようにしか見えなかったりします。
少なくとも私の場合はそうでして、冒頭のように「○○はできるのに、お前は全然できないんだから」と言ってくる上司と遭遇したことがありますが、他人との比較に限らず何かあるたびに無理やり取り上げては説教してくる上、そもそも説教の時間も長かったですね。
しかも、内容も「お前はほんとダメ人間だ」みたいな人格否定に近い内容でした。
一方、まともな叱り方をしてくれる上司の場合だと、まず他人と比べてくることが無かったですし、内容も人格否定ではなくて「ここがダメだから、こうした方がより良いよ」みたいな感じで諭すような感じでしたからね。
百歩譲って明らかに仕事をサボっていて他人と比べてくるならともかく、(私も含めて)大抵は真面目に努力している状態で言われてきていると思いますからね。
それも踏まえると、「あいつと比べてお前は・・・」は尚更めちゃくちゃな言葉だと言えますね。
ちなみに上記のような理不尽にけなしてくる人がいない環境に移るには、私としてはITやWEBなどの企業文化が進んでいる業界をお勧めします。(詳しくは最後で解説)
(例外もありますが)人間関係がフラットになりやすいので部下を過剰に下に見ることはなく、例えば上記のように「ここがダメだから、こうした方がより良いよ」とまともな注意の仕方をしてくれたりします。
ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。
その人の得意不得意を無視している
あとは、人それぞれ得意不得意があるので、そもそも「同期の○○の方が・・・」という話が通用しないです。
にもかかわらず、他人と比べるのはその得意不得意を無視してしまっているわけですね。
極端な例えですが、「あいつの飼っている犬のポチはめちゃくちゃ嗅覚が良いのに、なんで人間のお前は鼻が悪いんだ?」って言っているのと同じです。
それでもやはり「“他の同期”に比べて劣っている自分は無能なんだ」と思いがちですが、基本的にはそんなことはなくて、どっちかというと特性の問題ですね。
要は、その能力は劣っていても、代わりに別の能力がめちゃくちゃ強い、という意味であり、さっきの犬の例えの場合、視力は人間ほどではなくても嗅覚は強い、といった感じです。
そして仕事で例えると、一点集中型かマルチタスク型か、というのが良い例です。
私の場合だと、電話応対や議事録作成といった短時間で色んな作業を切り替えながら進めるのがダメですし、やりたいとも思わないですが、何かを調査したり図面を作成したりする一点集中型であれば、なぜか出来てしまうことが良くあります。
そして一点集中型とマルチタスク型とは相反する関係があり、一点突破できるのと引き換えに他に力が入らない、あるいは色々できる代わりに一つ一つには力が入りづらい、の二択といった感じで、どっちかが強い代わりにどっちかが弱い、という向き不向きが生まれます。
にもかかわらず、「他の同期に比べてお前は・・・」と言ってくる人達は、そういう向き不向きを考慮せず、あたかも絶対的に無能だというような感じで責めてくるわけですね。
他人と比較することで逆に部下のやる気を下げている
何より、逆に部下のやる気を下げてしまっているわけですね。
私自身は、今でこそ「○○は出来ているのに、お前はほんとダメなんだから・・・」と言われると、「知らねぇよ、○○って誰だよwww」と心の中で流せるのですが、それでも何も知らなかった新卒の時は違いました。
それこそ、当時は「やっぱり自分ってダメ人間なんだな」と絶望していましたので、私以外でも似たような経験をしている場合が多いのではないでしょうか。
しかしながら、会社や上司の役割は、本来は部下のモチベーションを引き出して会社の利益になるようにすることのはずなのに、他人と比較してくる人間の場合だと、その「モチベーション」を下げてしまっています。
なぜなら、「やっぱり自分ってダメ人間なんだな」って思わせていますからね。
私の場合は「あっそ、じゃあそのできるとか言う奴に任せろよ」と心の中で開き直りますが、それでもやはり言われた言葉が気になって多少はパフォーマンスが落ちます。
ですから、結果的に部下のパフォーマンスが引き出せなくなるという意味でも、ヤバい上司の特徴だと言えますね。
最後に:そもそも他人と比べてくる人がいる環境からは抜け出すべき
ということで、他人と比べてくる上司はどうして関わってはいけないかについて解説しました。
そして、そういう人がいる会社はそもそも辞めた方が良いですね。
Q:部署異動もあるのでは?
「部署異動があるじゃないか」という話もありますが、部署異動で一発で解決するのであれば、ここまでパワハラが深刻ではないはずです。
よっぽどの場合なら別ですが、会社の仕組み的に、いちいち社員の要望を反映していたら会社が潰れてしまいます。
何より、そういう人を上司にしているということは、(例外もありますが)そういう会社だからです。
私自身も一時期変な上司に当たってしまって、その上司とは違うメンバーにできないかと相談したのですが、まともに対応せず全部私のせいにしてきましたからね。
ではどんな仕事が良いか?:ITやWEBなどのデジタル業界
ではどんな職場を選んだらいいかですが、建設やメーカーなどの昔からある業界は避け、ITやWEBのようなデジタル業界をお勧めします。
デジタル業界であれば、企業文化が進んでいて人間関係がフラットになりやすいので、例えば他人と比べてくるなどの理不尽な人がいなかったりします。
私自身も、一時期ITサービスを展開しようとしているベンチャー企業にいたことがありますが(入社ではなく研修段階)、注意する時も「あの子はできるのに君はできないんだからね」と言ってくることはなかったです。
それどころか、「こういうことをすると良くないから、こういう風にした方が良いよ」という感じで諭すような感じでしたからね。
逆に、建設やメーカーなどの昔からある業界だと俗に言う「理不尽な上司」がいたりしがちです。
それこそ他人と比較してくるような理不尽な人もいたりしますし、私自身がそうでしたからね。
私自身も合計3社にわたって昔からある業界の会社を転々としましたが、程度の差はあるもののみんな上記のような理不尽な雰囲気がありましたので、こういう過去の経験から考えてみて、昔からある業界は避けた方が良いです。
この辺については詳しくは下記にて、私がWEB業界に行ってみた体験談について紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ。
それでは、今回は以上です。