ようやく定時が近づいて帰れるぞ!と思いきや、
・定時過ぎてから仕事
・もしくは定時前に仕事を振る
人が会社にいて鬱陶しかった経験も多いと思います。
私の場合だと(当時は上司が別の建物にいたので)定時20分前くらいに上司から電話がかかってきて、上司から「今日はいつまでいる?」と聞かれたこともありますし、当然「この仕事頼みたいけど?」と言われました。
もちろん、定時で帰りますと言おうものならほぼ必ず色々文句を付けられて残らされましたね。
こういった具合で、定時で帰れると思いきや残業確定になったことも多いかと思います。
そして結論からですが、定時ギリギリで仕事を振るような会社は辞めたほうがよいと言えます。
私が経験する限り、こういう手の職場だとまず残業で評価する文化ですし、緊急時ならともかくずっと定時ギリギリで仕事を振るような会社が大半だからです。
もちろんネット上で「断ればいいじゃん?」的な意見もありますし、実際に私も断ってみて何とか定時で帰ったこともありますが、何より定時で帰ろうとすると(仕事がきちんとできているかは関係ない)白い目で見てくるわけですから、どちらかというと対症療法的かなぁ?と思います。
そこで今回は、定時後に残業を頼んでくる会社からはなぜ転職した方がよいかについて詳しく解説していきたいと思います。
定時後に仕事を振る会社からは転職すべき理由
「定時後に仕事頼まれる」は「帰りにくい雰囲気」よりも厄介
まずは、「定時で帰りにくい雰囲気」よりも厄介ということですね。
単に残業せざるを得ない雰囲気なだけならともかく、定時ギリギリで仕事を振るわけですからかなり巧妙です。
もちろん、通常は定時内に終わりそうにない量の仕事が振られますので残業確定です。
私の場合だと、定時になって帰ろうとしたところいきなり部長に呼び止められたことも。
仕事自体はきちんと予定通りこなせていて他の仕事も振られてはいなかったのですが、そのことを部長に伝えても「じゃあ指示仰いで」と返答されるばかりだったので、無理やり上司から仕事を振ってもらって結局残業コース。
あるいはなぜか定時直前に限って、冒頭のように上司から電話がかかってきて退勤時刻を聞いてきたことがありますが、もちろん定時で帰りますとは言えず残業コース。
ここで「断ればいいじゃん?」と思えますが、まず元々の会社の雰囲気が「帰りにくい」わけですから、断ろうものなら多くの場合は「若いんだから残業しろ」などと何か理由を付けて結局はじかれます。
しかも、物理的に残業が発生するしかないタイミングで上手い具合で仕事を振ってくるわけですから、その意味で「みんな残業で帰りにくい」よりも厄介ですね。
帰宅時間が無制限に遅くなる恐れもある
定時直前に仕事を振ってくる会社における厄介な点のもう一つですが、帰れる時間が無制限に遅くなる恐れもあることですね。
どういうことかと言いますと、嫌々残業してでも頼まれた仕事を終わらせるも、また別の仕事を頼まれます。
あるいは「あと〇時間残って」と言われてやっぱり帰る時間がどんどん遅くなることも考えられまして、私の場合だと後者の時間指定タイプでした。
例えば、定時直前に頼まれた仕事を受け、その仕事が終わって上司に成果物を見せに行くのですが、その後に「あと30分残ってくれる?」といった感じで頼んできて、30分残って仕事をすると「あと1時間残って」といった感じで、どんどん残業時間が膨れ上がっていましたね。
私の場合だと、時間が伸びそうなところで何とか断って残業時間の伸びを食い止めましたが、それでもこういう手の仕事の振り方は下手するとその日のうちに帰れなくなる恐れがあるのが厄介なポイントです。
会社が仕事量を上手く管理できていない証拠
定時過ぎてから仕事を振ってくるということは、そもそも会社自体が仕事量を上手く管理できていない証拠でしょう。
まず、仕事というのは定時で終わるのが本来の姿のはずですし、そのために定時があるはずです。
ところが、定時で終わりそうになり状態が続いている時点で、会社が請ける仕事が多すぎるか社員への業務量の分配を間違えている可能性が大きいですね。
それも緊急時ならともかく、ずっと定時で帰れない状況が続いている場合だと特にそうです。
私がいた会社もまさに仕事量の割り振りがおかしい状態でして、人がどんどん辞めていったのもありますが、特にその社員にだけ残業時間が集中しているといった状態でもありました。
勤続年数が長いベテランか管理職だと特にそうで、デフォルト状態で毎日のように夜の9時まで仕事をしていたことも。
後は、当時の会社は測量など現場の仕事も請け負っていましたが、私自身も本来の担当業務を後回しにしてまで毎日のように現場を手伝っていたことがありますし、早朝出勤や夜勤までやっていましたね。
酷い場合だと、営業部の社員まで現場作業に出動していました。
というような感じで、当時の会社には請け負っている業務量と社員数とのバランスがおかしくなっているところが所々見られましたので、定時で帰れない状態がずっと続いているということは仕事量の管理が上手く行っていない証拠とも言えます。
効率ではなく労働時間自体を重視
あるいは、労働時間そのものを重視していることでも、定時で帰れない状況が続いているとも言えます。
私がいた会社の場合だと、前述の仕事量の管理の悪さと「残業時間を美徳とする文化」の両方を併せ持っていましたが。
特に労働時間や苦労を重視する文化についてですが、私の経験上でも体質が古い会社の方がこういう傾向にあります。
要は、しっかり成果を出しているかどうかに関わらず、定時で帰る時点で白い目で見られる傾向にあるわけですね。
私も古い体質の会社に居ましたが、いつも定時帰りを死守していたせいか、定時間際に上司から電話がかかってきて「今日も残業しろ」と言われるようになった上、酷い場合だといきなり会議スペースに呼ばれては「君は若いから一日1~2時間は残業しろ」「オフィスにいるだけでもいいから残業しろ」と言われたこともありますから、それなりの信憑性はあるかと思います。
以上のことからでも、定時直前に仕事を振ってくる会社というのは、労働時間で評価をする傾向があることだって考えられるわけですね。
最後に:定時過ぎてから仕事を振る会社から抜け出す方法
以上のことから、定時間際に仕事を振ってくるような会社からは転職するのが一番だと言えますね。
ですから最後に、次の会社に転職するためのポイントについて解説したいと思います。
結論からですが、古い業界(建設、金融、不動産等)は避けた方がよいですね。
古い業界だと何が問題かですが、それは体質が古くなりやすい傾向があることでして、今回のように定時後に仕事を振ってきたり苦労を美徳したりするのも、(例外もありますが)元をたどれば大抵は体質の古さです。
ですから、私としては例えば逆に新進気鋭であるITやWEBなどのデジタル系に絞ってみると良いと思います。
ただ、正確には新進気鋭な業界なら残業させられない、というより古い業界だと帰りにくい雰囲気があるという考えの方が正しくて、どちらかというと「ハズレを避ける」という考えになります。
しかし、いずれにしても例えば新進気鋭の業界に絞るだけでも、せっかく転職したのにまた体質の古い会社に入ってしまうリスクを減らせると思いますし、少なくとも思考停止で会社を辞めるだけよりはかなりマシと言えますね。
最後に、下記記事でもITなどの新進気鋭の業界に特化した転職サービスを紹介していますので、よければ覗いてみて下さい。
脱JTCしたい人へ:キャリア相談始めました【初回無料】
・「時代遅れな会社はもうこりごり!」
・「自分がいる会社の場合は?アドバイスが欲しい」
・「こういうキャリアプランを考えているが?」
といった場合のために、個別でのキャリア相談に乗ることにしました。
些細な事でも構いませんので、どしどしお申し込みください。
ちなみに本来は2,500円/30分ですが、なんと初回に限り無料相談を受けることができます。
もちろんこの記事を書いている私自身が相談に乗りますし、個別でその人に合ったアドバイスが受けられますので、単にこの記事を読むよりもJTCで消耗しない人生に近づくでしょう。
それでは、今回は以上です。