最近は働き方改革だとか残業規制と聞きますが、それでも未だに
・「うちの職場が定時に帰れない会社」
・「定時に帰れないのはおかしい」
と悩んでいることも多いと思います。
百歩譲って繁忙期とか緊急時でどうしてもなら分からなくもないですが、会社の雰囲気的に残業=偉いというようになっていることも多いのではないでしょうか。
私が遭ってきたのだと
「男なら残業しろよ」
というのがありましたが。
そしてネット上では、定時で帰る方法とかが書かれていたりしますが、私としてはそんなことより帰りたければ帰ればいいと思いますし、そもそも「定」時ですから本来は定時帰りが当たり前だと言えますね。
というように上記で帰りたきゃ帰れと書きましたが、私が今まで5社くらいを見てきた限り文化自体が残業=美徳というパターンが多かったですから、そもそも定時で帰れない会社は辞める方が良いです。
今回は、定時で帰るのは本来は当たり前な理由、および定時で帰れない会社から転職するためのポイントについて、それぞれ詳しく解説していきたいと思います。
定時退社は本来は悪ではない理由
そもそも本来は残業がないのが当たり前
そもそもですが、残業は本来はないのが当たり前です。
よって、仕事量を振る立場である以上、会社側には定時までに終わるようにする責任があるはずです。
しかしながら、百歩譲って繁忙期なら分からなくもないですが、特に常に残業がある場合、大体は会社側の仕事の配分がおかしいか長時間労働が美徳となっていることが考えられるわけです。
というより、仕事の配分が間違っているのを「根性」「長時間労働」で解決しようとしているというのが正しいと思いますが。
しかも、冷静に考えてみて定時というルールも法律も守ることが出来ていない状態です。最近だと、残業の上限もできたようですからね。
ですから逆に言えば、定時で帰ることができるのは本来あるべき姿だと言えます。
特に、いまだに「定時帰り=絶対悪」という風潮もありますが、これもそもそも仕事量の配分という根本が間違っていますし、そう考えると実は滅茶苦茶なことを言っているとも言えますね。
常に残業を強いるのは苦労を美徳とする雰囲気の証拠
上記でも触れましたが、私が今まで複数にわたって残業を強いる会社で働いて分かったのですが、どこも共通して企業文化自体が苦労を美徳としていました。
確かに繁忙期は納期の関係で残業は起きてもおかしくなかったのですが、閑散期でも定時で帰りにくい雰囲気だったりしていました。
しかも定時で帰ろうものなら、仕事がきちんと出来ているかどうかに関わらず「やる気がない」扱いされたりもしましたから、私が経験する限りだと、常に残業を強いる会社は評価対象が「長時間労働」になってしまっている場合が多いですね。
この長時間労働が評価対象になっていることの何がマズいかですが、会社が成長しないという将来性です。
本来はどれだけ売上や業績に貢献できたかを評価するもののはずですし、長く働くのはそのための手段に過ぎないのですが、長時間労働が評価されてしまう会社の場合は手段と目的が逆になってしまっているので、結果的に会社が成長しにくく将来性も疑問です。
私の経験上でもそうでして、長時間労働を美徳とする会社にいたことがありますが、その会社の求人を見るたびに休みの日が年々減っていたこともありますね。
逆に言えば会社の将来性からしても、成果さえ出すことができれば長時間労働がないというのはあるべき姿だと言えますね。
実は休んだ方がパフォーマンスが出やすい
そして最後ですが、実は毎日休みなく働くよりある程度休んだ方がパフォーマンスが出やすいです。
健康面はもちろんですが、スキルアップに使うことができるという意味でも、休みというのは必要です。
私自身も、前職はできるだけ定時で帰ることを心がけたことで、行きたかった業界に転職するためのスキル獲得に励むことができました。
あとは、一時期ですが技術士の資格勉強もすることができましたね。
どちらも、定時帰りを心がけたことで、平日は3時間、休日は丸一日中自己研鑽に充てることができました。
逆に毎日長時間労働すると、まずスキルアップの時間がありませんし、何より集中力が低下して生産性に悪影響です。
私の場合だと、過去に月40時間以上残業して酷いと休日出勤で丸1日潰したこともありますが、全身がだるくなって集中力がなくなりミスも増えてしまったこともありますね。
しかも、当時は紙で印刷して成果物を作っていたのですから、残業による疲れでミスが起きてそのミスを直すためにまた残業して、というのを繰り返したこともあります。
当時は納期直前だったのもあるので仕方ない面もありましたが、こういう月に何十時間も残業がある状態が常にあるのは、健康面はもちろん生産性の面でも問題ありですし、そうなるとできるだけ定時で帰る方がパフォーマンス的にもプラスということが言えますね。
「定時に帰れないのはおかしい」という人へ:IT・WEB業界がお勧め
ということで、どうして定時退社できるのは本来当たり前と言えるのかについて解説していきました。
ただ、この記事を読んでいる方の中には、今の会社が定時で帰りにくくて辞めたいと考えている場合もあると思いますので、最後に定時退社しにくい職場から転職するためのポイントについてお話したいと思います。
結論からですが、仕事を探す際はいわゆるJTCとか古い業界(メーカー、建設、不動産等)は避けた方が良いですね。
JTCや古い業界だと、いわゆる残業=頑張っているという古い考え方が蔓延している傾向があるからでして、私自身も今まで5社くらいを経験したのですが、定時で帰りにくい会社はほぼJTCだったり古い業界の会社だったりしていました。
ですから、逆に言えばITやWEBのような新しい業界に絞って探すのを個人的にはお勧めします。
IT・WEB業界だと、企業文化が新しくなりやすいので残業=頑張っているなどの古い考え方ではなく残業=無能という考え方になりやすいです。
例えば外資系のIT企業(GAFAM等)だと、まさに短い時間で効率よく仕事を終わらせた人の方が評価されるとよく耳にすると思いますが、ああいう感じをイメージすれば良いです。
その反面、わざと夜中までちんたら作業して残業代だけ稼ぎたいという人には向かないです。
しかしながらこの記事を読んでいる時点で、恐らく仕事を効率よく終わらせていざ帰ろうとすると「みんな残業しているのに帰るつもり?」と呼び止められて困っていると思いますので、多分IT・WEB業界に行くと人生上手くいくんじゃないかと思います。
ちなみに、下記記事でもITやWEBなどの新進気鋭の業界に特化した転職サービスを紹介していますのであわせて覗いてみて下さい。
ちなみに、特に初めてITやWEBなどの業界に転職しようとする場合、最初は営業職から入り、同時にポートフォリオ(自分の能力や実績を示すための制作物)を作ってみるのをお勧めします。
あと注意点ですがSESだけは避けて欲しくて、なぜなら事実上派遣に近いですし、客先で働くためにいちいち面接しないといけないので、結局就活を続けているのと変わらないからです。
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・「時代遅れな会社はもうこりごり!」
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といった場合のために、個別でのキャリア相談に乗ることにしました。
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もちろんこの記事を書いている私自身が相談に乗りますし、個別でその人に合ったアドバイスが受けられますので、単にこの記事を読むよりもJTCで消耗しない人生に近づくでしょう。
それでは、今回は以上です。