パワハラを上司の上司に相談しても無駄、究極の対処法は辞める事!

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 上司からパワハラを受けたときに真っ先に相談しそうなのが上司の上司でしょうが、まず相談先が社内の時点で効果は薄いですし、さらに上の上司となると無駄どころか火に油な恐れすらあります。

 加害者(パワハラ上司)と利害関係があるからですね。

 過去に私もさらに上の上司に相談したことがありますが、

「自分だって怒鳴られてきたから、多少怒鳴られるのは普通」

「我慢しない方が悪い」

などと片付けられてしまっただけでした。

 要は、私の経験上相談先が社内である時点で根本的な解決は難しいですので、その職場から逃げる事こそが一番と言えます。

 じゃあどんな会社にであれば就くべきかですが、私はITやWEB(デジタル業界)などそもそも理不尽が横行しにくい業界の仕事をお勧めします。

 ちなみに私が実際にWEB業界に行ってみて変化したことについて、下記の記事で紹介していますのでこちらも合わせてどうぞ。

 ということで今回は、なぜ上の上司に相談しても無駄かについて解説していきたいと思います。

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パワハラを上司の上司に相談しても意味がない理由

加害者の上司と味方の関係がある

 一番の理由ですが、加害者(パワハラ上司)とさらに上の上司とでは味方の関係があります

 業務上とはいえ、相手が指揮監督下にいる以上は利害関係のようなものがあります。

 となると、もっと上の上司というのは、部下である加害者(パワハラ上司本人)の監督責任を負っていて、パワハラ問題があると人事評価にまで影響するわけですから、見た目だけでも問題がないようにしたいわけですね。

 ですから、パワハラ問題があっても適当に流されたり揉み消されたりするわけです。

 あくまで私の考えですが、後述で話すように、相談しても

「我慢しない方が悪い」

と言われることが多いですが、被害者側に責任を丸投げすることで、相談相手である上の上司にとっての責任を逃れようとしているわけですね。

 これに、加害者と上の上司とで仕事上だけでなく個人としても仲が良いともっとタチが悪く、共犯となる可能性が大きくなります。

 要は、共同でハラスメントをする恐れがありますね。

 私の場合も、パワハラ加害者とその上の上司とが(第三者目線で見る限り)仲が良かったことがありますが、両者ともに嫌がらせをしてきましたから、こういうグルのレベルまで行くとパワハラ相談どころではなくなります

被害者に責任を丸投げしてくる

 そして、上司の上司に相談しても被害者のせいにするだけで、まともに相談に乗ろうとしません。

 期待しているような結果になることはまずないと思った方が良いです。というのも、私自身があまりにもめちゃくちゃな対応をされたことがあるからです。

 具体的には難癖をつけられたことがありますが、要は無理やり被害者側の非を見つけ出そうとしてきましたね。

 例えば、現場作業で受けたハラスメントについて相談したことがありますが、私が話している最中にいきなり割り込んできて、現場作業当時での私の落ち度を無理やり見つけて責め立てていましたから。

 あとは、あたかも被害者が悪者かのように仕立て上げることもありますね。

 先ほどと同じ相談の中で起きたことですが、ハラスメントが酷すぎるから現場作業から外してくれないか、と頼んだところ、

「自分だって怒鳴られてきたから、君も我慢しろ」

「我慢しない方が悪い」

というような返事しかされず、結局現場作業から外されることはありませんでした。

 加害者ではなく被害者が悪者扱いされるのは不思議な話ですが、さらに上の上司に相談しても、加害者とは味方の関係があるわけですから、ほとんどの場合は変な対応をされると思った方が良いです。

火に油の恐れ

 最後に、相談しても役に立たないどころか、火に油となる恐れさえあります

 前述のように、加害者と関係があるので、うっかりか何かで加害者に話してしまう可能性もあります

 もし上の上司が話してしまった場合、加害者側を

「チクッたな!!」

という具合に逆上させることもあります。

 その場合、パワハラがエスカレートすることになります。

 パワハラを無くすために相談しているにもかかわらず、かえって被害を酷くしているわけですから、上の上司との相談は無駄を通り越して逆効果とも言えます。

 さらに、加害者にとっては上司と部下の関係であり接点もそれだけ多いのですから、上の上司が相談内容を加害者にバラしてしまう「可能性そのもの」も高く、尚更逆効果の恐れがあります。

 というより、加害者と関係がある時点で、例外はあるかもしれませんが、極端な話、学校のいじめでいうと、いじめに加担している教師に助けを求めているようなものですね。

人事か弁護士に相談しても、マシではあるが効果がやや微妙

 「じゃあ、人事か弁護士に相談すれば?」という反論がありそうですが、結論からいいますと、上の上司よりはマシという程度だけで、やはり根本的には解決しないでしょう

 まず人事の場合、上の上司よりは親身に話を聞いてくれることもありますし、私の場合だと相談の聞き方が凄すぎてびっくりしたこともあります。

 ただし、相談したからといって基本的にはパワハラ上司がクビになるわけではありませんし、そもそも相談先が社内の人であるため、できれば表面的にでも片付けているようにしたいわけです。

 私の場合だと、先ほどのように話は聞いてくれたものの、「〇〇(加害者のさらに上の上司)に相談してみたら?」と、たらい回しにされましたからね。

 あとは弁護士の場合、社内相談窓口とは違って、完全に職場と利害関係がないのですから、職場とグルになる恐れは格段に低いでしょう。

 ただ、相談したり慰謝料まで取れたりしても、先ほどの人事の場合と同様に、弁護士に頼んだことで加害者がいなくなることはないでしょう

 傷害など重大事件であれば加害者はいなくなるでしょうけれど、それなら弁護士云々以前に最初から懲戒解雇されていますから。

 そして何より、弁護士に頼むことでパワハラ加害者を余計に刺激したり、職場に居づらくなったりする恐れもあるわけですね。

 私も上司に弁護士との相談をちらつかせたことがありますが、その上司に逆上されたこともありますから。

 以上のように、人事か弁護士に相談する手もありそうですが、根本的にパワハラをなくすとなると厳しいです。

最後に:その職場から逃げるのが一番の解決策

 ということで、私が考える根本的な解決策はやはりその環境から離れる事です。

 なお、ここで「部署異動はどうなの?」という意見もありそうですが、そもそも部署異動で一発で解決したらここまでパワハラ問題は深刻ではないはずです。

 となると、会社自体を辞めるのが現実的ですが、それでもいきなり辞めるのはハードルが高そうですから、よほど職場がブラックでない限りできるだけ在職中に別の会社を探すとよいです

 時間は圧迫されますが、収入がそのまま入ってきますから、焦ってまたおかしな会社に入ってしまうリスクを減らすことができます

ではどんな会社なら就くべき?:ITやWEBなどの業界の会社一択

 色々書いてきましたが、そもそもパワハラが起きやすいかどうかは私の経験上会社そのものの文化が関係しておりまして、具体的には理不尽やきつい上下関係が横行していることですね。

 理不尽が横行したり上下関係がきつかったりすると、「上司・先輩=絶対的」「目下の人間には何をやってもいい」という雰囲気になりやすいからです。

 実際、上司から部下へのパワハラであれば良く聞くものの、部下から上司へのパワハラはそこまで聞かないですよね?

 そして上記の理不尽とかきつい上下関係というのは、過去の経験からして建設や不動産など昔からある業界に起きやすいです。

 私自身も今まで4社を転々としてきましたが、パワハラが起きやすかった会社は建設関連など昔からの業界の会社ばかりでしたからね。

 一方ITやWEBなどのデジタル業界であれば、(例外はありますが)昔からある業界とは逆の雰囲気になりやすくいわゆるゴリゴリの理不尽な上司がいなかったりします

 私自身も過去にITサービスを展開しようとしているベンチャー企業にいたのですが(入社ではなく研修段階)、今までいた昔からある業界の会社とは本当に違っていました。

 人間関係がフラットで、上司が部下に敬語を使うこともありましたし、理不尽に怒鳴ってくる人も見たことがなかったです。

 ですから過去の経験からしても、パワハラの少ない会社を探すのであれば、他でもなくITやWEBなどの業界を強くお勧めします。

 この辺については詳しくは下記にて、私がWEB業界に行ってみた体験談について紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ。

 それでは、今回は以上となります。

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