上司から説教を受けたりすると、「俺たちの若いころは」云々と言われることも多いかもしれません。
私の場合だと、飲み会の席で「俺が新卒の頃は夜中だろうが休日捨てようが仕事してたんだぞ」と昔話されたこともありますが、これと似たような経験がある場合が大半かと思います。
ところが結論ですが、上司が「俺が若い頃は~~」と昔話してくる職場は働いてはならないと言えます。
どうしてかですが、武勇伝云々もそうですが何より大体は体質が古い証拠である上、「俺が若い頃は~~」に続いて「(だから君も同じように苦労しろ)」と遠回しで苦労を押し付けてくることが大半なため、実害まであるからですね。
私自身も「夜中だろうが休日捨てようが~~」と昔話を聞かされましたが、これも遠回しで「だから君も夜中だろうと休みを捨てようと残業しろ」というようなことを言われましたね。
ですから今回は、上司が昔話をしてくる職場ではなぜ働かない方が良いか、またそういう職場から転職する際のポイントについても具体的に解説していきたいと思います。
上司にうざい昔話をされる職場では働いてはならない理由
(遠回しで)苦労を押し付ける社風
まずは、苦労を押し付けてくる、それも遠回しで押し付けてくる社風であるからですね。
よく「武勇伝がウザい」「自慢話は鬱陶しい」と耳にすると思いますが、これの本当に害悪なのは、「昔やってきた苦労」を遠回しで他人に押し付けてくることですね。
例えば私の場合だと、飲み会の時に上司に「俺は新卒の時は深夜の1時まで残業+家での資格勉強してたんだぞ」と言われたのですが、同時に私の休日の過ごし方に文句を付けることで「(だから君もプライベートを犠牲にしてまで家で資格勉強しろ)」とほのめかしてきましたがこんな感じです。
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ちなみに、「でも、仕事をする以上は苦労しないと成果が出ないじゃないか?」と思いそうですが、その苦労も実利が伴うかどうか関係がないわけですから、要は例えば(仕事がきちんと出来ていようが)残業しないことのみで責め立てられることにすら繋がるわけですね。
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例えば、私の場合だと冒頭のように「夜中だろうと残業してたんだぞ」と言われたのですが、同時に残業という労働時間に焦点を当てるだけで、肝心な成果についてはほとんど何も触れていなかったですね。
もし「俺が若い頃は残業せずにこんなに売上増やしたんだぞ」ならまだ分かりますが、実際は苦労そのものに目を向けているのですから、別の意味でも怪しい職場と言えますね。
無給で「俺たちが若かった頃の苦労」を押し付けることもある
「俺たちが若い頃は~~」と言われる職場のさらに厄介なことに、単に「苦労」を押し付けてくるだけならともかく、大半はサービス残業で押し付けてくることもあるわけです。
どういうことかですが、直接命令するのではなく仕向けるような感じでさせてくるので、結局無給で「残業」させられてしまうわけですね。
しかも、この手の職場だと押し付けられた「苦労」分の残業代を求める=どちらかというとNGという雰囲気もありまして、表向きはサービス残業しなくてよいという感じなものの、実際は「できればサービス残業がいい」というような雰囲気です。
少なくとも私の経験上はそうでして、例えば上司に仕事の本を読まされたことがありますが(それも就業時間外で)、まずしつこく勧めてはくるものの指示ではなく「読んだ方が良いよ?」と仕向けるようにして読まされたね。
それから、上司に「仕事の本を読む時間は労働時間に含まれますか?」と聞こうものなら
「今は労基法が厳しいけどさぁ、仕事の勉強ぐらいで残業代請求するのは違うだろ?」
と言われることもありました。
こういうような感じで、無給で「俺たちが若かった頃の苦労」を押し付けてくることが多いわけです。
企業体質が古い証拠である
そして何より、やたら「俺らの若い頃は」と主張するということは、大体は企業体質が古い証拠でもあります。
これは体育会系だったり年功序列の傾向が強かったりするなど、他の面でも昔ながらの考え方を引き継いでいたりしています。
私もこの手の職場にいましたが、例えば50~60代の「おじさん社員」の割合が多くて、一言で言うと運動部のような雰囲気でしたね。
例えば、役職か年齢(正確には勤続年数)が上なだけで相手を下に見る傾向がありまして、平気で「お前」と呼んでくることもありましたし、やたら大声を出させられることもありましたね。
他にも、まさに年功序列が強かったです。
例えば5年も勤めてきている先輩がいたのですが、その先輩は一人で仕事ができるどころか、仕事に必要な資格もそれなりに持っていましたし、協力者とか他の社員に指示を出しながら仕事を進めるなどバリバリ仕事をこなしていました。
にも関わらず、5年間ずっと平社員で主任にすらなっていませんでしたね。
他にもいろいろ書くとキリがありませんが、要は「俺らが若い頃は」と昔話してくる職場に限って、大抵は企業体質も古い証拠でもあります。
最後に:上司の昔話をされる職場から転職するためのポイント
ということで以上、「俺が若い頃は」と昔話する職場では働かない方が良い理由について解説していきました。
何より、この言葉がよく出てくるということは大体職場全体でも体質が古い証拠でもある上、単なる自慢話どころかその「苦労」とやらを押し付けられる恐れもあるからですね。
とここまで「働かない方が良い」と主張してきましたが、ただ仕事を辞めるだけでは対症療法的ですし、また似たような職場に転職してしまうと意味がありませんから、最後に次の会社に転職するためのポイントについて解説していきたいと思います。
結論からですが、私がいた建設系など古い業界は避け、できればIT・WEBなどの新しい業界に絞って仕事を探すのがお勧めです。
下記記事でも、デジタル業界に特化した転職サービスを紹介していますので、あわせて見てみて下さい。
そして理由ですが、昔ながらの業界だと考え方や企業体質も古くなる傾向があるからでして、私も建設系の業界で(それも複数社)働いたことがありますがどの会社も昭和体質でしたし、それこそ「俺が若い頃は」と主張してくる人も沢山いましたね。
ですからその逆の新しい業界に絞るのがお勧めとなるのですが、転職する際のポイントとして、とにかく事前にスキルや実務経験が必要になります。
私も、本当に何もない状態で新しい業界に転職しようとしましたが、ほとんどの会社で門前払いされましたから。
といっても、業界未経験だからもうどうすることもできないわけではなくて、例えば副業するだけでもかなり違います。
私の場合だと、当時はWEB業界(ここではSEOの仕事)を狙っていたのですが、ブログ運営を始めて成果もある程度出すだけで書類選考に通った会社も出ました。
したがって、もし昔ながらの業界から脱出したいのであれば、事前に例えば副業だけでも始めて「スキル」を身につけて、それからIT・WEBのような新しい業界の仕事を探してみてはと思います。
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もちろんこの記事を書いている私自身が相談に乗りますし、個別でその人に合ったアドバイスが受けられますので、単にこの記事を読むよりもJTCで消耗しない人生に近づくでしょう。
それでは、今回は以上です。