職場に他人の悪口を言っているところを見聞きしたことがあり、自分の悪口まで聞こえたこともよくあると思います。
私の場合だと、パワハラ再雇用社員が他の社員に対して
「こいつと居ると脳卒中で倒れちまう」
というような事を言いふらしていましたね。
そしてよく言われる「無視」という対策をしても、陰口がなくならない、またはさらに悪化するということすらあるでしょう。
まず結論からですが、そういう職場からは転職することをお勧めします。
もはや悪口が云々というより、職場自体が陰湿ないじめを誘発するような環境と言えるからですね。
元々ストレスが溜まりやすい、あるいは村社会のような職場なために、表面的な現象として悪口云々が顕在化しているわけです。
私の場合ですと、悪口が横行していた当時の職場は、そもそも雰囲気が学校みたいでしたし小さい会社かつ閉鎖的な社風でしたから。
そこで今回は、悪口や陰口が多い職場への対処法は辞めるのが根本策である理由について解説していきたいと思います。
職場が悪口ばかりで辞めたい場合はやはり脱出が一番な理由
一見すると即座に嫌がらせには見えない
まず、悪口などという手の嫌がらせで厄介なのは、一見すると嫌がらせっぽく見えないことです。
殴る蹴るであれば分かりやすいです。このご時世ですし、体罰等には厳しい世の中ですから。
ところが悪口とか陰口の場合、見た感じは単なる愚痴とか世間話に見えますから、相談しても被害妄想のようにしか見えないことが多いです。
私も過去に、人事に計2回パワハラ相談をしたことがありますが、まず1回目に蹴られたことを報告した場合、結構親身になって受け止めてくれました。
人事の表情も「さすがにそれはまずいなぁ」という感じでしたから。
ところが2回目に悪口を言われたことを相談したときだと、1回目ほど親身ではありませんでしたし、「もっと上の上司に相談してみたら」とたらい回しにされましたから。
ですから、殴る蹴るのような物理的な暴力とは違って、相談相手にとってインパクトがないのですから、事件として取り上げようにも厳しいです。
職場自体が学校か村社会に近い
あとは、悪口が横行している時点で職場自体が学校か村社会に近いと言えます。
学生時代で、その生徒が少しでも周囲と変わっていようものなら(変な人とか特別優秀というのは関係なく)、すぐに噂になりますし、場合によっては晒し者とかいじめのターゲットになる場面もあったかと思います。
それと同じで、閉鎖的かつ良くも悪くも周囲との繋がりのような職場の場合、何かあろうものならすぐ噂になってしまいます。
参考までに私の場合だと、当時の職場はまず業界自体が古かったですし、会社規模も小さかったですから、雰囲気もまさに学校と体育会系を混ぜたような感じで、閉鎖的でもありました。
しかも、一緒に現場作業をするたびに人前で罵倒してくる再雇用社員がいましたが、
「こいつと一緒に仕事すると脳卒中で倒れてしまう」
というように、私の悪口を他の社員らに言いふらしていました。
最初はその人個人が悪口好きだと思っていましたが、その言いふらしていた先の社員らと仕事中でも休憩中でもよくおしゃべりをしていたことから、(断定はできませんが)周りの社員と仲はそれなりによかったと伺えます。
ということから、人の悪口をいう人間がいる時点で、本人個人だけでなくその会社全体で村社会のような繋がりがあると言えます。
そもそも、嫌がらせが誘発されるほどストレス自体が多い
最後ですが、職場自体のストレスがそもそも多く、それが嫌がらせを誘発していると言えます。
村社会のように他人の噂話を流したがるのもそうですが、環境のストレスを発散する手段としても悪口を言うなどして嫌がらせするというのもありますね。
(もちろん私はやってはいませんが)特に、他人の悪口を流すことで、その対象者がこき下ろされる分、悪口を流す本人の方が相対的に優位になるので、優越感に浸るには尚更もってこいの手段ですから。
私も、先ほどの悪口が横行していた職場の例ですが、当時はまさにストレスも多い環境で、休みが少なくて土曜出勤もありましたし、現場作業で肉体労働も多く、何と夜勤の現場作業までありましたから、今考えるといついじめが起きてもおかしくない状態でした。
いじめが多い学校は(例外もありますが)そもそも環境がよくないのと同じで、ストレスが多いのも職場での嫌がらせが生まれる原因となります。
さらに上の上司か人事への相談は無駄
となると「でも上の上司か人事に相談すればいいじゃん?」という意見もありますが、結論から言いますと意味がないと言えます。
理由は、加害者とは完全に第三者ではないからですね。
でもありますが、何より加害者側と何らかの繋がりがありますから。あとは、部下を管理する責任もありますが、その責任ゆえに(構造上)見た目だけでもパワハラが無いようにしたくなりがちです。
私の場合だと、まず人事に相談したのですが、(正確には前述のように親身になってくれたこともありますが)私が話している途中でいきなり割り込み、「それって、上の上司にも相談してみればどう?」というような事を言ってたらい回しにされただけでしたね。
そうして上の上司にも相談してみたところ、「組織にいる以上は、それくらい我慢できないと~~」というようなことを言っておしまいでしたから。
なお、先ほどの上の上司についてですが、前述の私の悪口を流していた再雇用社員がその上の上司にも悪口を流していて、悪口を聞いた上の上司もヘラヘラ笑っていましたから、このことからも社内相談窓口というのは加害者と構造上癒着しがちなので、相談しても意味がないと言えます。
最後に:悪口が横行している職場の場合、辞めるのが根本的な
ということで、悪口が横行している職場ですが、根本的な策としてはその職場から逃げることだと言えます。
一見するとその人個人だけが悪口を言っているようにも見えますが、私の経験上、そもそも職場全体が村社会に近く、かつ閉鎖的な場合が多いですし、あとはパワハラや労働条件などストレス自体も多いこともほとんどですから、環境ごと変えてしまうのが良いと言えます。
あと、よく「悪口なんて無視すればいいじゃん?」的な意見も出回っていますが、これも少なくとも私の経験上は逆で、無視しても意味がないどころか、いじめと同じで逆に「こいつは何やっても怒らないからいいや~」という感じで増強することすらありますから。
参考までに私の場合だと、悪口を流されても無反応を心がけましたが、むしろかえって色んな人に言いふらされていましたから。
しかも、社内に相談しても前述のように表面的な対応しかされないことが多いので、私たちができることと言えば、やはり別の職場を探すことだと言えます。
ここで一つアドバイスですが、別の仕事を探すにあたって、使う求人媒体はできるだけ転職エージェントを使った方が良いです。
というのも、まず民間の求人媒体なので、そこそこホワイトな待遇の求人に出会いやすいです。私も実際に使ってみたことがありますが、むしろ見るからにブラックな待遇の求人を探す方が難しかったです。
これは、ハローワークと違って求人を出すのに結構な額の手数料がかかるそうですが、逆に言えばその手数料が払えるだけのしっかりした会社が集まりやすいからですね。
これに加えて転職エージェントであれば、無料で使えるにも関わらず転職サポートが手厚いので、転職活動が上手く行くかどうかの不安も一気になくなりますし、サポートが手厚い分、選考がより通りやすいです。
私も使ってみて分かったのですが、今の状況的にどう対策すれば転職しやすくなるかについて懇切丁寧にアドバイスしてくれますし、応募書類の添削や面接対策もやってくれます。
以上のことから、別の職場を探すためにはできるだけ転職エージェントを使った方が良いわけですね。
ということで、今回は以上です。