説教を受けていると、「なんで?」と永遠に尋問されることも多いかと思います。
それも職場だけではなく学校にいた時までの間、上司や先生、親に
「なんで?」
とか
「なんでそんなこともできないの?」
と無限ループ方式で問い詰められたことも多いでしょう。
一回だけならともかく、何度もなんでなんでと尋問されると、内心「知るかよ」と感じることもあるのではないでしょうか。
そして結論からですが、上司による「なんで」攻撃が酷い職場というのは見切りをつけるべきです。
何より、それ以上勤務していても説教のせいでイライラするだけどころか、今後仕事をしていくうえで「なんで」攻撃は支障にしかならなかったり、ストレスで身体までおかしくなったりすることさえありますからね。
そこで今回は、「なんで?」「なんでそんなこともできないの?」と尋問してくるような職場は具体的になぜ辞めるべきかについて解説していきたいと思います。
「なんでできないの」と聞いてくる上司とは縁を切るのが一番な理由
指導ではなく怒るの自体が目的
「なんで」攻撃は一見すると掘り下げて分析しているようにも見えますが、実は単に尋問しまくって気分が良くなりたいだけの場合がほとんどです。
そしてその証拠に、「なんで」攻撃を受けてみたことがあれば分かると思いますが、普通に答えると「言い訳するな」→「なんで?」→以下無限ループになることがほとんどですからね。
具体例ですが私の場合だと、
「なんで間違えたの?」→理由を答える→「また○○じゃねえか」→「こんなこともできないと社会人として~~」→「なんでこんなこともできないの?」→以下同文
というような感じでした。
ちなみに始めの「なんで間違えたの?」ですが、これも本当に無理やりミスを見つけてから始めてきましたからね。
要は、揚げ足取り→「なんで」攻撃という流れで始まりました。
ですから、もし本当に教育をするのが目的であれば、そういう無駄に尋問する事とか揚げ足取りはしないはずですしそもそも別の聞き方をしてくれるでしょうから、単に憂さ晴らしをするのが目的だと言えます。
結果的に長時間労働
あとは、結果的に長時間労働になる恐れがあります。
ひたすら「なんで?」→「言い訳するな」→・・・を繰り返すのですから、その分だけ結果的にタイムロスが生じます。
それも数十分とか短時間で済むわけはなく、大体一日数時間も縛られるわけですね。
ちなみに私がまさにそうでして、一日に4~5時間は拘束されるのが当たり前でした。
午前に1~2時間、午後に2~3時間は拘束されるのがデフォルトで、酷い時だと夜中の9時を超えたこともあります。
しかも、その日は久々に1時間もない残業で本来は早く帰れたはずなのに、できた仕事を上司に見せに行った途端、「なんで」説教が始まったがために、その後2時間弱も会社に残らないといけなかったこともありましたね。
当時は自転車通勤だったのでまだマシだったものの、これが電車通勤だった場合は終電になることも珍しくないと思います。
以上のような感じで、「なんで?」「なんでこんなこともできないの?」は、読者様が大嫌いな長時間労働も引き起こす恐れもあります。
ストレス蓄積が著しい
そして何より、ストレスの溜まりが著しくなる恐れがあるわけですね。
当たり前ですが毎日説教されても良い気分になることはないでしょうし、「いつになったら帰れるの??」という感じで長時間の拘束自体によるストレスもありますから、ゆっくりと確実にストレス蓄積が進みます。
これがただムカつくだけならともかく、身体とか日常行動にまで悪影響が出ますから、想像以上にダメージを受けます。
私の場合だと、当時はリモートワークが実施されていまして、フルリモートではなく出社日と交互に交じっていたのですが、とある出社日、朝起きた瞬間に一気に気分が悪くなったことがありますね。
身体も起床前は動きにくかった記憶もあります。
あとは、長時間の説教で自炊する時間がなく、夕食はレストラン通いになっていましたが、健康診断の時に高血圧と軽度の肥満、そして内臓脂肪が多いと診断されたことがあります。
ちなみに、よくサラリーマンの生活習慣病が問題になりますが、先ほどの事例から考えても、その食事を我慢すればいいという範囲を超えていて、会社側にも問題があると思います。
ということで、「なんで?」尋問が酷い職場というのは、思っている以上にストレスによる影響が大きいです。
すぐにできる対処法
冒頭のように、「なんで」攻撃の酷い職場はもはや辞めるのが一番ですが、辞めなくてもすぐにできる対処法についても紹介したいと思います。
黙秘
まずは、黙秘することです。
「なんで?」→「言い訳するな」の無限ループが生じるのは、向こう側がすでに無限ループさせるための返答とかストーリーを用意しているからですね。
だから、まともに答えると「言い訳するな」という流れになるように仕組んであるわけです。
となると、相手にとって想定外になるようにすればよく、それは黙ることです。
学校のいじめで、いじめっ子に対して思うつぼにさせないようにするのと同じですね。
ちなみに私もやってみましたが、相手は一瞬戸惑ったような様子を見せましたし、それ以上「なんで」尋問はしませんでした。
しかも、相手は勝手に話を進めてくれますし、自分自身は何も答えなくてよくなるので、体力的に楽というおまけもあります。
ですから、まずは黙秘がよいでしょう。
「もう帰っていいよ」と言われたら帰る
あくまで「もしあれば」の話ですが、説教してくる相手が「もう帰っていいよ」というようなことを言ってきたら、そのまま帰ったほうがよいです。
責任感の関係でつい残ってしまいがちですが、残ってもそのまま説教が続くだけですからね。
何度もお伝えしますが、「なんで」攻撃はまともに付き合うと終わりがありません。
ですので、早く帰るためにもストレスを減らすためにも、「もう帰っていいよ」と言われたら従ったほうがよいです。
私も、「でも帰っちゃだめだよな」と思ってつい残ってしまったせいで、そのまま別のミスについても叱責されては「なんで」尋問を食らった結果、夜中の9時まで会社に居たこともありますからね。
ですから、責任感云々ではなくて、許可されたらそのまま帰るのが賢明です。
最後に:やはり環境を変えるのが根本的な対策
ということで、なんでなんでうるさい職場への一番の対策は環境を変えることである理由について解説していきました。
上の上司に相談するという手もありそうですが、実はあまり意味がないです。
というのも、部下である加害者側と利害関係があり、
のように被害者のせいにされることがほとんどだからですね。
しかも、基本的にはその加害者と年単位で一緒に仕事をするでしょうし、ストレスを長期間浴びることになりかねません。
これが単にムカつくだけならともかく、体調とか生活習慣にまでじわじわと悪影響が出ますから、そういうストレスの元を絶つという意味でも、環境自体を変えるのが根本的な策だと言えます。
最後に一つアドバイスですが、仕事を探すための求人媒体はできるだけ転職エージェントを使った方が良いです。
というのも、まず民間の求人媒体なので、ホワイトな待遇の求人も見つかりやすいからです。私も使ったことがあるのですが、むしろショボそうな会社を見つける方が大変でした。
どうしてホワイトな待遇の求人が見つかりやすいかですが、ハローワークと違って企業側にとって求人を出すのに高い手数料がかかるため、逆に言えばそれだけしっかりした会社が集まりやすいからです。
もう一つですが、転職サポートが手厚い分、転職活動が上手く行くかどうかの不安も一気になくなりますし、選考も通りやすいです。
これも私が使ってみて分かったことですが、今の経歴やスキル的にどう対策すれば転職しやすくなるかを細かくアドバイスしてくれますし、応募書類の添削や面接対策もあって、例えば気が付かなかった自分の悪い癖も教えてくれます。
しかも、転職サポートも含めて無料で使うことができますので、仕事を探すときはできるだけ転職エージェントを使った方が良いわけですね。
それでは、今回は以上となります。